報道センターNBC

緊急のお知らせです。

今日夕方のニュース番組「報道センターNBC」を、どうぞご覧ください。

石木ダム問題について特集コーナーがあります。

予告欄にはこのように書かれています。

 

石木ダム建設事業 利水の観点から考える

報道センター特集はこう着状態が続く石木ダム建設事業について
利水の観点から考えます。
川棚町に計画されている石木ダム建設事業について
県と佐世保市が土地の強制収用に道を開く事業認定を国に申請してから
11月で丸2年が経ちました。
事業を推進する行政側とダム建設に反対する市民団体の主張を通して
利水の観点から改めて石木ダム問題を考えます。
 
 
時間のある方は是非チャンネルを合わせて下さいね。

 

これでいいのか!長崎県

昨日お知らせしたシンポジウムに参加してきました。

感想としては、まさに「これでいいのか!」でした。

 

県内の4大懸案問題(諫早湾開門、県庁舎移転、新幹線、石木ダム)、

そして、今年、日本の最重要課題となった原発問題についてのシンポジウムだというのに、

参加者は多いとは言えず、また若い人も見受けられませんでした。

長崎市の若者よ、これでいいのか!

 

新幹線と県庁舎問題を語って下さったのは、前長崎市議会議員の中村すみ代さん。

諫早-長崎間の新規着工の見通し、フリーゲージトレインの開発について、

新庁舎予定地の津波・液状化問題など、いろいろな現状報告がありましたが、

一番驚いたのは財源、税収の問題でした。

県税は平成19年度から下降の一途。

19年度の1213億円から下がり続けて、22年度は929億円でした。

なんと284億円、23.4%もダウン!

地方交付税は17年度から下がり続けています。

6年前2357億円だったのが、昨年度は2069億円。

こちらは288億円、12.2%のダウンです。

 

こんなひどい状況だったとは・・・それでもまだムダな公共事業を続ける?

長崎県民よ、これでいいのか!

 

諫早湾開門について語って下さったのは、雲仙市議会議員で漁師の小畑吉時さん。

難しい話は一切無しで、ご自身の生い立ちやご家族のことも交えながら、

漁師としての海への熱い思いを涙ながらに話されました。

タイラギ・アサリが全く取れなくなった。

回遊魚が来なくなった。

「なのに、どうして、長崎の漁民の方は他県のように団結して開門要求しないのですか?」

と懇親会の席で尋ねたら、

「それは金ですよ。金をもらったら何も言えません。

陰で私に、よう言うてくれた、もっと言ってくれ、と言います」とのこと。

長崎の海の男たちよ、これでいいのか!

 

新上五島町議の歌野礼さんは、若いけど、たいへんしっかりしたお話をされました。

ご両親と共に反原発活動をなさっているのは知ってましたが、

まず離島振興法の話から入って、離島の現実を語られました。

その現実がもたらす人材流失、人口減少。

そこにつけ込んで、嫌われる施設(ゴミ処理場や原発など)が持ち込まれやすい。

その例として祝島の話と、そこで頑張ってる島民の話など。

 

長崎は日本で一番島が多い県なのに、離島のこと何も考えてなかった私よ、これでいいのか!

と反省しました。

 

石木ダムのことも、私なりに精一杯伝えたつもりですが、

短時間で話せることには限りがあります。

そこで、全国集会の時の資料を持参していましたので、

「もっと詳しく知りたい方は是非こちらを読んで下さい。1部200円です」と宣伝。

予想に反して、ほとんどの方が買って下さいました。

 

会場に集まった方は少なかったけど、

あの方たちから、少しずつ情報が広がっていくことを期待します。

石木ダムのことも、原発のことも、新幹線や県庁舎のことも、諫早湾のことも。

 

これでいいわけがない長崎県を、変えるのは私たち一人ひとり、ですよね  

 

県の杜撰な計画

工程表、国への報告ずさん 共産県委が指摘

 共産党県委員会は、1、2両日に行った政府要望・交渉の内容について9日、発表。県と佐世保市が東彼川棚町に計画している石木ダム建設事業の工程表について「国と県民への示し方が違う。(国への)結果報告がずさんだ」と指摘したことを報告した。

