「清流をまもる 未来をまもる」報告 第2弾

3.23「清流をまもる 未来をまもる」集会報告、第2弾。

この集会、そもそもは国会議員連盟「公共事業チェックとグリーンインフラを進める会」の企画によるものでした。

同議連は、公共事業の問題点をチェックすると同時に、グリーンインフラを強化しようと、昨年12月に誕生しました。最初の視察地として、選ばれたのが石木ダムと川辺川ダムです。

先日は講演会についてのみ報告しましたが、今日は、議員の皆さんからのお話や、地元からのメッセージ、記者団からの質疑応答等について、ご報告します。

 

プログラム順にいくと、オープニングは、6年前こうばるを訪れた加藤登紀子さんからのメッセージでした。

戦後の日本は、大きなお金と何十年という時間をかけて、出来上がったときにはもう無用の長物になってるようなものをたくさん作ってきました。しかも、それを作ることによって失うものはとても大きい。そういうダムを作っていいのかということを、石木ダムを通して、日本中の人に訴えほしい。気候変動などいろんな角度から地球の状況を受け止めながら、一緒に、いい未来を築いていくための議論を進めていただきたい。

また機会がありましたら、こうばる地区で皆さん一緒に楽しい語らいができるように、そしてホタルも一緒に見られるように願っています。

 

続いて、地元住民の岩下和雄さん川棚町の道路沿いに「石木ダムは川棚町の礎」(町の発展には石木ダムが必要)という看板が立っています。そうでしょうか?自然を壊してダムを造れば、上流地域は過疎地になり人口減少が加速します。

一方、ダム建設予定地には多くの空き地がある。宅地にも田んぼにも畑にもできる。今の若い人の中には田舎に住みたいという人も多くいる。また、広い空き地を利用して企業を誘致すれば職場も増える。ダムを造らなければ、若者や企業を呼び込むことができるのです。

将来の川棚町の発展と未来の子どもたちのために、豊かな自然を活かすまちづくりを進めてもらいたい。そのためには多くの声が必要です。皆さんの声を県に伝えてもらいたい。よろしくお願いします。

この後3人の講師による講演が続き第1部は終了。

休憩時間には『川原のうた』の歌声が流れ、スクリーンには、こうばるの美しい風景のスライドショーが上映されました。


第2部の最初は、佐世保市民で石木川まもり隊の松本美智恵です。石木ダムの利水問題(佐世保市の水事情)について報告しました。

水需要は減り続けているのに、佐世保市(水道局)は常に渇水の危機を訴えています。昨年の1月もダム貯水率が50%台となり、3月まで渇水対策本部を設置して、市民に節水を呼びかけました。

しかし、調べてみると、50%台だったのは南部だけで、北部は常に80%台でした。

不足しているところに余裕有るところから水を供給できる、そのような融通システムを構築することです。

また、それでも足りないときには佐々川があります。県は、佐々川には水利権が張り付いていて流量に余裕は無いと言うのですが、調べてみると、その水利権の中には、ほとんど使われていないものや、既に返上されているものもあります

このような遊休水利権を水道用水に転用することで、お金も時間もかけずに、佐世保の「水源不足」は解消するのです。新たなダムなど要りません。

 

続いて、議員からの報告。6人の議員が登壇しました。



山田勝彦衆議院議員国交省も環境省もいま重視しているのはグリーンインフラ。人と自然が共生する生き方を尊重した公共事業を目指しています。にもかかわらず、50年以上も石木ダム建設に拘り続けている長崎県と佐世保市、おかしいんじゃないでしょうか。

昨年、国土交通委員会で石木ダム事業費について質問しました。建設費285億円のうち既に203億円が執行済みだと言う。本体工事は全く進んでいないのに、残り82億円でダムができますか?改めて事業費について検証すべきではないでしょうか。

今年は石木ダム再評価の年です。御用学者による一方的な評価に終わらないよう、民主主義の力で一緒にチェックしていこうではありませんか!


嘉田由紀子参議院議員昨日の国土交通委員会で、先ほどの今本先生の資料を使って質問しました。これでも石木ダム造るんですか?と。答は「長崎県が必要と言っているから必要です」と。ホタルやシーボルトの魚と共に、何百年も暮らしてきたこうばるの里を強制収用して、そこで暮らしている人々を追い出してしまっていいんですか?

いま日本の公共事業は四重苦です。1つ、温暖化等による災害の増加。2つ、老朽化。3つ、人口減少。4つ、財政難。佐世保市水道の耐震化率はわずか25%です。ダムを造っている場合ではありません!宮島市長の考えを変えるよう、皆さん、頑張っていきましょう!


野田国義参議院議員政治とお金の元凶は何か?止まらない公共工事にあります。私は国会議員になる前は、福岡県八女市の市長を4期やっていましたが、その前は道路族で有名な古賀誠さんの秘書をやっていた。私にもいろんな誘いがありました。皆さん、公共工事は利権です。いま問題になっているパーティ券、それを買うのは公共工事をしたい人たち。無駄な公共事業がなくならないのは、そこにある。

一方必要な公共工事もある。既に造られたものの維持管理です。老朽化対策にこれからどれくらい必要なのか?200兆円だそうです。それを30年間かけてやるとすれば、1年に約7兆円となる。国交省の予算はいま年間7兆円だ。本来は維持管理費だけで全て使い果たされるということ。無駄な公共事業は一刻も早く止めなければなりません!


堀江ひとみ県議会議員私は5期目で、17年間石木ダム反対を言い続けています。県議会には46名の議員がいますが、反対は17年前は私1人でした。今は3名が反対しています。諦めずに、石木ダムは止めようという声を広げていただきたいと思います。

今年は石木ダム再評価の年です。費用対効果、いわゆるB/Cは再評価の度に下がっています。先ほども山田議員が話されたように、事業費の増額は必至です。再評価の現状は、県が選出した委員により、県が提示する資料によって審議されます。あのようないい加減な資料で認められていくんです。ここをなんとか改革していけないか、皆さんと共に諦めずに頑張っていきたいと思います。


小田徳彰佐世保市議会議員佐世保市議会33名の議員中、私を含む3名が石木ダム予算に反対しています。その他の議員はみな賛成です。昨年末IRが不認定になりました(その結果、将来の水需要が減って石木ダムの必要性はより低くなった)が、「IRが無くなったからこそ石木ダムは是が非でも造らなければならない」と、わけのわからない発言をする議員もいます。(何が何でも石木ダム推進という雰囲気)

