水源余裕率って何だろう?

昨日に続き、今日も「水道局だより」No.20を読み解いていきましょう〜

今日注目するのはこちら。

佐世保が保有している水源は、全国的に見てもたいへん少なくて最低レベル。それを示す水源余裕率は、全国平均42%に対し、佐世保は0%以下の、−10%だそうです。

えー!ほんと?それはたいへん!
でも・・・そもそも「水源余裕率」って何でしょう?

日本水道協会が定めた業務指数の1つで一日最大配水量に対して確保している水源水量が、どの程度の余裕があるかを示すもので、その数式がこちら。

[(確保している水源水量/一日最大配水量)−1]×100

佐世保の場合ー10.1%で、「水道を安定的に供給できるぎりぎりの水準である0%にも達していない」とのことです。

でも・・・なんかヘンですよね〜
そんなに足りないなんて、市民には実感が湧かないのですが・・・

そこで、この計算は平成26年度の佐世保地区の実績値で計算したと書かれていますので、その数値を当てはめてみました。

平成26年度の一日最大配水量は、77,099?でした。
そして確保している水源水量は、105,500?です。
その根拠はこちら。
      ↓

県のホームページから辿っていける石木ダム事業Q&Aを開いてみると、Q14にこんな図が掲載されています。

  

ここに佐世保の水源の現況として、合計105,500?と書かれています。
ただ、そのうちの28,500?は不安定なので、石木ダムに換えれば安定しますよとも。

で、その2つの数値を当てはめて計算すると、

(105,500÷77,099−1)?100=36.8%

あれれ??全然違う!なーぜ?
水道局さん教えて!どんな数値を入れて計算したの?

A:はい、計算式はこちらです→(69,300÷77,099−1)?100=-10.1%

Q:69,300という数字はどこから出たものですか?

A:安定水源の77,000に0.9をかけたものです。

Q:なぜ0.9をかけたのですか?

A:水道事業の設計指針に配水量換算をしなさいと書かれているからです。
  つまり水源量そのままではなく、10%程度の安全率をみるよういわれています。

(たぶん水源から取水、導水、浄水、配水の過程でいくらかの水が減っていくことを考慮して、安全な数値を入れよとのことでしょう)

Q:配水量換算は理解できたとしても、わからないのは77,000です。
  この一日最大配水量77,099の中に、「不安定水源」の水は入っていないのですか?

A:入っています。

Q:それなら水源量のところは77,000ではなく、105,500をベースにすべきでしょう?

A:おっしゃることはわかるのですが、
  「確保している水源水量」の定義が「実効ある水利権水量」となっているものですから・・・。

Q:実効あるじゃないですか。毎日「不安定水源」から取水してるでしょ?

A:毎日と言われても・・取れたり取れなかったりしますから・・。

 

「取れたり取れなかったり」ではなく「取ったり取らなかったり」ではありませんか?

 少し古いデータですが、佐世保地区の不安定水源の取水量がこちらです。
 四条橋と三本木は相浦川にある取水場で、岡本は湧水です。
 これらの慣行水利権の合計は23,500?です。

この表でわかるように、15年間の一日平均は、約14,000?以上です。

しかも、あの大渇水で苦労したとき、この「不安定水源」から18,000?以上も取水していた!

その後、減圧給水制限をした17年度と19年度の渇水年も、14,000以上取水しています。
渇水時にこれらの水源が無かったらと思うとぞっとします。

こんなに「実効ある水源」を佐世保市は水源として認めようとしないのはなぜでしょう?
全てが石木ダムに繋がっていると思えてなりません。

石木ダムを造るためには必要性が求められる。

佐世保は水不足であり続けねばならない。


しかし近年水需要は減り続けている。


過大な需要予測にも限界がある。


そうだ!保有水源を減らせばいいのだ。


使う量が同じでも保有水量が減れば足りなくなる。

105,500?のうち28,500?は慣行水利権なので、不安定を理由に保有水源から抹殺してしまおう〜
なんて・・・まさかね〜

でもそれなら何故これらの慣行水利権を「不安定水源」などと名付け、水源として認めないのか、わかりやすく市民に説明してください。

その義務が当局にはあります。

ちなみに、先ほどの配水量換算とやらを取り入れて、もう一度計算し直したら、こうなりました。 

(105,500×0.9÷77,099−1)?100=23.2% 

つまり水源の余裕は23%ほどということ。
全国平均よりは少ないですが、こちらのグラフをごらんください。

 

