三猿同然の佐世保市水道局

 

おなじみ川原地区のシンボル、三猿の櫓です。

県職員の甘い誘いや脅しなど、いっさい「見ざる言わざる聞かざる」の意思表示。

昭和50年代のはじめ頃に地元住民によって建てられ、この信念のもと今も強い団結が続いている。

 

それを見習ってか?このところ、佐世保市水道局も三猿状態です。

『ダム検証のあり方を問う科学者の会』からの二度にわたる意見書を無視!

水需要予測について具体的に指摘され批判されても、何の反論もせず、

ただ「見直すつもりはない」の一点張り。

まさに「見ざる、聞かざる、言わざる」のお猿さんそのまんまです。

 

お猿さんならそれでもいいけれど、

公営企業である水道局がそんなことでいいのですか?

水道局は市、つまり行政と一体になって運営しています。説明責任を果たすべきです。

 

そうしないのは、科学者の会の指摘(佐世保市の水需給計画は非科学的・恣意的で、

石木ダムを造らんがためのもの)が当たっているからでしょうか。

それを自覚しているから、反論する術もなく、無視せざるを得ないのでしょうか。

 

しかし、「科学者の会」の先生方にしてみれば、怒り心頭です。

ご多忙な現役&OBの一流の科学者の先生方が、西の果ての一都市の水事情について、

これほど真剣に分析研究し、提言をまとめてくださったというのに・・・

それを無視されたのですから!

 

8月1日、ついに先生方は、

この再評価を審議した「佐世保市上下水道事業経営検討委員会」に呼びかけました。

以下、その申し入れ文書です。

 

 

2013年8月1日

佐世保市上下水道事業経営検討委員会

委員長  後藤 惠之輔 様

委員   各位

 

 

佐世保市水道の新水需給計画に関する公開討論会の申し入れ

 

「ダム検証のあり方を問う科学者の会」は去る3月11日に朝長則男佐世保市長に「佐世保市水道の新水需給計画についての意見書」を、7月8日に「佐世保市水道の新水需給計画についての意見書(その2)—長崎市・水需給計画と比べてあまりにも非科学的な佐世保市・水需給計画の抜本的な見直しを求める—」を提出しました。その要点はつぎのとおりです。

① 佐世保市水道の水需要は近年は減少の一途を辿っており、今後も人口の減少とともに縮小していくことは必至である。長崎市水道も水需要の動向は同じであって、長崎市は実績の傾向を踏まえ、水需要が長期的に減少していくとの予測を行っている。

② ところが、佐世保市は、水需要が将来は反転して一挙に急増していくという架空の予測を行っている。佐世保市が長崎市のように実績重視の科学的な予測を行わないのは、石木ダム計画への参画を理由づけるために他ならない。

③ さらに佐世保市が長崎市のように利用の実態に合わせて保有水源を正しく評価すれば、佐世保市水道の保有水源は大幅に増加するので、水需給に十分な余裕が得られ、石木ダムは全く無用のものとなる。

 

この意見書に対して、川久保昭・佐世保市水道事業及び下水道事業管理者から7月24日付けで文書による回答があったものの、「現時点において水需要予測の見直しは必要ないものと判断しています。」と答えるのみで、当会が指摘した問題点については一切の説明がなく「回答」の名に全く値しないものでした。

 

佐世保市水道の新水需給計画に関しては貴委員会が3月14日に市に答申書を提出し、その計画を承認しており、この計画の是非について貴委員会も重要な責任を負っています。

 

つきましては、佐世保市水道の新水需給計画について、貴委員会のメンバーと私たち「科学者の会」のメンバーが率直な意見交換、議論を行うことが必要と考えますので、その公開討論会の開催を貴委員会の各位に申し入れます。

公開討論会の日時、場所は相互の都合を調整したうえで決めたいと思います。

貴委員会の方々が学者の良心としてこの申し入れを受けることを強く要望します。

8月16日(金)までに文書でご回答ください。

 

ところが、期限を過ぎても、回答が届かない。

10日過ぎても届かない。

科学者の会は、委員会の事務局である水道局の経営管理課に問い合わせたそうです。

 

〇 8月1日付けで委員8人用に送った申し入れ書は各委員に配ったのか。

   後藤委員長に送ったところ、各委員が個別に対応することではないので、

   次回の委員会で話し合って対応を決めることにするという指示があった。

   したがって、各委員には配っていない。10月の委員会で配布する。

〇 次の委員会はいつ開かれるのか。

   毎年、10月に水道局下水道局の決算報告のために開かれる。今年の日程は未定である。

 

このやり取りを知って、私は、佐世保市民として恥ずかしくてなりませんでした。

私が知っている水道局職員の皆さんは、こんな不誠実な方々ではありません。

自分たちの考えは絶対であり、いかなる異論も批判も受け付けない、聴く耳は持たない?