 同事業について、国の要請を受けた県は昨年から再検証作業を実施し、7月、事業継続の対応方針を国に報告した。

 工程表について同委員会は、県が国に「当初計画からの変更はない」と報告しているが、県のホームページで公開しているものと「異なる」と指摘。二つの工程表は本体工事の期間が異なり、国への報告では、完成前に試験的にダムに水をためて安全性を確認する試験湛水(たんすい)の期間が短くなっているとして「安全対策の軽視だ」と訴えた。

 これに対し県は「工事が遅れているのは事実だが、工夫して進めれば予定通り達成できる」としている。

 

11月10日、長崎新聞の記事です。

共産党長崎県委員会は今月初め(1日と2日)、

外務省、経産省、厚労省、農林水産省、国交省を回り、多岐にわたる問題で交渉を行い、

その結果報告の記者会見が、昨日9日開かれました。

その報告の中から、石木ダム問題だけが記事になっています。

 

どこがそんなに重要なのか・・・ピンとこない人も多いでしょう。

石木ダムホームページなどで県が県民に対して説明している工程表(計画)では、

① ダム本体の工事を始めるのが平成24年からとなっているのに、
  国への報告では平成25年からとしている。

② ダム本体工事は平成27年に完了となっているのに、
  国への報告では平成28年に変更している。

しかし最終完成年度は同じという不思議。(試験湛水の期間を短縮?)

 

つまり2つの工程表が存在し、どちらかが偽りのものだとY議員は国に直訴したのです。

国交省のお役人は、

「もう一つの工程表のことは知らない。国に提出されたものを検討するだけだ」と一蹴。

 

私も始めは、ホームページの修正更新が遅れているだけではないのかな?

と軽く考えていました。

 

でも、よくよく考えると、これは大きな問題が潜んでいるように思えてきました。

 

①付替え道路工事の着工は予定では平成21年度。

 地権者の強い抵抗でなかなか踏み切れず、年度末の22年3月24日抜き打ちで始めました。

 しかし、その後も粘り強い阻止行動にあい、7月23日に工事を中断。

 そのまま現在に至っています。

 ということは、すでに予定よりも1年半近い遅れが出ているのです。

 本体工事の着工や完了時期が遅れてくるのは当然です。

 

②県はそれをなぜ認め公表しないのでしょう?

 ホームページの修正くらい簡単なはずなのに、なぜしないのでしょう?

 国には現状に合わせた新たな工程表で説明し、県民にはそれを隠している?

 

③それこそがお役人の体質だと気づきました。

 一度決めたら、なかなか変更を許さない。世の中の変化に即した対応をしようとしない。

 現実から目を背けてきた結果が、あのメチャクチャな水需要予測ですが、

 ここでも同じことが言えそうです。

 
④国への報告に、「こういう予定でしたが地権者が頑固でね〜このように変えました〜」

 なんて正直には書けないのでしょう。

 それこそ実現性の評価が下がるから。

 実現性の薄い事業に補助金を費やすのは、たいへんな無駄遣いになるからです。

 

こうやって、都合の悪い情報は表に出さず、内々に処理して辻褄合わせ・・

長崎県に限らず、多くの県も国も、お役人さんたちはこんなふうに仕事なさってきたんでしょうね〜

その処理の上手な方ほど出世なさったりして・・?

 

でも、これを記事にした小西記者は、ちゃんと県の言い分も確かめていますね。

「工事が遅れているのは事実だが、工夫して進めれば予定通り達成できる」

と答えたそうです。

 

工夫して進めれば予定通り達成できるって!?

 

21年度から着工して28年度に終わらせようという、つまり8カ年計画のうち、

すでに1年半が過ぎているのに、予定通り終わらせる?

それって、手抜き工事じゃないですか?

冗談じゃありません!

 

それとも、当初計画ではダラダラと時間とお金をかけてやるつもりだった?

 

いかに頭のよいエリート集団でも、無理な辻褄合わせはお疲れでしょう?

もう無理はよしましょうよ。

現実をしっかり見て、

実現性の無さを認めて、

早く引き返しませんか?

楽になりますよ。 


「日刊SPA!」に 石木ダム登場!