佐世保市の人口は毎年3000人ほど減り続けています。節水機器も普及し、水需要は減り続けているのに、水道局はその現実を認めようとしない。今年は石木ダム再評価の年です。石木ダムがいかに不合理な事業であるか、その世論を盛り上げるために微力を尽くしたい。共に頑張りましょう。


炭谷猛川棚町議会議員私は地元こうばる地区の住民で、2期目の町議です。1期目は1人で石木ダム反対を訴えていましたが、昨年の選挙で反対派の議員が1人増え、現在は2人で頑張っています。しかし、昨年は水田への土砂搬入、用水路の破壊など、県のやり方は横暴極まりないものがありました。

今年1月には13世帯の1人であり、同級生でもあった石丸キム子さんが亡くなりました。大事なときには、いつもきちんと発言する人でした。県の職員に対し「説明責任があるでしょ!」と抗議していた姿が今も心に残っています。

川棚町議14名中12名がダム推進ですが、みな不勉強で県の説明を鵜呑みにしているだけです。むしろ町民の方が分っているような気がします。そのような民意を大事にして、皆さんと共に頑張っていきたいと思います。

 

議員の報告が終わると、講師の3人に再び登壇していただき、9人揃ったところで、質問コーナーの時間です。

 

長崎新聞(佐﨑記者):治水について今本先生と宮本先生にお尋ねします。事業者に対して、どういった説明や資料提供を求めているのか教えていただきたい。

今本氏:治水は論理であるべきで、それには客観的なデータが必要です。ところが、長崎県は驚くほど何もしていない。これだけの事業をするには雨量や流量を当然測らなければならないが、それをやっていない。平時の流量観測をやっていた時期はあるようですが、洪水時の流量を測っていません。また、先ほど川棚川を見ましたが、あちこちに土砂が溜まっていた。洪水が来たら溢れてくれというようなものです。ダムを造るよりも川の整備をしなければならない。それを優先すべきです。

宮本氏:事業を始めるときには、まず雨量計を付けねばならない。当初それがなかったからと、他所のデータを使っています。また、ダムを造るような河川計画のときは、ポイントごとの流量観測は必須なんです。モデルを検証するためには、その実測データが必要で、それがないと検証できない。まずは、ちゃんと測るべきです。それをせずに、押し通すようなことはやってはいけない。公共事業においてそういう無茶なことが通るのは恐ろしい。今年は再評価があるとのことなので、最大の山場だと思うし、長崎県はそれに真摯に取り組んでほしい。おそらく県の職員の中にも心に痛みを感じている人がいっぱいいると思う。その人たちが楽になるためにも、堂々と実態を把握した上で、県のトップには英断をくだして欲しいと思います。

次の記者が質問しようとしたとき、その前に、今本先生が宮本氏にマイクを向けた。

今本氏:宮本さんに聞きたい。貴方は若い頃こういうダムの査定をしてきたよね。いま、その立場だったら、このダムをどう査定しますか?

講師からの質問に苦笑いしながらも宮本氏はこう答えた。

宮本氏:私は30代の頃、毎年50~100本のダム計画を審査して、大蔵省に予算要求する、そんな仕事をしていました。だから、そういう計画の作り方は一応分っています。その私が、いま、長崎県から石木ダム計画書を持って来られたら、あの流域雨量の出し方を見ただけで、「長崎に帰ってください」と言いますよ。しかも、流量観測もしていないと言われたら、私ふだんは怒らないタイプなんですけど「いいかげんにしてくれ」「顔を洗って出直してくれ」と言いますよ。

NBC(長):工期があと2年で、事業費が残り82億円というこの状態でできるものでしょうか?また、あの規模のダムの本体工事はどのくらいかかるものでしょうか?

宮本氏:あと何億円かかるなどとは言いにくいが、今日現場を見て感じたのは、左岸は付替道路工事などやってますが、右岸は手つかずの状態です。本来ダム建設は付替道路工事が全部終わってから本体工事に入るんですよ。付替道路自体、あと2年でも終わらないのではないかな?

また、いま本体のダムサイトでボーリング調査をやっている。それは本来ダムの大きさや形を決めるときにやっておくべきことなんですよ。それを今日やっている!地盤に不安がありやっているのかもしれませんが、そうであれば、地盤改良工事の費用も予定より大きくなると思います。

毎日新聞(綿貫):国会議員の3名の方にお尋ねします。石木ダムに関する覚書について、行政だけでなく司法の場でも無視されてきました。こういう状態は今後もずっと続くのか、政権が変われば司法も変わってくるでしょうか?

山田議員:もう変えんば!今の司法は自民党政権に忖度しています。県は、地元の理解無しには進めないと約束した覚書を反故にしたまま工事を進めている。こうばるの皆さんが納得できないのは当然です。知事は、こうばるの皆さんと話し合いたいと思うなら、あの覚書を反故にした反省と謝罪から入るべきです。

嘉田議員:日本は三権分立していない。司法が政権与党に忖度ばかりしています。なぜなら判検交流(裁判官である判事と役人である検察官が、互いの職務を経験しあうために行なっている人事交流)という仕組みがあるからです。定年間近な判事など特別な人を除いては、どうしても行政・政権与党に不利な判決は出せなくなってしまっています。政権が変われば、この制度を廃止して、本当の三権分立を実現したいと思っています。

野田議員:長期政権は腐敗するんです。もう、シャッフルして変えねば。そして、知事や市長を変える。そのことが大事です。

会場から:国会議員の方にお尋ねします。日本は独裁国家ではない、一応民主主義国家なのに、13世帯を強制的に追い出してダムを造っていいのでしょうか?

嘉田議員:国会質問で聞きました。人が住んでいる、耕している、そこから追い出してダムを造った事例はあるのか?と。答は「ありません」。人権侵害なんです。あんないい加減な計画で、そんな非人道的なことをさせてはいけません。国会議員として強く思っています。

会場から:見切り発車してしまった公共事業でも、途中で止めたような事例は、これまでに無いのでしょうか?

嘉田議員:滋賀県知事の時代に6つのダムを止めました。その時の論理を作ってくださったのが今日の講師の今本さんと宮本さんなんです。これはやはりおかしいと、ダムを止めるために泡沫候補として知事選に立候補しました。その私を滋賀県民選んでくれたんです。だから、皆さんもそういう候補を選べばいいのです。ダムを止められるのは首長です。民主主義の力で変えましょう!