いつからこんな体質に変化していったのでしょう。

誰がそうさせているのでしょう。。

 

 

付録:「ダム検証のあり方を問う科学者の会」メンバー

今本博健(京都大学名誉教授)(代表)

川村晃生(慶応大学名誉教授)(代表)

宇沢弘文(東京大学名誉教授)

牛山積(早稲田大学名誉教授)

大熊孝(新潟大学名誉教授)

奥西一夫(京都大学名誉教授)

関良基(拓殖大学准教授)(事務局)

冨永靖徳(お茶の水女子大学名誉教授)

西薗大実(群馬大学教授)

原科幸彦(東京工業大学名誉教授)

湯浅欽史(元都立大学教授)

など賛同者 125人

 

署名活動始めます!

ついに始まりました!

石木ダムを止める全国規模の署名活動です。

北は北海道から南は・・熊本?もっとかな?

小さな町の小さなダム問題ですが、意外と全国に知られています。

もちろん、長年頑張って阻止し続けてきた川原住民が居ればこそ!ですね〜

この川原の皆さんを応援したいと、水源連の皆さんの力強い応援から生まれた署名活動です。

 

まずは、お願いの文書。

 

 

続いてチラシです。

これはもちろん、ほーちゃん作成!

 

 

さて、署名用紙はこちら〜

 

 

もう1枚あるよ。

こちらは国へ、国土交通省九州地方整備局へ提出します。

 

 

皆さんも、もしよかったら、ご協力をお願いします。

ご住所お名前をメールでいただければ、用紙やチラシをお送りします。

メールに添付して送ってくれたら自分で印刷するよ…という方はメールアドレスを、

こちら(ishiki-hotaru@buz.bbiq.jp)までお願いします。

 

ダム周辺地域の荒廃〜水資源白書

国土交通省自身が認めたダム周辺の荒廃ぶり・・・

ダムで地域活性化ができるなんて話は、やっぱり信じちゃダメですね〜

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201307/2013073100770

 

ダム周辺の人口減少=山林荒廃、土砂崩れ増加も−水資源白書

 

 国土交通省は31日、2013年版「日本の水資源」(水資源白書)を公表した。

白書は、ダムの周辺地域の人口が減少していることを紹介。今後、管理の行き届かない

山林が荒れ、山の地盤が緩くなり、土砂崩れや水質汚濁の増加につながると警鐘を鳴ら

している。

 白書によると05年から10年にかけて、牧尾ダムのある長野県王滝村は人口が約14

%減少し、湯西川ダムのある栃木県日光市は約5%減少した。国交省はこれまで、ダム

周辺地域の活性化を目指し観光資源や特産品のPRを支援してきたが、これらの地域で

は人口減少に歯止めがかかっていない現状が浮き彫りになった。(2013/07/31-17:16)

 


よくぞ認めてくださった!

その通り。

ダムが観光資源になるなんて、過去のこと、あるいは特別なケース。

黒部ダムのような。

 

4年前のGW、県内のダムを見て回ったことがあるのですが、

いや〜、元親水公園のほとんどは、みごとなほど草ぼうぼうに荒れ果てていました。

http://www1.bbiq.jp/ishikigawa/dam-shuhen.html

 

川棚町の道路脇に、石木ダムで地域を活性化しよう!みたいな意味の標語が

掲げてありますが、

町民の皆さんは、本気でそう思っておられるのでしょうか・・・

 

付け替え道路 発注準備

こんな大見出しが、新聞に出ました。

7月31日、県と佐世保市と川棚町による「石木ダム建設事業促進調整会議」が開かれ、

そこで、付け替え道路の再開に向け業者への発注準備に着手することが決まったそうです。

 

この工事が始まったのは、2010年3月下旬でした。

しかし、反対地権者の強硬な阻止行動を受けて、わずか3ヶ月で中断。

3年間もそのままの状態になっていました。

 

なぜ今、再開の準備なのでしょう?

「事業認定手続きは近く結論が出る見通しとなっており、認定が得られ次第、速やかに工事再開に踏み切る」ためのようです。

 

でも、おかしいですよね。

近く結論が出るなんてどうしてわかるのでしょう?

国から内々のお達しがあったのでしょうか?

「いやいや、過去の例からみて、そろそろ出る頃だと思ってるだけです」と言うでしょう。

でも、そうだとしたら、結論はわからないじゃありませんか。

事業が認定されるかもしれないし、拒否されるかもしれないし。

拒否された場合、付け替え道路は要らないので、準備をしても無駄になりますよ。

なぜ、無駄かもしれないことを発注するのですか?