皆さん、「日刊SPA!」のこの記事をお読みください。

http://nikkan-spa.jp/83203

ライターはジャーナリストの「まさのあつこ」さん。

『ダム日記2』でお馴染みのまさのさん。

全国集会の後お会いしたのですが、

あのブログから受ける、強くて逞しい記者のイメージとは全然違って、

小柄で素敵な女性でした。

 

10月23日の現地見学会と全国集会で見たこと、聞いたこと、

その後の取材でわかったこと・・

短期間でよくこれほどの記事が書けるものだと驚きました。

 

全文を紹介したいところですが、ぐっと我慢して、一部分だけ・・・

 

タイトルはこれ

       ↓

50年前の長崎県石木ダム建設計画に税金投入

 

「私たちのふるさとには、代替案はないんですよ」

石木ダム建設予定地の長崎県川棚町に暮らす岩下和雄さん(64歳)は、国土交通省に要請された県の「ダム見直し結果」を見てそう語った。

こんな魅力的な書きだしで始まり、

◆半世紀前の計画が、目的を次々と変えて生きている

◆工事費捻出による水道料金値上げを隠すため、一般会計から10億円を補填

◆ダム推進派に県が補助金を出している

と、ズバズバ疑惑に切り込んでいく。

県や市にもちゃんと取材し、ウラを取っているのがよくわかる。

さすが、仕分け人!(事業仕分け第1弾の、仕分け人のお一人でした)

 

本当に大事なこと、県民が知っておくべきことが書かれています。

是非読んでください。

そして、周りの方にも伝えて頂けたら…と思います。 

 

「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」報告 その2

全国集会の報告その2は、予告通りアンケート結果についてお伝えします。

回答者総数は、145人。

来場者の正確な数はわかりませんが、(見た感じでは500人近くいらしたような気はしましたが…)

資料の袋をお渡しした数は454人。

それでいくと、約3人に1人の方がアンケートに応えて下さったことになり・・・

このような高い回答率というのはなかなかありませんよね。

しかも、感想がびっしり書かれているものも多く、裏にまでかいて下さった方が何人も…

事務局一同、大変有り難く、じっくり読ませて頂いているところです。

 

アンケート項目ごとに見ていくと、


1. あなたの年代を教えてください。
   
   20代=2名  30代=8名  40代=5名  50代=29名
   60代=58名  70代=37名  80代以上=5名  不明=1名
    
2. どちらから いらっしゃいましたか?
   
   佐世保市=71名  川棚町=13名  長崎市=16名
   その他の長崎県内=26名  長崎県外=19名 
 
3. 今日の集会は、どのようにしてお知りになりましたか?
 
   新聞・テレビ=6名  チラシ=38名  知人・友人=46名
   団体=50名  その他=14名  
   水源連=15名  
   ライフさせぼ=4名
   
4. 集会に参加して、石木ダム問題について、どのように思われましたか?
   
   計画通り建設する=1名
   計画を止める=143名
   その他=1名
6.「石木ダム問題」を考えていくために、どんな企画を希望されますか?
  
   現地見学会=72名  講演会=28名
   意見交換会=46名  研究発表会=22名
   
   その他として各自、自由に記述してもらった中で複数の方が書かれていたものは、
   ・絵画展や写真展、川原合唱団を呼んでのコンサート、アンケート
   ・スケッチ大会、ウォーキング大会、釣り大会、自然観察会、川遊び、援農
   ・促進派との討論会、ミニ学習会を継続的に各地で開催、地元と市民との対談
   ・街頭チラシ配布を継続的に、ブックレットの発行
このような結果になりました。

5番の項目は「集会のご感想をどうぞ」というもので、ここに多くの熱い感想が寄せられていました。
県外の方の感想の多くは、水源連のメンバーの方々なので、
ご自分の体験を通してのアドバイスや、共通の思いも綴られていましたが、
集会の成功を祝い、実行委員への温かな労いや賞賛の言葉がたくさん寄せられました。
特に印象的だった感想文の要旨をご紹介すると、
・熱意にあふれていて感激しました。
 行政のヤラセに負けないでください。私たちもヤラセと闘っています。(香川県:内海ダム)

