石木ダム事業認定取消訴訟

石木ダム事業の建設予定地には、自然豊かなこの土地を守り住み続けたいと願う13家族の家や田畑があります。その財産権や居住権は憲法で守られているはずですが、土地収用法という法律のもとでは、事業認定(とても公益性の高い事業だと認める国のお墨付き)がなされると、起業者がその土地を強制的に収容できることに繋がります。そこで、地権者は、「この事業認定そのものが間違っていた、石木ダム建設は決して公益性が高い事業でないと」して、2015年11月に事業認定を取り消すように求める訴えを長崎地裁に起こしたのです。

13回に及ぶ審理の末、2018年7月9日、判決が言い渡されましたが、それは、原告側の全面敗訴。不当判決でした。全て国の主張を認め、この事業の公益性は高い、国の判断は「不合理とは言えない」として、私たちの請求は棄却されました。

2018年7月23日、控訴人106名は福岡高裁へ控訴。控訴審第1回目は2018年12月19日、2回目は2019年3月11日、3回目の2019年7月3日でいきなり結審。原告側の学者による意見書も、その証人尋問も認めず、問答無用。11月29日が判決の予定です。

石木ダム工事差止訴訟


2016年2月2日、必要性の無い石木ダム工事によって地権者らの平穏な生活や権利が侵害されているとして、直ちに工事の続行を禁止するよう長崎地裁佐世保支部に地権者や支援者ら505名が仮処分を申し立てましたが、同年12月20日、権利侵害の緊急性は無いとして却下となりました。

そこで、今度は緊急性を問われない工事差止の本訴を起こそうと呼びかけたところ、仮処分を上回る賛同者が集まり、2017年3月6日、608名の原告が長崎地裁佐世保支部に提訴しました。

第1回口頭弁論は2017年7月10日で、これまで11回の審理を重ねています。2019年7月17日は、いよいよ証人尋問です。

裁判の進捗

工事差止訴訟 第12回口頭弁論~尋問

いよいよ大詰め! この日は丸一日かけて本人尋問が行われました。 本人尋問とは、原告本人に対する尋問で、当事者尋問ともいいます。 午前中は、ダム問題に詳しい嶋津暉之氏(水源開発問題全国連絡会共同代表)への尋問。2時間かけて … "工事差止訴訟 第12回口頭弁論~尋問" の続きを読む

「ほたるの川のまもりびと」法廷での上映却下

工事差止訴訟第11回口頭弁論が、6月4日、長崎地裁佐世保支部で開かれました。 (法廷スケッチ=中島三代治さん) 4月から裁判長が変わったので、平井健一郎新裁判長に直接思いを伝えるために、原告側から4人が意見陳述を行いまし … "「ほたるの川のまもりびと」法廷での上映却下" の続きを読む

控訴審 第2回口頭弁論 再評価を実施しないのは・・?

3月11日、石木ダム事業認定取消訴訟控訴審の第2回口頭弁論が福岡高裁でありました。 今回は、前回よりも少し広い法廷(前回は傍聴席80、今回は84)でしたが、今回もほぼ満席!福岡市民の皆さんも11名傍聴。ありがとうございま … "控訴審 第2回口頭弁論 再評価を実施しないのは・・?" の続きを読む