税金の無駄遣いじゃないですか!

無駄にはならないって?

なぜ分かるのですか?

 

やっぱりそうだったのですね。

この会議のメンバーである石塚副知事は、国土交通省大臣官房調査官だった方。

国=国交省としっかり連携が取れている?

 

でもね、どんなに皆さんが権力のネットワークで進めても、

地権者は一歩も引かない、

1ミリたりとも売らない、

付け替え道路も完成しない。

それだけはしっかり覚えていてくださいね〜

 

 

集中豪雨 ダムは被害を大きくする

先週末から全国各地で集中豪雨による被害が相次いでいますが、

集中豪雨とダムに関するこんな報道がありました。

 

河北新報2013年07月29日の記事によると、 

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130729t63004.htm


2011年7月末の新潟・福島豪雨で被害を受けた人々が集まって、

只見川流域の東北電力と電源開発の発電ダムの影響で、豪雨災害が起きた

と指摘したそうです。

ダムの操作規定を発電優先から、住民の生命優先にするように求め、

国、県には被害をダムによる災害と認め、水害防止対策の早期実施を要求しました。

新潟・福島豪雨では只見川が氾濫し、

福島県内では金山町、只見町などで住宅33棟が全壊、200棟が半壊し、

只見線も鉄橋が流失してしまいました。

東北電力は自然災害だとして、ダムによる被害拡大を否定していますが、

被災者の会は、東北電に損害賠償請求する方針だそうです。

 

ダム事業者としては、認めたくないでしょうが、これは人の命がかかっています。

異常な集中豪雨では、ダムは治水の役目を果たすどころか、

被害を甚大にするものであることを真摯に受け止めるべきだと思います。

 

フリージャナリストの高杉晋吾さんは、このように述べています。

数十メートル、あるいは百数十メートルのコンクリートダムの狭められた排出口から…

水が巨大なジェット噴流となって下流の住民の住む地域に落下放出されるのである。

この膨大な水の量と激浪は、いかなる山岳の自然な鉄砲水も及ばない怒涛の噴流

の衝撃となって下流に叩きつけられる。

だが、ダムが放出する噴流が落下する地点は何十万トンの激流に耐えられるように

はできていない。人びとが日常生活する土地は地質と砂礫、粘土層、地下水層等が

かさなったやわな地盤である。

これらが「予測以上の洪水」が起きるたびに行われるダムの常態なのである。

石木ダムにも同じことが言えるでしょう。

川棚町の皆さんにも是非知ってほしい大事なことだと思います。

 

水需要予測は何のためにやるのか

26日、待ちに待った回答が届きました。

去る7月8日、私たち2団体が提出した公開質問書
https://ishikigawa.jp/blog/cat09/704/

に対するお答えです。

 

 

 

なんと、16日間もかけて出された回答がこれとは・・・

誠意の欠片もありません。

私たちが示した具体的な質問に何一つ答えなかっただけでなく、

水需要予測は、国庫補助事業として継続採択していただくために行ったもの」であり、

その内示が示されたので「見直しは必要ない」と明言しています。

 

それが水道局の本音だったのですね。

水需要予測は、市民のために適切な水需給計画を立てることが目的ではなく、

石木ダムを造るため、その補助金をもらうためにすぎないんだと自認したわけです。

そこまで正直に書かれるとは予想もしませんでした。

 

これを見た地権者のお一人は、こう言いました。

この回答書はひどいものですね。

トップ次第でこんなに変わるものですか。。

私たちはほとんど関わって来ませんでしたが、

以前の佐世保市はこんなではなかったように思います。

 

これでまた、佐世保市と地権者との溝は一段と深くなってしまいました。 

 

国土交通省九州地方整備局へ3回目の申し入れ

       

昨日、7月23日、福岡市博多区にある国土交通省九州地方整備局へ、

石木ダムの事業認定拒否を求め、申し入れに行きました。

参加者は、地権者の「ばあちゃんたち」を含む『石木ダム建設絶対反対同盟』をはじめ、

『石木川まもり隊』など6つの市民団体から集まった27名です。

 

昨年6月11日、国交大臣が石木ダム建設事業の継続を認め(付帯意見付き)て以来、

今日で3回目の申し入れでした。

 

1回目は、その直後の6月21日。

事業認定手続きを再開しないよう求めるもので、

事業認定庁である県政部が対応してくれましたが、それが最初で最後。

認定庁は中立であらねばならないとのことで、以後は会って頂けません。

 