・2つの講演が非常に良くまとめられており、わかりやすかったです。
 地権者の方が若くてしっかりしていることに驚きました。
 「水のことを一緒に考えよう」という姿勢がとても新世代的で新鮮でした。
 川内野さんのような人材をもっと活かして頂きたいと思いました。
 非常に説得力のあるお話が多く、感銘を受けました。(秋田県:成瀬ダム)
・会の運営がとてもスムーズで素晴らしかった。大変わかりやすくてよかった。
 本日の成果を是非佐世保市民に広げて行って下さい。
 川辺川では、ダムの受益者のはずの農民と人吉市民がダムの不要性を明らかにし、
 予定地の村長を動かし、知事を動かした。
 市民へのミニ学習会を広く継続的に続けていくことが大事です。(熊本:川辺川ダム)

県内から寄せられた感想の多くは、同じ県民として、
石木ダムの不要性を明らかにした佐世保市民と、断固反対し続ける地元地権者への感謝がほとんど。
少しだけご紹介すると、
・反対し続ける地権者の皆さんの姿に、人間の尊厳と誇りのようなものを感じました。
 嘘で固められた原発同様、ダムは無駄という真実が明らかにされることを確信しました。(長崎市)
・もっと水源林を守る活動を!
 節水を進める松山市では食器洗い機購入に補助が出て節水効果が上がっている。
 佐世保以北は全国でも有数の地滑り地域。山の水を抜くだけで結構利用できるのでは?(大村市)
・嶋津さんの市民による検証発表が非常に明解で、石木ダムは全く不要であることがよくわかった。
 「佐世保市民の声」の各々の方の話も、とても面白かったです。
 県との討論会を開き、県民にテレビで見てもらったらどうでしょう?(長崎市)

さて、肝心の佐世保市民の感想はどうだったかというと…
こちらも圧倒的に、石木ダムが要らないという根拠がよくわかった!というものばかり。
たいへん嬉しい感想です。
私たちが一番目標としていたことですから。
こちらも具体的な例を少しだけ?ご紹介します。
・綿密に調査された資料を見せて頂き、本当にダムは要らないと思いました。
 県や市の役人もこのことを知ってほしいです。
 ダムを造るためのでたらめなデータを市民に伝えないでほしいです。
 市民として水不足の時は節水を頑張ります。
 もっと佐世保にも水資源は有ると思います。猫山ダムも利用できるのではないかと思います。
 水不足で命を失くした人はいませんでした。ダムを造るなんて本当に不必要だと思います。
 今日ここに来てみて本当に良かったです。(60代)
・集会参加者が多く、ダム問題を真剣に考えている人が沢山いることを嬉しく思いました。
 難しいことはあまり分かりませんが、自然を破壊すると二度と元には戻りません。
 また、日常生活で佐世保市が水不足だとは認識していません。(50代)
・ダムの必要性がこれほどあらゆる面から否定されているのに、中止にならないのがわからない。
 知事や議会を説得するにはどうすればいいのだろうかと思う。(60代)
・今本先生、嶋津先生の話も具体的で本当に分かりやすかった。
 私は川棚生まれで、現地にも時々遊びに行っている。大好きな場所です。
 水道料金、ムダな税金をもう使ってほしくない。(60代)
・40年来の闘いの継続・団結に敬服します。
 この問題の本質は、人間が自然とどう関わっていくのか、ということだと思います。(40代)
・今日の集会では驚くデータばかり(使用量予想の推移など)このデータは市民に知らせるべき。
 長崎県・佐世保市は、東電や国の官僚と同じだと思った。
 造ったら、だれが得をするんだろう?(30代)
・私は左派ではない。現実派です。石木ダムを造れば水道代が上がる。
 また、美しい自然も残したい。ダムよりもまず漏水対策をやるべき。
 行政も市民の目線に沿ってとりくんでほしい。(60代)
・平成6年の大渇水の時広島にいた。幼いながら毎日8時間以上の断水があったことを覚えている。
 あの時の断水とダム建設は関係ないというのが、私の意見です。
 初めてこのような集会に参加しました。
 地元の方が粘り強く耐えてきたことにびっくりしました。
 このように何十年という歴史があったことなど知りもしませんでした。
 今回参加して良かったと思っております。(20代)
・専門家によるデータや資料が欲しかったので、実に良かったと思います。
 今後、フェイスブックにて訴えていきたいと思います。(50代)
・3時間があっという間でした。言葉が合っているかどうか分かりませんが、楽しく参加できました。
 そして、自分に何ができるか考えさせられる集会でした。(50代)
・早く中止になればと願います。
 自宅近くにダムがあるのですが、雨が降るたびにあふれて放水しています。水は足りているのです。
 ただ公共事業をしたいための計画だと思います。一緒に頑張りましょう。(50代)
・自分の石木ダムについての認識不足を痛感しました。
 高田元知事の機動隊導入は、当時関心の無かった私もTVを見て腹が立った一人です。
 長崎はなんで出来そこないの知事ばかりなんでしょう。(70代)
・きちんとしたデータで、佐世保市の水は十分足りていることを確信できた。
 30数年間闘ってこられた石木の方に頭が下がる思いです。
 水が足りないと煽って、公共事業がやりたい政治家と業者の姿が目に浮かびます。
 佐賀県知事と九電のような関係が長崎でもあるのではないかと思いました。
 今日のことを周りの人に話します。(50代)
・呼びかけを他の人にもしたらよかったなあ。
 切実な市民の問題であると認識しました。(70代)