と、盛り上がったところで、時間となりました。

最後に集会宣言文案が読み上げられ、満場の拍手をもって採択されました。
3.23集会宣言文

私たちは、この集会で3つの成果を得ました。

石木ダム計画を止めるための鍵🔑(論理)と、仲間(専門家や議員)と、チャンス(再評価)です。

この成果を一人でも多くの人と共有できるよう、よかったら拡散してください。

よろしくお願いします。

 

石木ダム問題を知った学生さんたちの感想

8月26日、長崎県立大学(佐世保校)において戸田清教授による「環境社会学」の集中講義があり、今年も石木ダム問題を取り上げてくださいました。

資料の一つとして、昨年の「石木ダム全国集会」における、ほーちゃんの紙芝居と嶋津氏講演の録画(ユーチューブ)http://www.youtube.com/watch?v=ZWEqY5n1voMが使われました。

それを観た学生さんたちの感想を、少しだけご紹介します。

 

ダムの建設は莫大なコストがかかる、生態系が破壊されるといった問題があり、デメリットのほうが多いのではないかと思う。住民の意見は行政に反映されないような仕組みがあるので、改善されなければいけないと思った。

 

地元住民(佐世保市民の間違い)も57%が建設に反対しているにもかかわらず、行政が「市民の願い」というように掲げているのには驚きました。また、ダム建設のために水需要の架空予測や保有水源の過小評価をするなど、市民に誤った知識を植え付けており、ダムが建設されればその費用を負担することになる市民の正しい情報を知る権利を侵害していると感じました。

 

ビデオに出てくる紙芝居が家にあり、読んだことがありました。読んだときは、石木ダム反対についての一方的な意見だなと感じましたが、今回の授業で内容を理解することができました。 

 

石木ダムの建設が考えられ始めてから50年も経過していることに非常に驚いた。石木ダムの話は何度も聞いたことがあったが、こんなにも石木ダムを作ることによって悪影響があるとは知らなかった。市民は石木ダムの建設に半数以上が反対しているのに、行政はそれを無視し、市民の税金を使って様々な取組みを行っていることに腹が立った。地域を活性化させるには、ダム建設以外にできることがあるのではないだろうか。

 

伝えることの難しさ、大切さをあらためて感じます。

「紙芝居が家にあり読んだことがあった」けど、その時は「一方的な意見だと感じた」という。

嶋津氏の講演とセットで観ると、客観的・科学的根拠が示され納得できたのでしょう。

「石木ダムの話は何度も聞いたことがあった」が、その実態については「知らなかった」という。

学生さんだけでなく多くの人が、きっとそう・・・。

テレビや新聞で報じても、自分とは関わりのないことだと思っている限り、その情報は右から左に通り過ぎるだけ。

でも、学ぼうという意思を持って観ると、そこに理解や疑問が生まれるのでしょう。

 

環境社会学という、これからの日本をつくっていく上で大事な学問を学んでいる若者たちに、身近な事例として石木ダム問題を提示してくださっている戸田教授に心から拍手を送りたい… 

 

 

石木ダムについての講演動画を見て 大学生の感想

先月長崎大学では、環境科学概論や環境社会学の講義の中で、

石木ダム全国集会(2013年11月9日)の動画が上映されました。

 

その内容は、

①石木ダム建設予定地住民いしまるほずみさんによる報告

(紙芝居による地元の紹介と漫画風コラム「ダムのツボ」)と

②水源開発問題全国連絡会の嶋津暉之氏の講演

(石木ダムは必要か〜利水と治水について〜)

が収録されているものです。

 

それを見た学生さんたちの感想が送られてきましたので、ご紹介します。

学生さんたちの理解力はさすが!です。

全国集会で講演をされたお二人はもちろん、

全国集会実行委員会のメンバーとしても、

全国集会での講演内容が、あの場にいなかった人にも伝えられ、

活かされていることを、たいへん嬉しく思います。

 

● 石木ダム建設についての動画を見てとても複雑な気持ちになった。というのも、明らかに県が強引にダム造りをすすめているとしか見えなかったからだ。確かにダムをつくると、そのために職の需要が高まるなど県全体の景気の上昇が見込まれる。しかし、だからといって本来必要性の小さいダムをつくっていいというわけにはならない。県がダム建設の目的として挙げている、今後起こりうる水不足の対策や、川の治水というのがいい例だった。これから水不足に陥る可能性は低かったし、治水の面でも効果の少ない場所に建設を予定していたり、ダム建設だけに固執しすぎていると考えられる。私は県に就職しようと志望しているので、残念な気持ちでいっぱいになった。

 

● 佐世保市の水の需要量は減少傾向にあり、人口の減少などで今後も需要水量が減少する可能性が高い。しかし、市は水需要の架空予測と保有水源の過小評価で石木ダムは必要と主張している。治水においては、石木ダム建設のための治水を目的としているが、実際、必要とされるのは河川の氾濫の防止であり、流域住民の安全確保である。以上のことと、またダムができることで、市民はダムや取水、導水、浄水、送水などの水道施設の建設費を負担しなければならないと思うので、こういった必要のないことに巨費をかけるべきではないと考える。   

 

● ダム建設をしたいがために、水源の利用状況をねじまげたり、より良い治水を考えなかったりという行政の姿勢に驚いた。住民の安全がかかっているのに、全く暮らしのことを考えていない。反対運動がこれだけあるのに立ち退かせられる状態というのが横暴で信じられない。   

 

 石木ダム全国集会での利水、治水の話では、特に佐世保市の1日最大給水量の(将来)予測が現実からかけ離れたものであることを知り、大変驚いた。現在の状況から考えても今後は節水が進行し、人口も減少しているため、1日最大給水量は減ると考えられるが、市の新予測では石木ダム完成予定年度に合わせるようにV字回復している。また、ダムの設置場所も理論的ではない。その場所で本当に必要とされているのは氾濫防止策である。専門家(嶋津さん)がこのように言っているのだから、ダムが本当に必要なのか考え直し、より効率の良い対策を行うべきであると思った。

 

