石木ダム反対署名を提出

この束が、石木ダムに反対する10,195筆の署名です。

サインして下さった市民、県民、そして全国の皆さんのご協力に改めて感謝致します。

この人々の意思を、県はしっかり受け止めてほしい。

強くそう思いました。

「石木ダム建設反対長崎県民の会」代表の藤沢氏は手渡すとき、こう言いました。

1日も早く石木ダム計画から撤退をしてほしい。

それが私の願いであり、ここに集まったみんなの願いです。

その声がかすかに震えていて…私たちも泣きそうになりました。

 

その後、事務局長のTさんが補足して述べました。

これはたんなる反対者の署名ではない。

街頭での一般市民、県民の署名がたくさんある。

(署名をしながら)皆さん、(この計画は)おかしいと口々に言っていた。

 

そのまた補足で、一緒に署名活動をやっていたGさんが発言。

あまりにも地権者がかわいそうだ、

なんで、なんで強制収用までして、追い出してダムを造ろうとするのか。

こういう声が非常に多かった。

もっと血の通った県政をやってほしい。

また、長崎市は本名川ダムから撤退したではないか。

あなた方も撤退する勇気を持ってほしい。

 

これらの言葉が企画監の心にどの程度届いていたのか…不明ですが、

最後に「知事にお渡しします」とだけ言って、

重い、重い、署名の束を部下に手渡し、部屋を出ていきました。                                        

                         

署名簿提出に関する報道については、こちらをごらんください。
https://ishikigawa.jp/blog/cat17/780/

 

1月10日 石木ダム反対署名1万超提出を伝える新聞&TV

1月11日付

☆長崎新聞

 

☆西日本新聞

 

1月10日放映のTVニュース

☆ 石木ダムの中止求める署名提出(NBC長崎放送)
   http://www.nbc-nagasaki.co.jp//news/nbcnews.php#6

東彼・川棚町に計画されている石木ダムについて、建設に反対する市民団体が10日、長崎県に建設の中止を求める署名を提出しました。石木ダムの建設に反対する市民団体のメンバーおよそ15人は、1万195人分の署名をもって県庁を訪れました。市民団体では去年9月、国が石木ダム建設を事業認定したことを受け、およそ4か月間にわたり事業の中止を求める署名活動を街頭などで行ってきました。市民団体のメンバーらは「県がダム建設の根拠としている利水や治水のデータには不備があり、新たなダムは不要だ」などと訴え、知事に事業から撤退するよう求めました。メンバーらは県に公開質問状も提出しており今後、ダム建設の不要を訴える取り組みを強める方針です。



☆ 石木ダム反対の署名提出石木ダム反対の署名提出  (NHK)
   http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034367491.html

長崎県と佐世保市が川棚町に建設を計画している石木ダムをめぐり、建設に反対する市民団体が10日、県庁を訪れ、ダム建設の中止を求める1万人分の署名を提出しました。
石木ダムをめぐっては、国が去年9月、土地収用法に基づいて地権者からの土地の強制収容も可能となる「事業認定」を行いました。これに対し、10日、ダム建設に反対する地権者も加わった「石木ダム建設反対長崎県民の会」のメンバーおよそ20人が県庁を訪れ、4か月あまりで集めた建設の中止を求めるおよそ1万人分の署名を担当者に手渡しました。
この中で、藤澤秀雄代表は「1日も早く石木ダムの建設から撤退をしていただくことが、私たちの願いです」などと訴えたのに対し、県庁の担当者は、「要請の内容は知事に伝えます」と述べました。石木ダムをめぐっては、建設に反対する地権者などがダムの必要性の根拠をただす知事あての公開質問状を提出し、回答とあわせて知事本人が説明するよう求めています。
藤澤代表は「そもそも計画ができてから何十年も建設されず、そのままになっていたことが事業の中身がおかしいことを示しており、これから具体的に資料で指摘していきたい」と話しています。
(動画有り)