まだまだたくさんのご感想をお寄せ頂きました。
皆さん、本当にありがとうございました。
頂いたご感想、ご意見を糧に、これからもボチボチ取り組んでいきたいと思います。
皆さんとご一緒に…    

「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」の報告

全国集会当日は、たくさんの皆さんにお手伝い頂きました。

仕事をやりくりして時間を作って下さった方、遠くから早起きして駆けつけて下さった方など…

そのお一人、諫早のOさんから昨日、全国集会の様子を撮った写真が送られてきましたので、

その写真を交えながら、当日のご報告を致します。

 

まず、全容を新聞記事からお伝えします。

 

続いては、朝日新聞の記事。

 

この記事は、なんと、朝日新聞地方版ランキングで全国1位(26日)になったというのですから驚きです!

 

さて、本題です。

この日のプログラムは以下の通りでした。

 

総合司会をやってくれたあっこさん、お疲れ様でした!

 

オープニングは、1982年の強制測量の映像と、

そのことを歌った歌『心に杭は打たせない』の合唱です。

黄緑の川原Tシャツを着て歌うのは、地権者の女性たち。

優しくて逞しい、肝っ玉母さんぞろいです。

後ろに控えし男性合唱団は、長崎の男声合唱団「ながせん」。

このメンバーで「石木川まもり隊うたう会」として、9月に演奏交流会にも出場しました〜

 

主催者挨拶の後は、来賓の挨拶。

トップバッターは、民主党参議院議員で、「公共事業チェック議員の会」会長の松野信夫氏。

政府与党の一員としても、熊本の川辺川を中止に追い込んだ一人としても、

石木ダムを撤回させよう!と熱いエールを頂きました。

 

続いて、社民党衆議院議員の中島隆俊氏です。

昨年の国土交通委員会では、石木ダム建設の不必要さをしっかりアピールして頂きました。

引き続き頑張って下さっています。

 

長崎県議会議員運営委員長の末次精一氏。

佐世保市選出です。保守系です。

「なんで石木ダムに反対すっと?もう応援せんばい!」と支持者に攻撃されながらも、

信念を曲げず、コツコツと周りを説得する、正義感と人情に厚い政治家!です。

 

県議会で唯一「石木ダム反対」を明言している共産党の堀江ひとみ氏。

本会議でも、その爽やかな弁舌で、佐世保市の水需要予測を一刀両断されました。

 

さあ、いよいよ本編の始まり、始まり〜

基調講演をして下さったのは、京都大学名誉教授の今本博健氏。

河川工学の専門家で、淀川水系流域委員会の元委員長。

かつてはダムを造る側であった方が、いま「ダムは国を滅ぼす」と言う。

なぜか?

その思いを熱く語って頂きました。

 

続いて登壇されたのは、水源開発問題全国連絡会(水源連)共同代表の嶋津暉之氏。

今年初めから、私たち(当集会実行委員会メンバー)と共に、

「市民の手による石木ダム事業検証」に精力的に取り組んで下さいました。

その結果発表をして頂きました。

いつもは少々早口な方ですが、この日は市民の意識に合わせて、ゆっくりとわかりやすく話して頂き、

「これならダムは要らん!その根拠がよくわかった!」との感想がたくさん寄せられ、たいへん好評でした。

真剣に耳を傾ける会場の人々。

 