2回目は、今年3月12日。

ついに手続きが動き出し、公聴会開催が決まった時、

地権者17人の公述応募に対し、3人だけしか認められないのはあまりに少ないと、

ふる里を奪われようとしている地権者の声にもっと耳を傾けてほしいと訴えに行きました。

その時対応したのは、石木ダムについて何も知らない総務部の方々でした。

 

そして、今回対応したのは、河川部地域河川課長を含めた7名の方でした。

地域河川課というのは二級河川など九州各県の河川やダムを担当しているとのことで、

それなら長崎県の二級河川である川棚川のことも、そこに計画されている石木ダムに関しても、

よくご存知だろう、それなら訴え甲斐があるのでは?と期待して出かけました。

 

地権者の皆さんは、今度こそはちゃんと聞いてもらえるかもしれないとの思いで、

お年寄りや、繁忙期の仕事を抱えた男性たちも仕事を休んで参加し、

マイクロバスをチャーターしてまで、駆けつけました。

 

しかし・・・

私たちは皆さんのお話は聞かせていただきますが、

コメントしたり、

皆さんの質問に答えたり、

そういうことは一切できない。

また、事業認定庁は中立な立場を守るべきなので、

我々にも一切の情報は流さない。

我々からも認定庁に伝えることはできない。

ただし、申し入れ書は宛名(九州地方整備局長)のところには渡します

とのことでした。

 

つまり、いわば、聞き置くだけなのでしょうか…

 

みな内心がっかりでしたが、解散する時に

いっつも、こがんことの繰り返したい。

でも、うったちゃ負けんよ〜

こがんことをエネルギーにして、どんどん強くなるばっかりよ〜

と、地元のS子さんの言葉に、みんな笑いと元気をもらいました。 

 

 

以下に、申入書を貼付します。

 

                                          2013年7月23日

 

国土交通省

九州地方整備局長 吉崎  収 様

 

石木ダム建設絶対反対同盟

ダムからふるさとを守る会

石木川の清流を守り川棚川の

治水を考える町民の会

石木川まもり隊

水問題を考える市民の会

石木川の清流とホタルを守る

市民の会

 

長崎県石木ダム建設事業に係る事業認定拒否を求める申入れ

 

(1)御庁は、標記の事業認定申請に関して、本年3月22日及び23日に公聴会を開催されました。

この公聴会で、関係地権者および専門家、市民など11組の公述人が、石木ダム建設に反対する意見を述べました。

関係地権者が述べた用地提供を拒否する理由、専門家や市民が述べた 川棚町の治水にも佐世保市の利水にも石木ダムは不要である理由は、 事実に基づき、説得的であり、且つ心にひびくものでした。

一方、起業者を含む9組の公述人が、ダム建設を推進する意見を述べましたが、ダム建設を不要とする公述にかみあった、科学的な論拠は聞かれませんでした。

 

(2)佐世保市当局は、石木ダム建設事業に係る水道設備整備事業について、

本年1月22日、2月21日及び3月14日の3回に亘って再評価を行い、「事業継続」の方針を決定して、所管の厚生労働省へ報告しました。

しかし、この再評価について、①再評価の審議をした委員会は、専門性、中立性が担保されていない。②市当局は、この再評価において従来の  計画を総括せず、放棄した。③市当局が策定した新たな水需要計画は、合理的な根拠がなく願望に基づくものである。④市当局は、水道水源を77,000㎥/日しかないと説明しているが、従来から利用し今後も利用できる水源を排除している。⑤石木ダム建設によって、佐世保市民と国民は、354億円余のムダな負担を強いられる。⑥石木ダム建設は水没  予定地域住民の居住権、財産権など基本的人権を侵害する。

・・・などの問題があり、私たち市民団体は、所管の厚生労働省へ、の旨意見書を提出しました。【資料1.厚生労働省への意見書・写】

 

(3)本年3月、長崎市が、同市の水需給計画を見直し、それに基づき本明川ダムの利水事業から撤退する方針を発表しました。

ダム検証のあり方を問う科学者の会は、長崎市の水需給計画を分析して、これを妥当な手法と認定し、その手法によって、佐世保市が1月に発表した水需給計画を分析しました。

その結果、同会は、佐世保市の水需給計画が、あまりにも非科学的で  あり、抜本的な見直しが必要であると結論しました。

同会は、去る7月8日、佐世保市当局へ、「あまりにも非科学的な水需給計画を見直し、石木ダム計画から撤退すべきである」と申入れを行い  ました。【資料2.科学者の会の意見書(その2)・写し】

 