☆ 石木ダム・反対求め1万人分の署名提出(KTNテレビ長崎)
   http://www.ktn.co.jp/news/

県と佐世保市が東彼・川棚町に計画している石木ダムをめぐり、地権者や、市民団体が県庁を訪れ、ダム建設に反対する署名1万人分を提出しました。
県庁を訪れたのは、石木ダム建設予定地の地権者や、その支援者で、およそ1万人分の署名を提出しました。「1日も早く石木ダムから撤退いただきたい」石木ダムをめぐっては、土地の強制収用も可能となる「事業認定」が、去年9月に告示されています。署名は、石木ダム建設の中止を求めて、事業認定直後から県内外で集めました。支援者などは、佐世保市の水は十分足りていて、ダムは必要ないとの県民の思いを受け止めて欲しいと訴えました。石木ダム建設絶対反対同盟・岩下和雄さん「私たちの土地を、一坪も県にやるつもりはないので、どうしても強制収用しかない。それを踏まえ、今、県は撤退すべき」地権者側は、知事出席の下で、ダム建設の根拠など説明を求めていましたが、県が、きのうこれを拒否していて、両者の溝はさらに深まっています。
(動画有り)

☆ 1万人超の反対署名 地権者が県に提出(NIB長崎国際テレビ)  
  http://news24.jp/nnn/news8742963.html

石木ダムの建設事業を巡り、地権者らが10日、県に建設反対を訴える署名を提出しました。
署名を提出したのは石木ダム建設に反対する市民グループ「県民の会」のメンバーなどおよそ20人です。「県民の会」は石木ダムの建設中止を訴えて去年8月から署名活動を行い、1万人あまりの署名を集めました。
川棚町に計画中の石木ダムを巡っては去年、国が事業認定を行い反対する13世帯の地権者に対し土地の強制収用が可能な状態となっています。
地権者らは知事あての公開質問状も先月、提出していましたが県側は「質問が多く時間が必要」としてまだ回答していません。今回の県民の会などの要望についても公開質問状とあわせて答えるとしました。

1月9日の知事回答を求める市民行動を伝える新聞&TV

1月10日付各紙

☆長崎新聞

 

☆読売新聞

 

☆毎日新聞

 

☆朝日新聞

 

☆NBC長崎放送(01月09日夕方報道)
 
石木ダム 公開質問状に回答なく住民抗議
 
石木ダム建設に反対する地元住民らが提出した公開質問状に対し、長崎県が期日までに回答しなかったことを受け9日、住民らが県庁を訪れ抗議しました。抗議したのは東彼・川棚町に計画されている石木ダム予定地に住む住民や支援者ら50人あまりです。住民らは先月、石木ダム建設の必要性などについて、中村知事宛ての公開質問状を提出し、今月6日までに回答するよう求めていました。しかし県側は質問項目が多いなどの理由で17日以降でないと回答できないと返答、住民らは「県はこれまで事業認定申請など様々な手続きで資料を作成しており、期日までに回答できないのはおかしい」と反発しています。石木ダムをめぐっては去年9月、土地収用法に基づく事業として国に認定されたことから、反対地権者の土地も強制的に収用できる状態となっており、住民と県側の対立が深まっています。
 
 

公開質問状に回答無し〜知事は何故逃げる?

今日は公開質問状に対する回答についての説明日。

しかし、すでに回答書提出期限(6日)は過ぎ、約束は破られました。

また、文書とは別に、知事の口から直接説明を聴きたいと指定した今日の夜、

「知事は行かない」との告知も受けていました。

だからこうして、私たちが県庁にやってきました、知事の説明を求めて。

地権者13世帯全員がやってきました。

弁護団もはるばる他県からやってきました。

支援者や一般市民もやってきました。

しかし、知事は会おうとせず、代わりにいつもの河川課の川内企画監が対応しました。

企画監の答えは、

①公開質問状への回答文書は現在作成中である。

②いつ渡せるかは今はわからない。17日までに、その返事をする。

③回答書は出すが、それについての説明会はおこなわない。知事は来ません。

でした。

 

①②についても、皆あきれましたが、

(なぜなら自分たちが作成した石木ダム計画について問われていることに対して

すぐに説明できないなんて、よほど自信がないのでしょうか?)