● You tubeの動画を見たのちに、長崎市民としてもっと詳しく知りたかったので、自らでも石木ダムの利水と治水の面についてさらに詳しく調べてみた。まず利水の面では節水型機器の普及や佐世保市の人口の減少により水需要自体が減少しているから、渇水になっても対応が可能な範囲にあり、また治水の面でも石木ダムを建設するよりも、下流部における氾濫防止策を練ったほうが良いのではないかと思った。私が石木ダムについて学ぶなかで印象的だったのは、佐世保市の人口減少である。現在、長崎県では若者の流出は問題になっているし、私自身も高齢化の波を感じつつある。その中で、石木ダムを利水という面から建設したいのなら、まず若者の確保政策を実施するべきではないかと感じた。

 

 ● 石木ダム建設のために利水の面では実際とは違う水需要の架空予測や保有水源の過小評価を佐世保市がしていることや、治水の面では河川整備計画が流域住民の安全確保を二の次にしていることなどを踏まえると、石木ダムはあまり必要ではないと私は思った。   

 

● 利水の点では、水量の架空予測による様々なシチュエーションにおけるダムの必要性の議論があった。治水の点では、提出された計画は全てダム事業を目的としており、住民の生活を度外視しているものである。本当に、ダムを建設すべきか、住民の意見に重きをおいて再検討するべきだと考えた。   

 

● 今回の動画を見て、改めて石木ダムの建設は不要であると思った。これからの人口減少や節水、漏水対策のレベル向上を考えれば、水の需要が増えることは考えにくい。不安定水源とされている水源も安定水源と変わらない。むしろ本当に必要とされる治水対策をするべきである。   

 

● 佐世保市は水需要の架空予測や保有水源の過小評価をしすぎていると思った。石木ダムを建設したいがために、住民の安全確保が二の次になっていることがよく分かった。1人1日最大給水量のグラフを見て、その減少の大きさに驚き、よく考えてみると私が小学生のときは家でも学校でも節水するようにとよく言われていた。しかし、最近ではあまり言われなくなったと感じた。本当に必要な治水対策の実施を長崎県に求め、市民の安全対策に努めるべきだと思った。

 

 ● 石木ダム建設について、利水に関しては水の供給量が年々減少しており、今後も減少し続けることが予測されるため、保有水源は十分であると考えられ、治水に関して、大洪水の再来に石木ダムは無力と述べられていた。これらを聞いて石木ダムは必要ないと考えた。   

 

● 石木ダム全国集会のビデオを見て、石木ダム建設は、それをすすめようとしている人たちの、水需要の架空予測と保有水源の過小評価により石木ダムは必要であるとしてつくりあげられた話でしかないとわかった。実際には、給水は減少傾向であり、人口も今後減少すること、また不安定水源と呼ばれているところも、十分利用されており、(推進派にとって)ダムが必要とされる理由でしかないとわかった。治水においても、本当に必要な対策は行われていない。ダムが与える影響を考え、不必要なダム建設に反対したい。   

 

● 石木ダムには利水や治水などの利益は根拠がないことや、不必要なことを学ぶことができた。水道水は今までの生活で不足しておらず、ダムを建設する目的すら明確でないことがわかり、ダム建設の必要性はないのではないかと思った。そして、ダム建設(構想)の早期に市民や環境への影響について調査しておくことで、ダム建設の計画の段階まで進まなくても済んだのではないかと考えた。   

 

● 人口の減少が続いており、水需要にも困っていないのに石木ダムを作ろうとするのは勝手すぎると思う。これは「開発による犠牲のおしつけ」であり、もっと自然や国民の声を大事にし、国民の税金を安全、安心できる社会づくりのために使うべきである。   

 

● 石木ダム建設は渇水対策や洪水防止が目的ということであったが、水需要の架空予測などが行われており、また洪水防止もあまり効果がないようで、ダムの必要性がわからなかった。これからどんどん人口が減ること、水需要が減ることをしっかり考慮すべきである。  

 

● 石木ダムの全国集会の講演の映像を見て、一応2年間も長崎に住んでいるのに、こんなに間近でこのようなことが起こっていることにびっくりしました。まず、市民のお金を使って建設するのに、実際とは少し違う架空の予測値を使用するのは許されることではないと思います。佐世保市の給水量は年々減ってきており、よって水の需要も減ってきているので、渇水の危険性はほぼないにも関わらず、保有水量の過小評価をし、ダム建設を推し進めようとしています。本来なら問題なく使えるはずの水源を、不安定水源としています。佐世保市は、水需要の架空予測と保有水源の過小評価によって、石木ダムの水源が必要だという話をつくりあげており、実際とは異なることを伝えるのはどうかと思います。市民への多額な経済負担もあり、利息も含めると1世帯当たり25−30万円もあり、1世帯でこれだけのお金を負担することはとても大変なので、もっと市民に寄り添って、意見を聞いて、それを反映するのが市議会(の役割)なのではないかなと思いました。  

 

● 映像の前半の講演(ほうちゃん)は、地域住民が困ることについてリアルな意見であると感じた。先祖代々大切にしてきた自然や暮らしが壊されるのは、大きな被害である。大村湾まで影響があることに驚いた。後半(嶋津さん)は、データをたくさん示していて説得力があった。1人あたりの給水量が減っているのは、漏水への対策などの実施に加え、人びとへの節水の呼びかけなどを行った結果であると思う。(ダムの)メリットとデメリットを比べると、デメリットのほうが大きいと感じた。  

 

● まず、石木ダムの利水について、水需要の架空予測と保有水源の過小評価が問題点として挙げられているが、市はもっと現状を正しく分析しなければならないと思う。現状から予想すると、石木ダムを建設しても、特に水の供給に大きく貢献することはないと思う。次に治水については、住民の安全確保を第一に考え、氾濫防止のため、ダムをつくる以外の対策を考えることが住民からは一番求められている。  

石木ダム建設阻止へ 全国から結集!