水源余裕率が最も多いのは30%〜40%で、次に多いのが20%〜30%。
佐世保もその仲間です。
特別悲惨な渇水都市ではないのです。
でも、当局のやり方は安定水源の水量しか認めないので、結果はマイナスとなってしまいます。

このように、当てはめる数値を変えることによって、真実は何なのかわからなくなってしまいます。

だから思うのです。
大事なのは事実だと。
予測はあくまでも予測であり、数字がはじき出した安全度だとか危険度だとかを鵜呑みにしてはダメだと。

近年は人口も水需要も減少の一途を辿っているという事実、

日照りが続いても渇水被害は起きていないという事実、


水道管の老朽化は年々進んでいるという事実、

これらの事実をしっかり受け止め、見据え、いま佐世保市水道局がやるべきことは何か?

水道局の皆さん、市民と共に考えていきませんか。

 

 

 

渇水トラウマから卒業しよう!

少し前になりますが、「水道局だより」No.20新聞折込で市内全戸に配布されました。
新聞を取ってない方は水道局のホームページからも見れますよ。こちらです。

6ページ建てになっていますが、水道局としては特に5ページを伝えたかったんじゃないかな〜
こちらです。

 

とっても「わかりやすい」説明ですね。

皆さん、貯水率が高くても安心してはいけませんよ。
なぜかというと、佐世保の貯水池は小さいので、100%でも貯水量はとても少ないのです。
バケツ1杯とコップ1杯の水の量が違うようにね。
だから雨の降らない日が続くと、すぐに足りなくなってしまうのです。
あの平成6年の大渇水の時を思い出してください。
あの時は2ヶ月で65%以上も減ってしまいました。
もしもあの時のような日照りがまた続いたら・・・
だから、佐世保の水は足りているなんて思わないでくださいね。
佐世保は今でも水不足なんですゾ〜

とのメッセージが伝わってきます。
「なるほど、そうなのね。では、やはり石木ダムは必要ね」と納得した市民も少なからずいたかもしれません。

でも私は、このグラフを見て、逆に安心しました。
あの時のような日照りが2ヶ月間続いても、もう佐世保は断水にはならない!と。

それは…思い出してください。昨年の夏のこと。とても暑かったですねー
日照りが続きました。その時の貯水率の変化はどうだったでしょう?
長崎県のホームページに「水道用ダム貯水率の推移」の記録があります。

これを見ると、7月4日〜9月5日までの2ヶ月間で佐世保の貯水率は、たった7.3%しか減っていません。

この間降った雨は、21.5mmです。
21.5mmって、もちろん2cmちょっとです。
2ヶ月間にたったそれだけなんて、蒸発量を考えたら、ほとんど降らなかったようなものですよね。
つまり平成6年の夏と同じような状況だったと考えられます。
しかし、貯水率の推移はこんなに違う!
   

 平成6年7月1日〜9月1日  98.8%→32,3%   66.5%減少

 平成28年7月4日〜9月5日  96.6%→83.7%   7.3%減少

同じような気象条件の下で、こんなに貯水率が違う!それはナゼ?

