佐世保市水道局長から回答が届きました!

公開質問状の回答期限が過ぎていると思うが、まだ返事は届かないのか?との問い合わせを頂きました。

ご報告が遅れましたこと、お詫びいたします。
11月13日に提出した公開質問状に対する回答は、11月24日に届きました。

20181122佐世保市回答 4団体宛て

佐世保市水道局長名の回答書で、各質問にはたいへん丁寧にお答えいただきました。
正直なところ、予想以上に真摯な説明で、感動さえ覚えました。

しかし、残念なことに、説明会の開催は「考えておりません」とのことでした。
理由は「広聴の取組み」もしているし、「司法の場で係争中」だから。

でも、大多数の市民は司法の場に関わっていません。

広聴の中で出てきた意見の多くは、石木ダムが本当に必要なのか?という疑問の声が圧倒的に多かったことを私たちは知っています。(数年前の市議会総務委員会にて「市長への手紙」や「意見箱」に寄せられた石木ダムに関する意見のほとんどがダムの必要性を疑問視するものだったと秘書課長証言)

「佐世保市議会においても毎年、多数の賛成による承認を得て事業を推進させていただいているところで、石木ダムによる新規水源開発は、多くの市民の方々が必要とされている事業と認識しております」とのことですが、

議会と市民の意思が一致していると言えるでしょうか?
形式的にはそうあるべきですが、現実はどうでしょう?
それを確認するためにも、説明会を開催し、生の市民の声に耳を傾けてほしいのです。
私たち市民も、水道局職員の方から直に話を聞くことによって、そうだったのか!それは知らなかった!それで疑念が解消された!など、互いに理解し合えるのではないでしょうか?

だから、新聞記者さんから電話取材を受けたとき、そのようにコメントしました。



電話取材があったのは回答日の11月22日でしたが、その時こちらには回答文書は届いていなかったので、中身についてはコメントのしようもありませんでした。
当方に届いたのは24日でした。(翌日は祭日だったので郵便配達はお休み)

内容についての感想などは、また後日、このブログで掲載させていただきます。
今回の質問状は4団体で提出しましたので、そのメンバーが集まって、今後の対応を協議します。
その意見交換を経た上で、私たちの見解を示したいと思います。

関心を持って見守ってくださっている市民県民の皆様、もうしばらくお待ちください。

オンライン署名にぜひご協力ください!

石木ダム建設は説明不足。長崎県は一度立ち止まり、
公開討論会を開いてください。(Change.org)

ほかにも、こうばるを守るためやっていただけることがあります。

→あなたにできること

「佐世保市水道局長から回答が届きました!」への2件のフィードバック

  1. 回答文を一読して、つくづく役人は言い訳の天才だな~、と思いました(笑)。


    気になったことを一つ。

    4団体の質問の中で、「佐世保地区」の平成5年度と平成29年度の、①給水人口、②一日平均給水量、③一日最大給水量などを聞いていますが、佐世保市の回答では、平成5年度は合併前の旧佐世保地区の数値を使い、平成29年度は合併後の数値を使っています。水道行政で、「佐世保地区」といえば、「旧佐世保地区=石木ダムができればその水が送られる予定の地区」のことで、そのことは佐世保市水道局は百も承知の上で、平成29年度は合併後の佐世保市全体の数値を使っているのです。これでは「旧佐世保地区」の水事情の推移の比較はできないのは当たり前です。しかも29年の佐世保市全体の数値は公開されている平成29年度佐世保市水道局事業概要を見ればわかるこどでわざわざ公開質問状で聞くようなことでもありませんよね。

    それではなぜこのような、あとから指摘されることが簡単に予想される稚拙な回答をしたのでしょう。意図がよくわかりません。思わず「数字はウソをつかないが、ウソつきは数字を使う」という言葉を思い出してしまいました。

    佐世保市水道局にとって平成29年度の「佐世保地区」の数値は、公にしたくない「不都合な真実」だったのでしょうか・・。そうであるなら、隠されれば隠されるほどその「不都合な真実」を知りたくなってしまいます。

    1. 西海ホタルさん
      そうですよね。
      「佐世保地区」のデータを求めたのに「佐世保市」のデータを提示されました。
      意図はわかりませんが、今のところ単なるミスだったのかな?と思っています。
      他にも質問の意味を勘違いされたり(こちらの書き方がまずかったのですが)という部分もあり、再質問書を提出する予定です。

      水道民営化の可能性もこれから徐々に現実味を帯びてくるかもしれません。
      市民と水道局職員が対立している場合ではないと思っています。
      佐世保水道の未来にとって本当に大切なことは何か、一緒に考えていきたいと願っています。

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