いよいよ、この日がやってきました。

「石木ダムを止めさせよう!」と全国の仲間が県都長崎市に結集です。

オープニングは「We Love こうばる合唱団」による「こうばるのうた」です。

川原には、13世帯、小さな子どもたちからジジババまで60人の人が住んでいて、

みんな心ひとつに、愛する「こうばる」の歌を歌います。

 

350人収容の長崎原爆資料館ホールは、ほぼ満席です。

 

来賓挨拶、トップバッターは、衆議院議員赤嶺政賢氏。

 

赤嶺さんのお話で特に心に残ったのは、

前参議院議員で「公共事業チェック議員の会」事務局長の大河原雅子氏が、

先の選挙で負けてお辞めになる引き継ぎのときに、

「石木ダムだけは何としても止めてください」とおっしゃったとのこと。

 

2年前、佐世保で全国集会をやったときは、

松野信夫氏や中島隆俊氏など、大河原さんを含め3人の国会議員の皆さんが

応援に来てくださいました。

その時のエールが心からの言葉だったことを、改めて知り、

とても嬉しく有難く思いました。

 

おなじみ、京都大学名誉教授の今本健博先生。

今回も「ダム検証のあり方を問う科学者の会」共同代表として、来賓挨拶をいただきました。

 

今回はじめて、弁護士の先生のお話しも聴くことができました。

平山先生は、オープニングの「川原のうた」に、ご自分の故郷を思い出されたそうで、

心のこもったご挨拶に、地権者のk子さんは「嬉しかったー!」と、とても喜んでいました。

 

さて、さっそくメインスピーチとして現地からの特別報告が始まりました。

私たちにとってはおなじみの、ほーちゃんの電子紙芝居です。

ほーちゃんの語りは、回を重ねるごとにレベルアップ!

今日は本当にバッチリ!

耳たこの私たちでも思わず画面にくぎ付けです。

 

続いて登場されたのは、水源連の嶋津先生。

例の毅然とした口調で、佐世保市の水需要予測を、

「極めつけの架空予測」と、バッサリ!

 

休憩を挟んで、後半は、

地権者のMYさんからの訴え、

佐世保市民の声、

に続いて、全国からの声として、北は秋田県から南は熊本県までの仲間が登壇、

各地から熱いエールが寄せられました。

 

 

集会終了後は、いざ、パレードへ出発!

Gさんの力強い掛け声に、皆も元気いっぱいの声でこたえました。

この後、川棚町の川原公民館で、楽しい楽しい懇親会が待っています。

が…

風邪でダウンの私はこれにて失礼させていただきました。

残念!! 

 

「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」報告 その2

全国集会の報告その2は、予告通りアンケート結果についてお伝えします。

回答者総数は、145人。

来場者の正確な数はわかりませんが、(見た感じでは500人近くいらしたような気はしましたが…)

資料の袋をお渡しした数は454人。

それでいくと、約3人に1人の方がアンケートに応えて下さったことになり・・・

このような高い回答率というのはなかなかありませんよね。

しかも、感想がびっしり書かれているものも多く、裏にまでかいて下さった方が何人も…

事務局一同、大変有り難く、じっくり読ませて頂いているところです。

 

アンケート項目ごとに見ていくと、


1. あなたの年代を教えてください。
   
   20代=2名  30代=8名  40代=5名  50代=29名
   60代=58名  70代=37名  80代以上=5名  不明=1名
    
2. どちらから いらっしゃいましたか?
   
   佐世保市=71名  川棚町=13名  長崎市=16名
   その他の長崎県内=26名  長崎県外=19名 
 
3. 今日の集会は、どのようにしてお知りになりましたか?
 
   新聞・テレビ=6名  チラシ=38名  知人・友人=46名
   団体=50名  その他=14名  
   水源連=15名  
   ライフさせぼ=4名
   
4. 集会に参加して、石木ダム問題について、どのように思われましたか?
   
   計画通り建設する=1名
   計画を止める=143名
   その他=1名
6.「石木ダム問題」を考えていくために、どんな企画を希望されますか?
  
   現地見学会=72名  講演会=28名
   意見交換会=46名  研究発表会=22名
   
   その他として各自、自由に記述してもらった中で複数の方が書かれていたものは、
   ・絵画展や写真展、川原合唱団を呼んでのコンサート、アンケート
   ・スケッチ大会、ウォーキング大会、釣り大会、自然観察会、川遊び、援農
   ・促進派との討論会、ミニ学習会を継続的に各地で開催、地元と市民との対談
   ・街頭チラシ配布を継続的に、ブックレットの発行
このような結果になりました。

5番の項目は「集会のご感想をどうぞ」というもので、ここに多くの熱い感想が寄せられていました。
県外の方の感想の多くは、水源連のメンバーの方々なので、
ご自分の体験を通してのアドバイスや、共通の思いも綴られていましたが、
集会の成功を祝い、実行委員への温かな労いや賞賛の言葉がたくさん寄せられました。
特に印象的だった感想文の要旨をご紹介すると、
・熱意にあふれていて感激しました。
 行政のヤラセに負けないでください。私たちもヤラセと闘っています。(香川県:内海ダム)

・2つの講演が非常に良くまとめられており、わかりやすかったです。
 地権者の方が若くてしっかりしていることに驚きました。
 「水のことを一緒に考えよう」という姿勢がとても新世代的で新鮮でした。
 川内野さんのような人材をもっと活かして頂きたいと思いました。
 非常に説得力のあるお話が多く、感銘を受けました。(秋田県:成瀬ダム)
・会の運営がとてもスムーズで素晴らしかった。大変わかりやすくてよかった。
 本日の成果を是非佐世保市民に広げて行って下さい。
 川辺川では、ダムの受益者のはずの農民と人吉市民がダムの不要性を明らかにし、
 予定地の村長を動かし、知事を動かした。
 市民へのミニ学習会を広く継続的に続けていくことが大事です。(熊本:川辺川ダム)

県内から寄せられた感想の多くは、同じ県民として、
石木ダムの不要性を明らかにした佐世保市民と、断固反対し続ける地元地権者への感謝がほとんど。
少しだけご紹介すると、
・反対し続ける地権者の皆さんの姿に、人間の尊厳と誇りのようなものを感じました。
 嘘で固められた原発同様、ダムは無駄という真実が明らかにされることを確信しました。(長崎市)
・もっと水源林を守る活動を!
 節水を進める松山市では食器洗い機購入に補助が出て節水効果が上がっている。
 佐世保以北は全国でも有数の地滑り地域。山の水を抜くだけで結構利用できるのでは?(大村市)
・嶋津さんの市民による検証発表が非常に明解で、石木ダムは全く不要であることがよくわかった。
 「佐世保市民の声」の各々の方の話も、とても面白かったです。
 県との討論会を開き、県民にテレビで見てもらったらどうでしょう?(長崎市)

