今日の長崎新聞です。
昨日8月9日は長崎県内のメディアにとっては特別な日。
新聞記者の皆さんは原爆関連の取材で大忙し。
こうばるにやってくる余裕はありませんでした。
唯一、長崎新聞の記者さんだけが、太郎さんの言動をしっかり見つめていました。
さすが地元紙!
おかげでスクラップ帳に残すことができました。
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今日の長崎新聞です。
昨日8月9日は長崎県内のメディアにとっては特別な日。
新聞記者の皆さんは原爆関連の取材で大忙し。
こうばるにやってくる余裕はありませんでした。
唯一、長崎新聞の記者さんだけが、太郎さんの言動をしっかり見つめていました。
さすが地元紙!
おかげでスクラップ帳に残すことができました。
今日の最高気温は36度。
猛暑日の昼下がり、こうばるの皆さんは大きな木の木陰に椅子を並べて、この方を待っていました。
この方とは、参議院議員の山本太郎さんです。
案内してくれた末次さんと一緒に、真剣な表情で岩下さんの話を聞いていました。
石木ダムは必要性の無いダムであること、
住民の合意無しには造らないとの覚書を交わしたのに、それを無視して進めていること、
私たち反対住民の土地に対する強制収用が始まっていること、
収用された土地の補償金も受け取っていないのに税金がかけられていること、
等々の話に驚く太郎さん。
他の地権者の皆さんからも訴えかけました。
強制収用されても私たちが動かなければ行政代執行をかけるしかない。
そこまで県はするのか。
一番良い解決方法は、事業認定を国が取り下げること。
長崎県は土建行政をやってきた。国交省や関係する国会議員との結びつきが強い。
知事の一存では動かせないのだろう。
国を動かせる政治家の力を借りたい。
長崎県の無茶苦茶な流れを止めるには「天の声」しかない。
私たちも頑張るが、国交省を動かす政治家の力が欲しい。
そういう声があちこちから上がってきたところで、残念ながらタイムリミットとなりました。
太郎さんは末次さんに促され、席を立ち、
「ダムのことは不勉強なので、これから勉強させてもらいます」と言って、
次の会場の佐世保に向かいました。
中途半端に終わって、地権者の皆さんには大変申し訳なかったのですが、
でも、太郎さんも末次さんも本当にタイトなスケジュールの中、こうばるに足を運んで下さいました。
これ以上の時間オーバーはできませんでした。
今日の訪問がきっかけとなって、いつか本格的にこうばるを訪ねてくださることを切に願っています。
さて、アルカスSASEBOのイベントホールは、ほぼ満席。
政治セミナーというと男性が多いのかと思っていたら、
けっこう若い女性が多くて意外でした。
山本太郎さんの話が聞けるからか、
それとも主催者の末次精一さんの後援会は、若い女性が多いのか・・・?
その末次さんの開会の挨拶では、
この国をおかしくしているのは既得権益。
わずか1%の人々の利益を守るために国が動いている。
既得権益を是正していかねばならない。そのために私は闘い続けます…と。
いよいよ太郎さん、登場です。
長崎への思い、オバマ大統領の広島訪問について、安保法制について等々幅広くいろんなお話をされました。
その後の質問コーナーで、なぜ芸能人を止めて政治の世界に入ったのか?と問われると…
きっかけは、あの原発事故です。
僕はわりと環境問題には関心があったので、事故の10年程前から、
サイト上で原発の危険性はある程度知っていた。
でも、その危険性をカバーする技術力があってやっているのだと思っていた。
よく5重の壁とか言いますよね。そういう説明を信じていた。
でも、2011年、事故が起きた。ヤバイと思った。
時々デモに行ったけど、カメラを見つけると顔を背けて映らないようにしていた。
芸能人だから。仕事がなくなると思ったから。
しかし、5月、文科省が子どもの被ばく限度を、年間1mmシーベルトから20mmシーベルトに変えた。
チェルノブイリでは、今でも年間5mmシーベルトで避難区域になっているのに…。
その時、ほんとにヤバイと思った。
もう隠れるのは止めて、前に出ようと思った。
そしてカメラの前に出るようになったら、ほんとに仕事がなくなった。
と語り、その結果に満足しているように感じられました。
石木ダムの話が全く出なかったのは残念ですが、
ダムのこと何も知らないとおっしゃる太郎さんにその話を求めるのは酷ですし、
生半可な知識で政策を語るような方でないってことがよくわかりました。
原発問題同様に、ご自身が気付き、学び、本当に実感された時には、
きっと強く、発信されることでしょう。
今気づいたのですが、早速ツイッターで発信されていました。
https://twitter.com/yamamototaro0/status/762961492580806656
長崎市にある「ギャラリーコクラヤ」にて開催中の写真展「石木川のほとりにて」に、お邪魔しました。
ずいぶん暗いイメージですが、これは私のカメラのせいです。
カメラを忘れたので携帯のカメラで撮ったら、この酷さ・・・。
コクラヤさん、すみません。
奥の方ではビデオ映像も流されていました。
こうばる住民のK子さんや、パタゴニア福岡のTさんとも予期せず会えて、
話に花が咲き・・・
村山カメラマンと記念撮影。
その後もこうばる住民が次々にやってきました。
それもそのはず、今日は日曜日ですから。
こうばるの皆さんは平日は阻止行動をやってるし、
昨日は地元のイベントだったし、
写真展の期間中、来れるのは、この日しかなかったのです。
村山さんの写真ですっかり人気者になったエイジ君の一家もやってきました。
エイジ君、サオちゃん、そして生まれたばかりの妹ナツキちゃんのスリーショットも大好評の写真でした。
その写真の前で、またパチリ。
そして、後ろの写真を見て、カメラマンは指示を出します。
「サオちゃん、ナツキちゃんをだっこして」
言われた通りだっこしようとしたら、ナツキちゃんは大泣き。
お母さんから離れたくなかったのか、サオちゃんのだっこが不安だったのか?