1.給水人口の減少、節水機器の普及により、水の使用量が大幅に減少

2.川棚川から暫定豊水水利権(日量5,000?)を取得

3.下の原ダムの嵩上げにより、下の原ダムの貯水量が3,000?増加

4.南北水系融通配水施設の完成

等の要因が考えられます。

また、まだまだ不十分ですが、漏水量も以前よりはずいぶん減っています。
佐世保地区(旧佐世保市)で見れば、平成6年当時は日量1万トン以上だった漏水量が、近年では7,000トン台となっています。このまま、いえ、もっと漏水対策に力を入れて漏水量を減らせば、他人(川棚町民)に迷惑をかけなくても自分たちで保有水量を増やすことができるのです。

もう1つの要因は給水管理運用技術だと思います。

先ほどの「水道用ダム貯水率の推移」を、もう一度見てみましょう。
その2ヶ月間の貯水率の変化を都市別に比較すると、

     7月4日  9月5日   差
 
長崎市  96.6%  83.7%  12.9%
佐世保市  96.2%  88.9%   7.3%
 大村市  99.8%  65.7%  34.1%
 平戸市  100.0%  86.3%  13.7%

他都市は2ケタの減少率(大村市は34%も!)ですが、佐世保市だけが1ケタに抑えています。
いつまで続くかわからない日照りに備えて、ダムの水を急激に減らさないような工夫がされていたのでしょう。
過去の渇水経験を糧として、佐世保市水道局職員の水の管理技術はたいへん高いものがありそうです。

というわけで、佐世保市民としては水道局職員の皆様にたいへん感謝していますし、その職員の努力が生かされるような水道行政を心から望みます。

石木ダム問題で苦しんでいるのは地元こうばるの皆さんだけではありません。
ダム建設有りきでなければ、もっと様々な水源対策が採用され、水道局職員の皆さんのご苦労も減り、誰かに恨まれたり批判されたりすることもなく、誇りを持って職務に励まれることでしょう。

と、同情しつつも、おかしいことはおかしいと言わせてもらいます。

明日は、水道局だよりNo.20のもう1つの問題について考えてみます。(^^)

 

こうばる支援米2017会計報告

みなさん、毎度大変お世話になっております。

ちょっと時間が空いてしまいましたが、今シーズンのこうばる支援米の会計について最終報告をします。

今シーズンは去年の倍近いお米を販売しました。

ヒロさんのところから13袋(30キロ×13=390キロ)と、石丸家のお米11袋(30キロ×11=330キロ)…

合計、720キロ!

昨夜は急きょ、店頭で売れ残ってしまった20キロほどをフェイスブック上で公開中の動画「KOHBARU」を制作してくれたN-Doveへのカンパとするために売り出しましたところ、無事に買い手が見つかり…ほっと安堵してブログを更新中です。

今シーズンのこうばる支援米、これでやっと本当の「完売」となりました。

売り上げから農家さんへの支払い分と精米代を引いたお金が石木川を守る活動をしている団体に寄付されます。

今シーズンは、126,167円の黒字となりましたよ!

ということで、12万円を各団体に振り分けることにしました?

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内訳は以下の通りです。

石木ダム対策弁護団へ……………4万円

石木ダム訴訟原告団へ……………2万円

地元(主に現場で頑張っている方)へ……………2万円

石木ダム建設に反対する川棚町民の会へ……………2万円

N-Doveへ……………2万円

こんな感じです。

ちなみに去年は、石木ダム対策弁護団に4万円、石木ダム訴訟原告団に2万円寄付しましたが、今年は他の団体にも寄付をすることができます!

こうばる支援米は今シーズンから基本送料無料となっています。

(こうばるショップでは3,000円以上の注文で送料無料です)

その送料はどうやってまかなっているかというと、パタゴニア福岡やパタゴニア札幌北からの温かいカンパ、それに佐世保市内のフェアトレードショップ「てとて舎」で置かせていただいているほーちゃんグッズの売り上げなんかに思いっきり支えられております!

こうばる支援米を買ってくださった皆さん、パタゴニアのお店でカンパをくださった皆さん、てとて舎でグッズを買ってくださった皆さん、ありがとうございます?

そこで!

感謝を込めて??

こうばる支援米2017、完売を記念して車に貼れるステッカーを作りました!?

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ジャ〜ン!

とりあえず、車用ステッカーは初めて作りますので、まず3種類各200枚ずつ作ってみました。

こうばるショップでは、ネットでこうばる支援米を買ってくださった方にリターンとしてお贈りする予定です。

そして、2キロ、3キロなど直接買ってくださった方とか、普段からお世話になっている地元の方や支援者の方を中心に配って回る予定です!