 

私たちが一番驚いたのは、③です。

企画監曰く、「知事は川原にお住いの地権者の皆さんとだけなら会う

馬奈木弁護士「代理人とも会わないのか?弁護人制度を否定するつもりか?」

企画監「いや、まずは13世帯の地権者と会いたいということ

馬奈木「それなら、地権者と会った次には他の県民とも会うのか、知事に聞いてきなさい」

企画監「いや、そうではなくて、まず13世帯と会って理解を得たいと…」

 

その理解ができないから、地権者はこうやって質問状を提出している。

その質問に知事はきちんと出て来てこたえるべきだろう。

細かい実務的な問いには河川課の担当者が答えても当然良い。

しかし、事業の責任者として、地権者や代理人や、

そして、この事業費を負担する県民に対して説明責任があるはず

それは知事自身十分わかっているはずなのに、なぜ出てこない?

なぜ逃げる?

それとも…知事は出てきたいけど、河川官僚がブロックしているのか?

とさえ思いたくなるような状況でした。

 

そして時間がきたら「もう20分ですので」と立ち上がり、

勝手に話し合いを打ち切り、部屋を出ていこうとしましたが…

地権者が駆け寄り、食い下がりました。

なんで知事に話してこんとか!

あんたたちは(私たちが)納得するように説明するべきやろ!

なんで逃げるとか!

待ってくださいよ

待ってくださいはこっちだろうが。13世帯全部来とっとぞ!

知事が出てくるか来んか、一番大事な話ばしとっとやろが!

だから知事は出てきませんて

なんであんたがそれば決めっとか!

 

地権者の本気の怒りが企画監を押し戻しました。

そして、「ご意向があったということは伝えます」と言いましたが、

参加者から、

知事が地権者以外の県民には会わない、説明会も開かないと言われたら、

何故なのか、その理由も合わせて私たちに回答してください」との発言があり、

それに対して「何度も言いますが、基本的に地権者の皆さんとのお話ですので…」

と企画監は答え、参加者の怒りりは爆発。

 

冗談じゃないよ!

誰の金を使って造るのか!

誰の金だ!

誰がダムの水を飲むのか!

 

官僚ってこういうものなんですね〜

企画監と知事が同じ思いなら、こんな知事は要りません。

納税者の声も聞かずに自分の思うままに税金を使おうとするなら、

県民の質問になど答えなくてもいいと説明責任を果たそうとしないなら、

そんな人が知事であったら、県民は不幸です。

 

集会後、県庁の玄関前で「知事、出てこーい!」「石木ダムはんたーい!」

などとシュプレヒコールしました。

 

中村知事、いましたか?

私たちの声が聞こえましたか?

聞こえていたら、次回は出て来て、正々堂々と地権者を含む県民に、

貴方の思いをしっかり説明してください。

私たちは貴方の「誠意」を知りたいのです。

 

この抗議に関する報道はこちらのほうにまとめています。

よかったらご覧ください。

https://ishikigawa.jp/blog/cat17/779/

 

 

 

 

「ダムのツボ」とは

『ダムのツボ』とは、

こうばる生まれ、こうばる育ち、きっすいの川原人(こばると)である「ほーちゃん」が、

たぬきの妖精「Rたぬき」と共に、石木ダム問題について考えるコラムです。

次の11のテーマについて書かれています。

 

1.佐世保の人は本当に水に困っているの?
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/776/

2.本当の治水とはなんだろう?
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/775/

3.石木ダム建設は市民の願い?
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/774/

4.放置されてきた漏水
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/773/

5.未来の佐世保市
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/772/

6.工場用水は激増するの?
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/771/

7.大村湾への影響
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/770/

8.石木川の自然(川魚編)
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/769/

9.事業認定とは
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/768/

10.石木ダムは実現するの?
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/767/

11.石木ダムはいらない!
https://ishikigawa.jp/blog/cat04/766/

 

各テーマごとに公開していきます。

よかったら、テーマの下にあるURLをクリックして、覗いて、楽しんで、

「なるほどそうなのか〜」と思ったら、周りの方にも広げて頂ければ嬉しいです。

よろしくお願いします。