一年前、サオちゃんの腕の中で、あんなに小さかったナツキちゃんが、
こんなに大きくなって・・・
早いものですね。
これからも、この可愛い三きょうだいが、
自然豊かなこうばるで、すくすくと育ってくれますように!
村山カメラマンもそれを見届けたくて、きっと、君たちがおとなになるまで、
君たちの追っかけをやるだろうな〜
覚悟してたほうがいいよ〜
今朝の長崎新聞には、石木ダムに関する2つの記事が掲載されていました。
1つはこちら。
長崎に寄港したピースボートの記事。
メインの平和イベントに関する記事に続いて、
30人が川原を訪れ住民と交流したことも、別枠できちんと伝えてもらえました。
ここで紹介されている環境財団のチェ・ヨル代表はダム問題に詳しい方で、
こんな話をなさっていました。
私は中学高校時代に大きな川の流域に住んでいた。
その川には3つの大きなダムができ、知り合いの家が次々になくなっていった。
1990年代に国はまたダムを造ろうとしたので、私たちは立ち上がった。
反対運動は大きくなっていった。
そして、2000年に金大中大統領が白紙撤回した。
石木ダムは必要性も無く経済的価値も無い。
必ず止めなければ!
私は韓国の国民と共に皆さんを応援します!
そして、もう1つは5日から長崎市で始まった村山さんの写真展の記事。
私も明日見に行く予定です。
今年1月佐世保で展示した写真たちとの再会が楽しみです。
いま長崎市はピースウィークで、平和に関するイベントがあちこちの会場でおこなわれています。
そこに参加した帰りにでも、よかったら、コクラヤギャラリーにお立ち寄りください。
きな臭い現実とかけ離れたほっこりする空間に出会えます。
平和と同じように守りたい大事なものが見えてきます。
平和だからこそ守れるものでもあります。
平和も環境も失ってからでは遅い。
村山さんの写真たちが、きっと気づかせてくれるでしょう。
午前11時、阻止行動をやっているゲート前に1台の大型バスが!
長崎県営バスから降り立ったのは…
ピースボートのご一行様。
春のツアーでも「こうばる」を訪ねてくださいましたが、お客様にとても好評だったそうで、
今回もオプションコースとして募集したら、予想以上の参加者だったとか。
まずは、地元案内役の岩下さんの説明を聞き、
続いて、ゲート前で座り込みをしている人たちのもとへ。
皆さん、興味津々でいろいろ質問していましたよ。
最後は、ゲート前で記念撮影。
権力に負けない長年の闘いの現場を見て、元気をもらったとおっしゃってました。
とはいえ、今日もうだるような暑さ。
炎天下を歩きながら説明を聞くのは、本当にお疲れだったと思います。
お昼の会場に到着した時には、その涼しさに皆さん大歓声。
流れる水に素足を浸し、一休み。
そして、そうめん流しの始まりです。
今回のこうばるへのツアー客の半分は韓国からの方で、
聞いてみたら、韓国ではそうめん流しなどないとのこと、初めての体験に大喜び。
こちらは、その韓国の通訳の方。
本当に楽しそうに、そうめんを追いかけていました。
そうめん流しが終わると、各テーブルには、こうばるの皆さんも加わって、
賑やかな談笑の輪が広がりました。
やっぱり、若者は若者同士で話が弾んでいます。
シールズの奥田さんにはラッピングバスのコピーでお世話になったのですが、
実際にこの地を見て、歩いて、川に触れて、地元の人と語り合ってもらって、
本当に良かった・・・
そして、参加者の皆さんから「来て良かった」「今回のツアーで最高の場所だった」
との言葉を頂いて、こうばるの皆さんも大喜び。
初めは「社交辞令」との思いで聞き流していたのですが、
「ほんとよ!〇〇と△△と??にも行ったけど、こんなに感動したとこはない」
「最高のオモテナシを受けて嬉しかった」
「この人は辛口で、めったに褒めないの。この人が言うのだから信じて!」
とまで言われ、ようやく「ほんとですか〜?」とこうばるの女性たち。
連日の阻止行動で疲れているのに、様々な行事やお客様に追われる日々。
こうばるに関心を示し来てくれるのは嬉しいけど、
一方では、休みたいな〜との思いも本音ではあるはず。
でも、こんな言葉を聞くと、
やっぱり頑張ってよかった、これからも頑張ろう!という思いがムラムラと…
そんな思いが笑顔に滲み出ていました。
ピースボートのスタッフの皆さん、ありがとうございました!
