明渡し期限から1年

2019年9月:写真家村山嘉昭氏によるドローン撮影

緑織りなす絨毯のような里「こうばる」。この田畑や点在する13軒の家など全てがすっぽり水の底に沈んでしまう・・それが石木ダム計画。その計画遂行のため、長崎県は反対住民が所有する全ての土地を昨年9月19日強制収用しました。その直後に撮られた写真です。

石木ダム計画とは、この写真の真ん中を流れている清流石木川の水を堰き止めて巨大な水瓶を造ろうというもの。その川の流れは写真では見えないほど、細いものなのですが…

この写真の右端のその先(写っていないところ)では、付け替え道路建設工事が既に進んでいました。付け替え道路というのは、上の写真の中にも見えている道路(左端から右斜めに伸びているやや太い線)がダム完成後は通れなくなるので、ダム湖の外を通る新たな道路を建設して古いものと付け替える道路のことです。

10年前から始まって未だに完成しない道路。それは住民や県民による抗議行動が続いてきたから。必要のないダム建設のために新たな道路を造るのは、まさに税金の無駄遣いであり、自然破壊であるという根強い抗議です。

2019年10月:石木川まもり隊MM撮影

先ほどの美しい里山の風景の陰では、山を削りローラーで固める道路工事と、それに抗議して工事用道路に座り込む運動が続いていました。この頃は平日の午前中だけでした。

2020年10月:石木ダム川まもり隊MM撮影

先ほどと同じ現場の写真です。反対派が居ない時に土砂が搬入され工事が強行されようとしましたが、駆けつけた住民や支援者の抗議により中断。その後はここでの作業は中断されたまま。土砂がごろごろの現場で、座り込みは平日午前だけでなく、午後も土曜や祭日も行われるようになりました。

今年の11月18日で、強制収用された土地の明け渡し期限からちょうど1年です。1年経っても明け渡すどころか、住民の皆さんの「ふるさとを守る」という意思はますます強く固くなっています。

その不動の住民に共感し応援したいという人の数も増え、県外からも寝袋を担いで座り込みに参加する人がやってくるようになりました。

この先いったいどうなるのか?知事は行政代執行してでも石木ダムを造る気なのか?それとも断念するか?いやいや、それはないだろう。では、住民が諦めて出て行く?いやいや、それもないだろう。では、どうなる?まさに混迷の石木ダム!

どこかに解決の糸口は無いのか?との思いで企画されたようです。長崎新聞の5日間連続のインタビュー記事を紹介します。

【混迷の石木ダム】核心インタビュー

➀長崎県知事 中村法道氏:代替案なく不退転の決意
https://this.kiji.is/701995600895968353


➁『石木ダム建設絶対反対同盟』岩下和雄さん:「話し合い」今が機会
https://this.kiji.is/702358070994617441


➂佐世保市長 朝長則男氏:渇水の苦しみ二度と
https://this.kiji.is/702714763617387617


➃『石木川まもり隊』松本美智恵さん:市民生活困っていない
https://this.kiji.is/703048208706372705


⑤川棚町長 山口文夫氏:状況打開難しい
https://this.kiji.is/703472377812485217


それぞれの方の考えを知り、想いを受け止めた上で、皆さんご自身はどう思われますか?石木ダムに直接関係ある人も無い人も、一度ゆっくり考えてみていただけませんか?

10月26日以降は…?



ここに書かれていることを要約すると、

1.当該物件(机、椅子、炉、物置、旗その他)の所有者、占有者は、10月26日までに石木ダム建設事務所職員に申し出てください。

2.これらの物件は工事の支障となっているので、速やかに撤去してください。

ということです。
今日の長崎新聞には、期限が明日に迫っているためか、この件を伝える記事が1面に掲載されていました。


小見出しに「私物申告、撤去あす期限」と書かれていますが、明日までなのは所有者が名乗り出る期限であって、撤去の期限ではないと思います。(看板の文面を見る限り)

しかし、そもそも最初の撤去期限は6月19日でした。何回期限を設けても、何回看板を立てようが、自主撤去はされないでしょう。

では、県はどうするのか?
記事によると、
道路区域内の不法占拠物については、

「相手方がわからない、危険度が大きい、違法放置にあたるの要件を満たすと、道路法で撤去できる」そうです。

しかし、相手方はわかっています。個人名を断定できないというだけです。

「所有者がいる場合は口頭や書面による行政指導などを経た後、行政代執行法の手続きを踏むのが一般的」だそうです。

既に口頭や書面(看板)による指導は経ているので、代執行法の手続きに入るのでしょうか?

行政代執行法による手続きとは、その第三条に、次のように定められています。

前条の規定による処分(代執行)をなすには、相当の履行期限を定め、その期限までに履行がなされないときは、代執行をなすべき旨を、予め文書で戒告しなければならない。
2 義務者が、前項の戒告を受けて、指定の期限までにその義務を履行しないときは、当該行政庁は、代執行令書をもつて、代執行をなすべき時期、代執行のために派遣する執行責任者の氏名及び代執行に要する費用の概算による見積額を義務者に通知する。
3 非常の場合又は危険切迫の場合において、当該行為の急速な実施について緊急の必要があり、前二項に規定する手続をとる暇がないときは、その手続を経ないで代執行をすることができる。

つまり、こういうことでしょうか?

