いま佐世保市では9月議会の真っ最中。
9月5日、都市整備委員会では平成27年度水道事業の決算審議がおこなわれました。
傍聴して、驚くことがいくつも・・・。
その最たるものが工場用水。
昨年度の工場用水の使用量は、1,045,751?だったそうです。
昨年度は366日ですから、一日平均量は、2,857?となります。
おや?それはおかしいですねー
4年前の平成24年度、水道局がはじいた予測では、27年度の工場用水はかなり急増していましたよね?
どれどれ、当時の資料を確認してみましょう。
これが、その資料です。
石木ダム事業の再評価をするための委員会に出された資料に掲載されているグラフで、
水道局自らが作成した、正真正銘の予測です。
H27にあたるところの「〇」の位置をご覧ください。
6,000を超えています。正確な数字は、6,605でした。
直近(H23年度)の実績値は、1,890だったので、4年間に3.5倍にも急増すると予測。
3.5倍ですよ!
そんなの「ありえへん!」と私たち市民は疑問を呈したのですが、
水道局は、あーだ、こーだと言い訳して、予測は正しいと言い張ったのです。
そして、いよいよ、その27年度の実績値が出ました!
一日平均=2,857?
いえ、これは佐世保市全体の工場用水でした。
石木ダムに関わる対象地域は佐世保地区(旧佐世保市)ですから、そちらの数字が必要です。
水道局に尋ねました。
それは、なんと、1,382?でした!
予測値6,605?のわずか2割の水しか使わなかったという結果です。
グラフに書き込んでみました。
これが現実です。
佐世保市が予測した工場用水の需要は完全に間違っていたと認めるべきです。
佐世保市の24年度水需要予測は完全に破たんしています。
その予測を根拠に石木ダムが必要と言い続け、工事を強行するのは無理があります。
佐世保市長さん、佐世保市水道局長さん、
この現実を受け入れて、ちょっと立ち止まってください。
そして、見直してみませんか。
まだ、間に合います。
ダムは全然できていないんですから。
完成間近の豊洲市場だって、問題が見つかったので延期になりました。
その判断を下した小池知事は、都民のみならず、日本中から評価されています。
朝長市長も是非・・・
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佐世保市水道事業決算その2