地元地権者を代表して、J君からのメッセージです。

大勢の聴衆の前でも気負わず、自然体で、たいへん心に沁みるお話でした。

佐世保市民を、自分たちの土地を取り上げようとする人たちというふうには思わない、

あなたたちも被害者かもしれない、一緒に水のことを考えていきましょう、

というメッセージが深く心に残りました。

 

これで前半終了です。

10分間休憩の後、後半の最初は、「川原のうた」のビデオ上映。

昨年の今ごろ、川棚町の文化祭で歌われたときの映像です。

ダム問題で町が二分されている状態、石木ダムがタブー視されている川棚町で、

地元地権者によるこの合唱に、その日最大の拍手が送られたと聞きました。

http://www.youtube.com/watch?v=gNHka_L2BIc&feature=related

(全国集会で上映された映像ではありませんが、上をクリックしても歌は聴けます)

 

続いては、座談会「佐世保市民の声」

 

一般主婦のMさん、環境カウンセラーの川内野さん、

佐世保市議の山下さんと速見さんの4人の方に参加してもらい、

石木ダムのことを佐世保市民はどう思っているのか?

賛成、反対、わからない…いろんな声が聞こえてくるが、

必要だと思っている人の理由は何か?

わからないと思っている人には、どのようなことを伝えたいか、等々話してもらいました。

 

例えば大渇水の時の断水の苦労は二度と経験したくないと思っている人が結構いるけれど、

あの平成6年から7年にかけての大渇水は、佐世保だけでなく西日本全域でおこったこと、

その教訓が節水条例や漏水対策で活かされてきた他都市と、

石木ダム建設に頼るばかりで対策を怠ってきた佐世保市との違いが明らかにされたり、

佐世保市民にとって実はダム建設が大きな負担増となって、

水道料金値上げだけでなく一般会計にも響いていること、

ダム建設が及ぼす生態系の破壊がどれほど大きな損失に繋がるか、

絶滅危惧種に詳しい専門家の貴重なお話なども聞けて、

会場の皆さんも興味津々の表情でした。

 

その佐世保市民の声に続くのは・・・「全国からの声」

全国のダム反対運動の実情を一番よく知る「水源連」の遠藤共同代表。

いま国が行っている「検証」がいかにいい加減なものであるか、

石木ダムだけじゃない、全国の仲間が闘っている、

その仲間が、ここにこんなに応援に来ましたよ〜と紹介してくれました。

北は北海道(当別ダムなど)から、

秋田(成瀬ダム)、茨城(八ッ場ダムをストップさせる茨城の会)、岐阜(徳山ダム)、

香川(内海ダム)、山口(平瀬ダム)、等々、

南は熊本(川辺川ダム)まで、たくさんの皆さんのエールを頂きました。

 

そして、最後に登壇した議員

民主党参議院議員、「公共事業チェック議員の会」事務局長の大河原雅子氏は、

「今日、ここに来れて、この場に参加できて本当に良かった!」と、

感動で言葉を詰まらせながら、感想を述べて下さいました。

 

続いて以下の集会決議文を採択し、

 

 

最後に、地権者で、実行委員長の岩下さん(石木ダム建設絶対反対同盟)から挨拶。

(この写真が残念ながらありません!)

 

岩下さんは、

「自分たちの思いは、今日の資料に同封した文章を読んでください、そこにすべて書いています」

「とにかく、私たちの住む川原に足を運んで下さい。私たちはいつでも歓迎します」と結びました。

 

こちらが、その文章の最初のページです。

年表も付いています。

 

 

このような資料が数ページにわたって綴じられています。

 

他にも、事務局発行の新聞や八ッ場ダムのチラシなど同封しました。

また、

こちらは、「石木川まもり隊」発行のパンフレット。

市民向けに「石木ダム事業検証」をわかりやすくまとめてみました。

 

以上、簡単に?「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」についてお伝えしました。

明日は、アンケートの結果を報告します。

 

石木ダムはいらない!