さて、肝心の佐世保市民の感想はどうだったかというと…
こちらも圧倒的に、石木ダムが要らないという根拠がよくわかった!というものばかり。
たいへん嬉しい感想です。
私たちが一番目標としていたことですから。
こちらも具体的な例を少しだけ?ご紹介します。
・綿密に調査された資料を見せて頂き、本当にダムは要らないと思いました。
 県や市の役人もこのことを知ってほしいです。
 ダムを造るためのでたらめなデータを市民に伝えないでほしいです。
 市民として水不足の時は節水を頑張ります。
 もっと佐世保にも水資源は有ると思います。猫山ダムも利用できるのではないかと思います。
 水不足で命を失くした人はいませんでした。ダムを造るなんて本当に不必要だと思います。
 今日ここに来てみて本当に良かったです。(60代)
・集会参加者が多く、ダム問題を真剣に考えている人が沢山いることを嬉しく思いました。
 難しいことはあまり分かりませんが、自然を破壊すると二度と元には戻りません。
 また、日常生活で佐世保市が水不足だとは認識していません。(50代)
・ダムの必要性がこれほどあらゆる面から否定されているのに、中止にならないのがわからない。
 知事や議会を説得するにはどうすればいいのだろうかと思う。(60代)
・今本先生、嶋津先生の話も具体的で本当に分かりやすかった。
 私は川棚生まれで、現地にも時々遊びに行っている。大好きな場所です。
 水道料金、ムダな税金をもう使ってほしくない。(60代)
・40年来の闘いの継続・団結に敬服します。
 この問題の本質は、人間が自然とどう関わっていくのか、ということだと思います。(40代)
・今日の集会では驚くデータばかり(使用量予想の推移など)このデータは市民に知らせるべき。
 長崎県・佐世保市は、東電や国の官僚と同じだと思った。
 造ったら、だれが得をするんだろう?(30代)
・私は左派ではない。現実派です。石木ダムを造れば水道代が上がる。
 また、美しい自然も残したい。ダムよりもまず漏水対策をやるべき。
 行政も市民の目線に沿ってとりくんでほしい。(60代)
・平成6年の大渇水の時広島にいた。幼いながら毎日8時間以上の断水があったことを覚えている。
 あの時の断水とダム建設は関係ないというのが、私の意見です。
 初めてこのような集会に参加しました。
 地元の方が粘り強く耐えてきたことにびっくりしました。
 このように何十年という歴史があったことなど知りもしませんでした。
 今回参加して良かったと思っております。(20代)
・専門家によるデータや資料が欲しかったので、実に良かったと思います。
 今後、フェイスブックにて訴えていきたいと思います。(50代)
・3時間があっという間でした。言葉が合っているかどうか分かりませんが、楽しく参加できました。
 そして、自分に何ができるか考えさせられる集会でした。(50代)
・早く中止になればと願います。
 自宅近くにダムがあるのですが、雨が降るたびにあふれて放水しています。水は足りているのです。
 ただ公共事業をしたいための計画だと思います。一緒に頑張りましょう。(50代)
・自分の石木ダムについての認識不足を痛感しました。
 高田元知事の機動隊導入は、当時関心の無かった私もTVを見て腹が立った一人です。
 長崎はなんで出来そこないの知事ばかりなんでしょう。(70代)
・きちんとしたデータで、佐世保市の水は十分足りていることを確信できた。
 30数年間闘ってこられた石木の方に頭が下がる思いです。
 水が足りないと煽って、公共事業がやりたい政治家と業者の姿が目に浮かびます。
 佐賀県知事と九電のような関係が長崎でもあるのではないかと思いました。
 今日のことを周りの人に話します。(50代)
・呼びかけを他の人にもしたらよかったなあ。
 切実な市民の問題であると認識しました。(70代)

まだまだたくさんのご感想をお寄せ頂きました。
皆さん、本当にありがとうございました。
頂いたご感想、ご意見を糧に、これからもボチボチ取り組んでいきたいと思います。
皆さんとご一緒に…    

「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」の報告

全国集会当日は、たくさんの皆さんにお手伝い頂きました。

仕事をやりくりして時間を作って下さった方、遠くから早起きして駆けつけて下さった方など…

そのお一人、諫早のOさんから昨日、全国集会の様子を撮った写真が送られてきましたので、

その写真を交えながら、当日のご報告を致します。

 

まず、全容を新聞記事からお伝えします。

 

続いては、朝日新聞の記事。

 

この記事は、なんと、朝日新聞地方版ランキングで全国1位(26日)になったというのですから驚きです!

 

さて、本題です。

この日のプログラムは以下の通りでした。

 

総合司会をやってくれたあっこさん、お疲れ様でした!

 

オープニングは、1982年の強制測量の映像と、

そのことを歌った歌『心に杭は打たせない』の合唱です。

黄緑の川原Tシャツを着て歌うのは、地権者の女性たち。

優しくて逞しい、肝っ玉母さんぞろいです。

後ろに控えし男性合唱団は、長崎の男声合唱団「ながせん」。

このメンバーで「石木川まもり隊うたう会」として、9月に演奏交流会にも出場しました〜

 

主催者挨拶の後は、来賓の挨拶。

トップバッターは、民主党参議院議員で、「公共事業チェック議員の会」会長の松野信夫氏。

政府与党の一員としても、熊本の川辺川を中止に追い込んだ一人としても、

石木ダムを撤回させよう!と熱いエールを頂きました。

 

続いて、社民党衆議院議員の中島隆俊氏です。

昨年の国土交通委員会では、石木ダム建設の不必要さをしっかりアピールして頂きました。

引き続き頑張って下さっています。

 

長崎県議会議員運営委員長の末次精一氏。

佐世保市選出です。保守系です。

「なんで石木ダムに反対すっと?もう応援せんばい!」と支持者に攻撃されながらも、

信念を曲げず、コツコツと周りを説得する、正義感と人情に厚い政治家!です。

 

県議会で唯一「石木ダム反対」を明言している共産党の堀江ひとみ氏。

本会議でも、その爽やかな弁舌で、佐世保市の水需要予測を一刀両断されました。

 

さあ、いよいよ本編の始まり、始まり〜

基調講演をして下さったのは、京都大学名誉教授の今本博健氏。

河川工学の専門家で、淀川水系流域委員会の元委員長。

かつてはダムを造る側であった方が、いま「ダムは国を滅ぼす」と言う。

なぜか?