お客様にとっても、こうばる住民にとっても、私たち支援者にとっても、
元気が湧き出るひとときでした。
また、お会いできることを楽しみにしています。
いよいよ明日から開催です。
村山嘉昭写真展「石木川のほとりにて〜13家族の物語〜」
今年1月、一足先に佐世保でも開催し、たくさんの方に見て頂きました。
ダム建設予定地で暮らし続ける13世帯の家族の横顔が映し出されています。
自然で、ありのままで、笑顔、笑顔、笑顔・・・
見ているだけで誰もが幸せを感じる、そんな写真がいっぱい。
今回の写真集は第2弾で、前回よりもかなりボリュームアップ。
ますます見ごたえたっぷりです。
会場や日時は以下の通り。
長崎市の方はよくご存じの、万屋町にある「ギャラリーコクラヤ」です。
5日〜9日まで、5日間もやっています。
お近くの方は是非お時間を作ってお出かけください。
遠くて行けない方も大丈夫。
写真集を買えば見られます。
1500円です。
スペースの関係で写真展には展示できなかった素敵な写真にも出会えます。
全国のパタゴニア各店で販売中。
また、「石木川まもり隊」でも販売しています。
お問い合わせなど、このブログの「コメント」をクリックして送信して頂ければ対応いたします。
まずはともあれ、明日からの写真展にぜひどうぞ〜(^^)/
7月28日の長崎新聞の記事です。
7月26日付で、県収用委員会は、石木ダム建設予定地の9世帯の家屋を含む未買収地約9万㎡の裁決手続きを開始したということです。
つまり、これで、こうばる13世帯の家屋の全てが強制収用のための手続きが開始されたということです。
何が何でもここにダムを造る。
住民がどんなに反対しても、お上が決めたことは絶対なんだ、従うしかないのだ、反対すればこうなるのだと言わんばかりの強引さです。
なりふり構わず、わき目もふらず、ブレーキの壊れた列車のように、引かれた線路の上をひた走る長崎県。
この異常さに何故気づかないのか?
どうすれば気づくことができるのか・・・
真っ青な夏空の下、半年ぶりの付替え道路工事再開に備える阻止行動が始まりました。
9時には、地権者も支援者もゲート向いにスタンバイ。
崖下の木陰は涼しくて、気持ちいい〜
9:45頃、県職員がこちらへ向かっているとの連絡があり、ゲート前に待機。
待つこと10分ほどで、県職員と業者の14,5名が到着。
石木ダム建設事務所の有吉所長の第一声は、
「本日から工事に着工します。現場に入るのでで通路を開けて下さい」
そして、
「このような妨害行為は違法だとの判断がでています。止めて下さい」
地権者や支援者からは、
「妨害じゃありません。権利です!」
「税金の無駄遣い!」
「ここでは沖縄と全く同じことがやられている!」
などの声が飛び交いました。
同じようなやり取りが10分ほど続いた後、
「今日はこれで撤収します。また来ます」
と言い残し、一行は今来た道を戻って行きました。
それにしても、彼らは、
このギンギラギンの真夏に突入してからなぜ始めようとするのでしょう?
新しい工事業者が決まったのは3月です。
4月以降いつでも着工できたはずなのに、ずーっと棚上げしておいて、今頃なぜ?
いま、石木ダム工事差止仮処分の裁判が進行中なのに、
また事業認定取消訴訟では、
石木ダムの必要性がこれから議論されようとしているのに、
結論が出る前に既成事実をつくっちゃえということなのでしょうか?
何が何でも工事は決行する。
邪魔する者は蹴散らしてしまえ。
現政権と同じやりかた。
誰かも言ってたように、沖縄での対応と同じ。
住民の権利など意にも介さず、
民主主義など放棄してしまったかのようなやりよう。
今朝早く着きすぎたので、久しぶりに第2見張り小屋に行ってみると、
小屋の向こうに、真新しい立て看板が!
この土地は、石木ダム建設事務所が管理する土地です。
無断での使用を禁止します。
分厚い頑丈そうな看板が、強固なコンクリートの土台の上にしっかり立てられていました。
小屋の窓には、そんな看板見たくもない!と言うかのように、
緑のカーテンが茂っていました。
ゴーヤ!
沖縄から伝わってきた野菜、ゴーヤ。
圧政に負けない住民パワーも、しっかり根付いています。
もっと、もっと、実をつけろ!
もっと、もっと、大きくなーれ!
7月19日の裁判に関する20日付けの新聞記事を貼付します。
長崎新聞
読売新聞