「おめでとうー、大成功だね!お客さんがいっぱいで、よかったねー」

「今日の集会に来て、本当によかった!こんなことなら、友だちを誘うんだったな…」

「嶋津先生の話、すごくわかりやすかった、私でもこれなら石木ダムは要らない!って理解できたもん」

 

などなど、終了と同時にたくさんの嬉しい感想が寄せられた。

が、正直なところ、事務局スタッフ一同、集会をプログラム通りに進行させることで頭がいっぱい…

会場の反応など感じる余裕はなかった。

 

翌日の新聞報道で、夢でなかったことを確認。

http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20111024/08.shtml

長崎新聞 2011年10月24日

「石木ダムいらない」 佐世保で建設反対集会

(写真)約500人が集まった石木ダム建設事業に反対する全国集会=佐世保市コミュニティセンター

 

ホッとする間もなく、県庁へ申し入れに行く。

昨日の集会で採択した決議文を県に突きつけ、事業の撤回を求めるために。

いつものメンバーだけでなく、水源連事務局のダム問題専門家の皆さんや、

それぞれの地域で先頭に立って活躍なさっているベテランの方々も加わって、

いつもと違う雰囲気の交渉に、県側の皆さんもタジタジ…。

2時間を超える意見交換ができた。

http://www2.nbc-nagasaki.co.jp/houdou/index.php?itemid=12555

報道センターNBC 2011年10月24日

 

また、翌日25日には、全国集会に参加なさった熊本の方から、

たいへん嬉しい感想と温かなメッセージを頂いたので、ご紹介したい。

 

皆さま
23日の集会は、本当にご苦労様でした。
今本先生と嶋津さんのプレゼンも非常に分かりやすかったし、
後半の松本さんがコーディネートされた、
市民の視線で見た石木ダム問題もとてもよかったと思います。
内容も、時間配分も、雰囲気も、わかりやすさも、
どれをとっても素晴らしくて、あっという間の3時間でした。
絶対石木ダムは阻止できると確信しました。

私は、川辺川ダム反対に携わってきて18年経ちました。
川辺川の場合は、水没予定地(五木)の反対が終息した後の、
下流域からの反対運動だったので、
本当に厳しい戦いでした。
しかし、「ダムは治水でも利水でもいらない」ことをずっと訴え、
球磨川漁協がダム本体着工を阻止し、
「受益者」であるはずの農民が裁判で勝利し、
ダム予定地の相良村長と
最大の治水の「受益地」であるはずの人吉市長が反対し、
県知事がダム反対し、
政権交替で国交大臣のダム反対に至ったという、
本当に苦しく厳しい戦いでした。

石木ダムでは、岩下さんら地権者の人たちと、
佐世保の人たちが一緒に戦えば、
絶対石木ダムは阻止できると思います。
しかし、佐世保市長も急には変わらないと思います。
とにかく、これからも戦いを継続していかれることが
大切だと思います。
石木ダムは、治水でも利水でも不要であることが、非常に分かりやすく、
市民に訴えやすいと思います。
川辺川も、ダムを造りたい人々は、いまだ全くあきらめていないので、
これからもずっと戦っていかなければ、必ず反撃にあいます。
これからも連携を深め、
がんばりましょう。よろしくお願いします。


ここは残さんば・・・

たった二日間でしたが、「石木川流域の写真と絵画展」大成功でした。

14日は、一日中雨だったのに、13日以上の来場者がありました。

テレビや新聞で報道して頂いたおかげですね。

清流の美しさに釘づけになる人、

里山の風景に見入る人、

絵画をじっくり眺める人・・・

それぞれが楽しんで下さったようです。

 この元気な魚や虫たちの絵を描いたのは、

この元気な少年です。

いつも自宅前の石木川で遊んでいます。

川は公園であり学校でもあるようです。

いいえ、石木川は彼の友だちなのかもしれません。

 

こんな写真を見ながら、多くの人たちがつぶやきます。

「よかとこやね〜」

「まだこんなとこが残っとっとね〜」

「ここは残さんばね〜」

 

でしょう〜?

ですよね〜 

 

 

石木川流域の写真と絵画展

 

まもなく開催!

8月好評だった「水の日パネル展」

中でも、川原の写真が大好評でした。

気を良くした私たちは、新たに写真と絵の作品を募集し、再びアルカスで開催します。

 

つい最近、この地域に住む人が撮った写真です。

川棚のシンボル虚空蔵山と、森と田畑と、小さな清流「石木川」

河原の草むらを赤く縁取る彼岸花。

懐かしい秋景色が昔のまんま、残っています。

 

流域の子どもたちは、川で遊び、川で学び、川で食材もゲット?

暮らしの中になくてはならないもの・・・それが石木川なのです。