その思いを熱く語って頂きました。

 

続いて登壇されたのは、水源開発問題全国連絡会(水源連)共同代表の嶋津暉之氏。

今年初めから、私たち(当集会実行委員会メンバー)と共に、

「市民の手による石木ダム事業検証」に精力的に取り組んで下さいました。

その結果発表をして頂きました。

いつもは少々早口な方ですが、この日は市民の意識に合わせて、ゆっくりとわかりやすく話して頂き、

「これならダムは要らん!その根拠がよくわかった!」との感想がたくさん寄せられ、たいへん好評でした。

真剣に耳を傾ける会場の人々。

 

地元地権者を代表して、J君からのメッセージです。

大勢の聴衆の前でも気負わず、自然体で、たいへん心に沁みるお話でした。

佐世保市民を、自分たちの土地を取り上げようとする人たちというふうには思わない、

あなたたちも被害者かもしれない、一緒に水のことを考えていきましょう、

というメッセージが深く心に残りました。

 

これで前半終了です。

10分間休憩の後、後半の最初は、「川原のうた」のビデオ上映。

昨年の今ごろ、川棚町の文化祭で歌われたときの映像です。

ダム問題で町が二分されている状態、石木ダムがタブー視されている川棚町で、

地元地権者によるこの合唱に、その日最大の拍手が送られたと聞きました。

http://www.youtube.com/watch?v=gNHka_L2BIc&feature=related

(全国集会で上映された映像ではありませんが、上をクリックしても歌は聴けます)

 

続いては、座談会「佐世保市民の声」

 

一般主婦のMさん、環境カウンセラーの川内野さん、

佐世保市議の山下さんと速見さんの4人の方に参加してもらい、

石木ダムのことを佐世保市民はどう思っているのか?

賛成、反対、わからない…いろんな声が聞こえてくるが、

必要だと思っている人の理由は何か?

わからないと思っている人には、どのようなことを伝えたいか、等々話してもらいました。

 

例えば大渇水の時の断水の苦労は二度と経験したくないと思っている人が結構いるけれど、

あの平成6年から7年にかけての大渇水は、佐世保だけでなく西日本全域でおこったこと、

その教訓が節水条例や漏水対策で活かされてきた他都市と、

石木ダム建設に頼るばかりで対策を怠ってきた佐世保市との違いが明らかにされたり、

佐世保市民にとって実はダム建設が大きな負担増となって、

水道料金値上げだけでなく一般会計にも響いていること、

ダム建設が及ぼす生態系の破壊がどれほど大きな損失に繋がるか、

絶滅危惧種に詳しい専門家の貴重なお話なども聞けて、

会場の皆さんも興味津々の表情でした。

 

その佐世保市民の声に続くのは・・・「全国からの声」

全国のダム反対運動の実情を一番よく知る「水源連」の遠藤共同代表。

いま国が行っている「検証」がいかにいい加減なものであるか、

石木ダムだけじゃない、全国の仲間が闘っている、

その仲間が、ここにこんなに応援に来ましたよ〜と紹介してくれました。

北は北海道(当別ダムなど)から、

秋田(成瀬ダム)、茨城(八ッ場ダムをストップさせる茨城の会)、岐阜(徳山ダム)、

香川(内海ダム)、山口(平瀬ダム)、等々、

南は熊本(川辺川ダム)まで、たくさんの皆さんのエールを頂きました。

 

そして、最後に登壇した議員

民主党参議院議員、「公共事業チェック議員の会」事務局長の大河原雅子氏は、

「今日、ここに来れて、この場に参加できて本当に良かった!」と、

感動で言葉を詰まらせながら、感想を述べて下さいました。

 

続いて以下の集会決議文を採択し、

 

 

最後に、地権者で、実行委員長の岩下さん(石木ダム建設絶対反対同盟)から挨拶。

(この写真が残念ながらありません!)

 

岩下さんは、

「自分たちの思いは、今日の資料に同封した文章を読んでください、そこにすべて書いています」

「とにかく、私たちの住む川原に足を運んで下さい。私たちはいつでも歓迎します」と結びました。

 

こちらが、その文章の最初のページです。

年表も付いています。

 

 

このような資料が数ページにわたって綴じられています。

 

他にも、事務局発行の新聞や八ッ場ダムのチラシなど同封しました。

また、

こちらは、「石木川まもり隊」発行のパンフレット。

市民向けに「石木ダム事業検証」をわかりやすくまとめてみました。

 

以上、簡単に?「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」についてお伝えしました。

明日は、アンケートの結果を報告します。

 

石木ダムはいらない!

「おめでとうー、大成功だね!お客さんがいっぱいで、よかったねー」

「今日の集会に来て、本当によかった!こんなことなら、友だちを誘うんだったな…」

「嶋津先生の話、すごくわかりやすかった、私でもこれなら石木ダムは要らない!って理解できたもん」

 

などなど、終了と同時にたくさんの嬉しい感想が寄せられた。

が、正直なところ、事務局スタッフ一同、集会をプログラム通りに進行させることで頭がいっぱい…

会場の反応など感じる余裕はなかった。

 

翌日の新聞報道で、夢でなかったことを確認。

http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20111024/08.shtml

長崎新聞 2011年10月24日

「石木ダムいらない」 佐世保で建設反対集会

(写真)約500人が集まった石木ダム建設事業に反対する全国集会=佐世保市コミュニティセンター

 

ホッとする間もなく、県庁へ申し入れに行く。

昨日の集会で採択した決議文を県に突きつけ、事業の撤回を求めるために。

いつものメンバーだけでなく、水源連事務局のダム問題専門家の皆さんや、

それぞれの地域で先頭に立って活躍なさっているベテランの方々も加わって、

いつもと違う雰囲気の交渉に、県側の皆さんもタジタジ…。

2時間を超える意見交換ができた。

http://www2.nbc-nagasaki.co.jp/houdou/index.php?itemid=12555

報道センターNBC 2011年10月24日

 

また、翌日25日には、全国集会に参加なさった熊本の方から、

たいへん嬉しい感想と温かなメッセージを頂いたので、ご紹介したい。

 