(4)佐世保市当局は、1月に発表した水需要予測で、工業用水の大幅な増加を見込んでいます。その根拠は、地元造船会社の経営計画です。

ところが、その経営計画に基づいて策定した工業用水需要予測の資料に基本的な錯誤がありました。更にその造船会社は、その後、経営規模を縮小する新たな経営計画を今年5月に発表しました。

従って、工業用水の大幅増加を見込んでいる水需要予測の根拠に疑問が生じています。

私たち市民団体は、その疑問を質すために、当局へ7月8日に公開質問を行いました。【資料3.公開質問状・写し】

 

(5)上述のとおり、佐世保市水道の利水のために石木ダムが必要だとする当局の主張に科学的な根拠が無いことが明らかにされています。

また、川棚町の治水のためにも不要であることは明らかにされています。

不必要なダム建設のために、現に住民が生活し、生業を営んでいる地域を強権で取り上げること即ち強制収用は生存権侵害であり、あってはならないことです。【参照:土地収用法第20条。同法逐条解説】

従って、強制収用の条件づくりである事業認定は不要であり、御庁が石木ダム建設事業起業者が申請した事業認定を拒否されるよう求めるものであります。

                                                                     (以上)

さすが!公務員

7月17日午前7:30。

市役所バス停前に集合したのは9人。

すでに真夏の太陽がジリジリ照りつけておりました・・

で、何をしたかっていうと・・

 

 

この号外を、出勤してくる職員の皆さんに配ったのです。

先日『ダム検証のあり方を問う科学者の会』が佐世保市に訴えたこと、

佐世保市水道局が出した水受給計画のどこがおかしいのか、何故ダメだと言っているのか、

私たち市民が市水道局にどんな質問を突きつけたのか、

残念ながら、ほとんどの市民には伝わっていないと思います。

せめて市の職員である皆さんには知っていただきたくて、こんな号外を作りました。

これは表紙だけで、あと3ページあります。

 

市役所と水道局の表口・裏口計6ヶ所で、約1時間。

720部ほど受け取ってもらいました。

 

商店街などで配るときは、拒否・無視・かわす人が多いのに、

ここでは断然受け取ってくださる方が多いんです。

さすが公務員!

公共事業への関心が高いのか・・?

市民の税金で給与をもらっているんだから、市民の声を無視しちゃいけないって?

そうだ、そうだ。     

 

そして、早めに出勤された方は、受け取ったものを読みながらゆっくり歩いて行かれました。

ありがとうございます!

賛成でも反対でもいいんです。

お互いに情報交換したいのです。

意見交換したいのです。

同じ佐世保市民として、佐世保市の明日のために。

 

質問、ご意見何でもお寄せください。

お待ちしています。

 

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見直すなら、今でしょ!!

2日前、『科学者の会』の意見書提出に同行した私たちは、ついでに?

私たち市民からの公開質問書も提出させていただきました。

タイトルは「佐世保重工業の使用水量の将来予測に関する公開質問書」
https://ishikigawa.jp/blog/cat09/704/

平たく言えば、

「SSKの水使用量がなぜそんなに急増するのか教えてください」というもの。

 

このブログでも、以前この問題について書いています。
https://ishikigawa.jp/blog/cat09/697/

全く詐欺に等しいやり方でしたから、(`Δ´)!こんな感じで書いてます。

 

1.SSKの全体売上は半減しているのに、

  「修繕船部門の売上比率を2倍にする」との発表を利用?して、

  「修繕船の売上高を約2倍に見込んでいる」と説明して、

  2015年度以降のSSK全体の使用水量が5倍に激増すると予測したのです。

 

2.しかも、修繕船部門においては、なんと、なんと!

  4年間で13倍にも増えると予測!(331m3→4412m3)

  開いた口がふさがりませ〜ん!

 

そして、今年5月、SSKの経営計画がわずか半年で見直されました。

予想以上に経営状態が厳しくなったからです。

人員削減をはじめ新たな経営計画が示され、

結果、2015年度の艦艇・修繕船の売上高は95億円に下方修正されました。

それは、4年前の実績の1.1倍です。

 

売上が2倍になると思い込んで?計算した水需要予測に、大きな狂いが生じます。

早急に、新たな条件で計算し直さなければなりません。

一日も早く見直し、より正確な水需要予測を立ててください。

と、お願いすると、

対応した水道局の事業部長さんは、こうおっしゃいました。

「今は見直す時期ではない」と。

 

はぁ?!

時期ではない?

時期はいつなのですか?

事業認定が告示されてから?

数年後、その予測の誤りが明白になってから?

 

それでは全く遅いでしょ!

それはもう予測ではないでしょ!

見直すなら、でしょ?!

 

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