今までの安いステッカーとは大きく違い、車に貼れます!!

長崎県は田舎なので思いっきり車社会です。

石木ダムのことが上手に発信できないあなたも、これを車に貼ってアピールしましょう〜

ステッカーの評判が良ければ、数を増やしたいですね〜

こうばるをとらないでほしい

美しいこうばる。

ここで生まれ育った子どもたちのつぶやき。

 

できれば いっしょに闘いたい。

こうばるを とらないでほしい。

助けて・・・

 

キャンペーンにご協力を!

https://www.change.org/p/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B-%E4%B8%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%83%80%E3%83%A0%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E9%81%94%E3%81%AE%E6%95%85%E9%83%B7%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8D%E3%81%86?recruiter=36584851&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=autopublish&utm_term=des-md-share_petition-reason_msg

24時間不安な県民がいる

3日前の長崎新聞『記者の目』をぜひ読んで頂きたい。

それは、東彼支局に勤務する記者にしか書けないコラムでした。

東彼支局は川棚町にあります。石木ダム建設予定地のある町です。

そこに常駐する記者は、石木ダムに関する全てを見つめています。

県の動き、住民の動き。

推進派も反対派も。

現場での抗議活動も、集会も、祭も、裁判も全て。

その記者の目に映ったのは、「ただ、普通の暮らしがしたい」という願いとは逆行して、「24時間、警戒心から逃れられず、不安な日々を送る県民がいる」という現実。

「そのことをあらためて伝えておきたい」と言う。

そう。私も、あらためて伝えたいと思い、ここに貼付させてもらいます。


私たち県民、特に川棚町民と佐世保市民は、この事実を知らなければならない。

そして、考えてほしい。

住民の穏やかな生活を奪って、心身をこれほど痛めつけるような事業が、果たして公共事業と言えるのでしょうか?

 

9日にはこのような県の強権的な事業推進に待ったをかける申し入れが2団体によっておこなわれました。


 

その申入書はこちらです。

 

 

                                                          2017年2月9日

                                     石木ダム建設事業に関する申し入れ

 

 長崎県知事 中村法道 様

 

                社会民主党長崎県連合

                代 表 吉村 庄二    

                長崎県地方自治研究センター

                理事長 舟越 耿一

 

貴職は1月29日未明、石木ダム建設に伴う付替え道路建設工事現場に重機類を搬入し、再び工事に着手しました。公務は休みとなる日曜日だったこと、空も明けやらぬ未明だったこと、地元住民への事前連絡もなかったことなど、異例ずくめの再着工です。

貴職はこの間、土地収用法の規定による土地・家屋の収用手続きを進め、すでに所有者の意思に反して一部の土地の所有権を取り上げ、更に、生活の拠点である家屋をも取り上げようとしています。また、工事現場入口における反対地権者等の抗議活動に対してはスラップ訴訟ともいうべき付替え道路工事妨害禁止仮処分申請を行い、これを排除しようとしています。加えて今回の工事再開強行です。

 こうした強権的な事業推進は反対地権者の一層の反発を招くばかりでなく、多くの県民の長崎県行政に対する信頼をも損なうものです。

 反対地権者の「故郷で平穏にくらしたい」という主張は憲法13条で保障された幸福追求の権利、人格権に基づいたものであり、行政運営においても最大限尊重されなければならないはずです。2012年6月に国土交通省のダム事業見直し検討委員会で石木ダム事業継続が認められた際には「地域の方々の理解が得られるよう努力すること」が、2015年8月に長崎県公共事業再評価委員会で事業継続が認められた際にも「地元地権者との話し合い」が貴職に求められました。そこに示されているのは反対地権者の人格権への配慮ではないでしょうか。

公共事業を進めるにあたって、人権侵害があってはなりません。貴職に求められていることは強権的な手法による石木ダムの建設ではなく、反対地権者の理解と納得を得る努力だと考えます。

よって、下記事項を要請します。

 

                             記

 

1.付替え道路建設工事を直ちに中止すること。

2.土地収用法に基づく強制収用の手続きを直ちに停止すること。

3.付替え道路工事妨害禁止仮処分申請を直ちに撤回すること。

4.反対地権者と話し合うこと。

以上

素晴らしい!