皆さま
23日の集会は、本当にご苦労様でした。
今本先生と嶋津さんのプレゼンも非常に分かりやすかったし、
後半の松本さんがコーディネートされた、
市民の視線で見た石木ダム問題もとてもよかったと思います。
内容も、時間配分も、雰囲気も、わかりやすさも、
どれをとっても素晴らしくて、あっという間の3時間でした。
絶対石木ダムは阻止できると確信しました。

私は、川辺川ダム反対に携わってきて18年経ちました。
川辺川の場合は、水没予定地(五木)の反対が終息した後の、
下流域からの反対運動だったので、
本当に厳しい戦いでした。
しかし、「ダムは治水でも利水でもいらない」ことをずっと訴え、
球磨川漁協がダム本体着工を阻止し、
「受益者」であるはずの農民が裁判で勝利し、
ダム予定地の相良村長と
最大の治水の「受益地」であるはずの人吉市長が反対し、
県知事がダム反対し、
政権交替で国交大臣のダム反対に至ったという、
本当に苦しく厳しい戦いでした。

石木ダムでは、岩下さんら地権者の人たちと、
佐世保の人たちが一緒に戦えば、
絶対石木ダムは阻止できると思います。
しかし、佐世保市長も急には変わらないと思います。
とにかく、これからも戦いを継続していかれることが
大切だと思います。
石木ダムは、治水でも利水でも不要であることが、非常に分かりやすく、
市民に訴えやすいと思います。
川辺川も、ダムを造りたい人々は、いまだ全くあきらめていないので、
これからもずっと戦っていかなければ、必ず反撃にあいます。
これからも連携を深め、
がんばりましょう。よろしくお願いします。


全国集会が新聞に!

昨日、佐世保市役所の記者室にて実行委員5人で記者会見を行いました。

もちろん、全国集会のご案内です。

 

今日、長崎新聞は早速掲載してくれました。

http://www.nagasaki-np.co.jp/news/ishiki/2011/09/23111052.shtml

 

「石木ダムいらない」 佐世保で来月23日に全国集会

 県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業の反対派住民は10月23日、同市内で学識経験者を招いて「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」を開く。

 同町の地元地権者でつくる石木ダム建設絶対反対同盟や、同市の「水問題を考える市民の会」など反対5団体が実行委を結成。約600人の参加を目指す。

 集会では、河川工学が専門で「ダムが国を滅ぼす」などの著書がある今本博健・京都大名誉教授が基調講演。集会前日に同町で総会を開く「水源開発問題全国連絡会」のメンバーは、自主的に実施した同ダム事業の検証結果を報告する。

 22日、同市役所で会見した実行委事務局の松本美智恵代表は「県や市が進める政策に無関心であってはならない。市民に石木ダム事業を自分の問題として考えてもらうきっかけにしたい」と参加を呼び掛けた。

 集会は同市体育文化館内コミュニティセンター大ホールで午後1時半開会。資料代500円。問い合わせは事務局(電0956・31・2782)。

この日は、「よさこい佐世保祭り」の最終日だし、

豪華客船「飛鳥」は寄港するし、

市民はお祭りムード一色かも。

昨年までの私がそうでしたから・・

カメラを持って、踊り子たちの後をくっついてまわってましたから、わかります〜

 

あるいは、そのような人ごみや喧騒を嫌って、この日は家から出ない!

という人もけっこういらっしゃるとか・・

どっちにしても、集会主催者としてはイタ〜イ現実です。

 

このブログをご覧になった佐世保市民の皆さん、

この日は潔く?街に出ましょう!

よく学び!よく遊べ!

集会もお祭りも両方楽しめる、素敵な一日にしませんか?

 

 

全国集会告知看板設置にNO!?

これは佐世保市水道局の建物です。

まるで全市民が石木ダムを願ってるような誇大広告です。

ここにも全く同じ文言の看板が設置されています。

設置者は「石木ダム建設佐世保市民の会」ですが、100%市の補助金で活動している団体です。

だから立派な看板も、横断幕も、バスの車体広告だって何でもござれ!です。

 

でも、ここは市営駐車場のフェンスで、場所代はタダなんです。

そうだ!私たちもここに看板を設置しよう!

来月開催の全国集会のこのポスターを看板にして。

 

             

 

多くの人に伝えて、来てもらえるように、ここなら人通りも多いし、グッドアイデア!

というわけで、9日に仲間が申し込みに行きました。

 

翌日、不許可の返事が電話で返ってきました。

なぜ?

納得がいきません。

市民に提供される公共の施設に、なぜ区別?差別?をするのでしょう。

許可を与えるか与えないか、その根拠は何なのでしょう?

 

このような疑問を、山下市議が15日の本会議で早速問いただして下さいました。

その結果は、翌日の新聞が報じています。

 

 

 

当実行委員会に届いた「屋外広告物設置不許可通知書」には、

「設置許可することができない理由」として以下のように書かれていました。

 

イベント開催に関する掲示物であり、佐世保市の後援を受けていないものと認められること。

 

つまり、佐世保市の後援を受けていないイベントのお知らせはダメだということのようです。

ところが・・・

ここにあるイベントの告知看板は、皆、佐世保市の後援を受けているのでしょうか?

中ほどの「芹洋子ふれあいコンサート」は佐々町教育委員会の主催で、佐世保市の文字は見当たりません。

左端の「かとうフィーリングアートバレエ 第29回リサイタル」の看板も、佐世保市の後援など・・・無し。

後援云々は明らかに言い訳のようです。

市の方針と違う、石木ダム建設を願わない市民は市民として認めないかのような扱いです。

このような非民主的なやり方が許されていいのでしょうか?

市長は、「市の財産は市の事業の方針に沿って利用されるべきだ」と言いましたが、

市の財産は元をただせば市民の税金からできたもの。

私たち反対派の税金もつぎ込まれているはず。

市の財産は市長の財産ではありません。。

 

全国集会ニュース第1号完成!

「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」まで、もう5週間となりました!

まだまだ準備はこれから・・

大丈夫かな〜

かなり不安・・

でも、昨日やっとニュースの第1号ができました。

担当のMさん、お疲れ様でした!

一人でも多くの人にチラシやニュースを見て頂いて、関心を持って頂きたいと思います。

 

 

 

 

このように、賛同人の方々もどんどん集まっています。

賛同人or賛同団体になろう!と手をあげて下さる方は、次のアドレスへメールでご連絡下さい。

no.ishiki.dam@gmail.com

このブログのコメント欄でも受け付けます。

 

皆さんのメッセージをお待ちしています。