上記4項目は、私たちが何度も議会に請願してきたことです。

しかし、議会では、強制収用には反対の社民党も「付替え道路工事の中止」とまでは明言して頂けませんでした。

石木ダム建設のためには付替え道路工事は必須なので、それを否定することは石木ダムそのものを否定することになり、組合(市職や県職の労組など?)関係でいろいろ難しい問題が出てくるからでしょうか?

でも、今回、「付替え道路建設工事を直ちに中止すること」ときっぱり書かれています。

きっと党内で熱い議論が闘わされて、新たな一致点が見いだされたのでしょう。

石木ダムの是非を決めるには「反対地権者と話し合うこと」が必須であり、

反対地権者と話し合うには、今やっている工事を止めることが必須だという共通認識が得られたのかもしれませんね。

(勝手な想像ですが)

いずれにしても、今のような県民の人権を無視し力尽くで推し進めるやり方では、必ず壁にぶち当たるでしょう。

県民の良識と民主主義の壁に。 

住民イジメは止めて!

今日の長崎新聞に石木ダム工事の現状が掲載されています。

付替え道路工事再開から1週間経った今の現地の様子がよくわかります。

「反対派は阻止行動強化」とありますが、何故そうなったのでしょう。

日曜日の早朝に作業車両や資材を搬入したり、「反対派のいない時間と場所を狙って」現場に入ったり、不意打ちや隙をつく県のやり方に対応するためです。

機動隊を導入したり、ブルドーザーで蹴散らしたり、そんな手荒な真似はしなくても、住民を苦しめギブアップさせる方法を県は選んだのです。

いつやってくるかわからない敵に備えるためには、少ない人数で手分けして交代で対応しなければなりません。目を凝らし耳を澄ませ、常に気を張っていなければなりません。心身共に疲れ果てるのを県は高みの見物で待っているのでしょう。「夜も安心して眠れない」と地権者は語っています。

あまりにも卑怯なやりかたです。住民イジメです。なぜ、ここまで県は強行するの?

それは「17年度内にダム本体工事への着手」を予定しているからで、そのためにはそれまでに「付替え道路をある程度使える状態にする必要がある」から。

なぜ17年度内にダム本体工事に着手しなければならないの?

それは18年2月の知事選を見据えてのこと。「中村法道知事は3期目を目指すだろう」それまでに石木ダム建設への「道筋をつけたいのではないか」ということらしい。

 

それが当たっているなら、冗談じゃない!と言いたいです。

選挙のために公共事業をやるの?

任期中にこれだけのことをやりましたという業績作りのために、住民を苦しめていいの?

そのために県民の税金を浪費していいの?

いいはずがない。

県営の公共事業はあくまでも県民のためにやるもの。

来年の知事選に出るのなら、その選挙で県民に訴えればいい。

石木ダムはカクカクシカジカで必要だと。

過去の選挙では、ほとんど石木ダムについて語ってこなかったし、最初の選挙では「強制収用はしない」とアンケートに答えておきながら、既に一部の土地は強制収用してしまった…

 

この記事の上部に掲載されている写真をもう一度見てほしい。

座り込みをしている人々の後ろに貼られている横断幕。

「今こそ考えよう石木ダムと強制収用〜未来を決めるのは私たち」

これは2年前、アルカス佐世保で開催した集会のタイトルです。

この思いは今も同じです。

この2年間、県や佐世保市は私たちとの対話を拒み続けてきましたが、本当に必要なダムなら、対話すべきです。説明すべきです。

一度立ち止まり、県民の声に耳を傾け、県民と共にしっかり考えるべきです。

 

少なくとも、住民を苦しめ疲労困憊させるやり方は、直ちに止めて下さい!