1.「〇月△日までに撤去してください。撤去されなかった場合は石木ダム建設事務所の方で撤去します」と告知する。
2.期限までに撤去されなかった場合は、代執行令書(いつ、誰が撤去するか、その費用はどのくらいかかるか書かれたもの)を作成し通知する。
3.非常の場合や危険が迫った場合は、2の手続きを省略できる。

3のケースは考えられないので、1と2の手続きは必須でしょう。
6月には1の手続きまではやったのに、2には進めなかった。
それは、代執行を行う時を通知せねばならないから。通知すると大勢の支援者が結集して大事になるから・・・だったのではないでしょうか?

県も苦しいところですよね。
強制測量の時の苦い経験があるので警察権力は使えないし、この区間の工事が進まないと道路が繋がらないし・・・

1つだけ解決方法があります。

今すぐ工事を中断して、話し合いをすることです。
住民の方が求めている話し合いのテーブルに着くことです。
住民の方に、なぜ石木ダムが必要なのか、なぜここでなければならないのか説明し、質問には真摯に答え、誠意を尽くすことです。

それは起業者として当然のことです。
急がば回れと言いますが、県はその手間を省き、力で推し進めようとした結果、こんなに長引いてしまっているのです。
長引いた結果、ダムの必要性はすっかり色あせてしまいましたね~

今こそ「ダムに寄らない治水」を本気で!


今回の九州豪雨のニュースを見て、たくさんの方からお問い合せやお見舞いのメールや電話をいただきました。心からお礼申し上げます。

と同時に、遠くにお住いの支援者の皆様や最近のテレビ報道で関心を寄せてくださっていた皆様にはご心配をお掛けしてしまい、発信が遅れたことを深くお詫びいたします。こうばるも石木川も何の被害もなかったので、どうぞご安心ください。

先ほど石木川まもり隊のフェイスブックページに、地元の石丸穂澄さんからの発信がありました。
https://www.facebook.com/ishikigawamamoritai/posts/1385011171697426?comment_id=1385089771689566

具体的なデータと写真を元にしっかり解説!

私もNKSS(長崎県河川砂防情報システム)で河川水位をリアルタイムで見ていたので、あまり心配はしていませんでしたが、当日、地元のTさんに電話すると、「大雨のおかげで工事も休み、座り込みも休み。おかげで溜まっていた片付けをしてるとこよ~」と明るい声が返ってきて、さらに安心しました。

一方、諫早市を流れる一級河川本明川では氾濫危険水位を超え、緊張が走りました。
大村市では5つの河川が氾濫し、田植えを終えたばかりの田んぼが土砂に埋没したり、ビニールハウスが押し流されたり、農家の方に大きな被害が出ました。それでも、県内には人的被害は1件もなく、不幸中の幸いでした。

今回の豪雨で、九州全体では死者57人、心肺停止4人、行方不明16人の犠牲者が出ています。(7月8日23時現在)心からお悔やみ申し上げます。

熊本県人吉市:7月4日11時49分(毎日新聞)

中でも、55人の死者が出ている熊本県では、知事への批判の声も上がっているようです。

<関東学院大学名誉教授(河川工学)の宮村忠氏は今回の氾濫で『ダムがあれば』と考えた人は当時の反対派にも少なくないのではないか。問題は記録的な豪雨だけでなく、豪雨に備える体制にもあったと指摘する。>

しかし蒲島知事は、「ダムに寄らない治水をさらに検討する」と述べたそうです。
https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20200706004850.html



心から応援し、期待したいと思います。

理由はダムのメリットはあまりにも小さく、デメリットは大きいから。

〇近年の豪雨災害をもたらしているものは線状降水帯です。その帯が発生する位置により雨量が全く違います。今回の豪雨で私たちは実感しました。
例えば、ダムの上流でたくさん降れば堰き止めて下流の氾濫防止に役立ちますが、ダムの下流で豪雨となってもその水量を減らすことはできません。

これは雨雲の動きを記録した図で、一時的なものですが、地図の「川棚町」の文字の辺りが、川棚川の支流の石木川が流れているところで、「町」の字の右側辺りが石木ダム建設予定地で、この時の雨量は5mm/h前後。ということはそれほどの雨ではありません。
そして、その上の波佐見町のオレンジの部分が川棚川の上流になりますが、こちらは50mm/h前後で、土砂降りの大雨です。仮に、この位置に雨雲がずっと停滞したらどうなるか?石木ダムができていたとしても、川棚川本流の洪水を防ぐことはできません。

〇逆にダムの上流で大雨が続くとダムの決壊を防ぐため緊急放流せざるを得ず、その結果下流域にさらに多くの水量が押し寄せ被害が甚大になる可能性があります。2年前の愛媛県の場合がそうでした。肱川の野村ダムと鹿野川ダムの緊急放流により、ダム下流で凄まじい氾濫が起き、8人が死亡しました。あの教訓を忘れないで!と遺族は訴えています。

〇また、ダムで防げる水の量は限られています。「異常気象」が異常でなくなり、「想定外」の現象が頻発している現実を直視すべきです。自然の猛威を人間が抑え込めるなどという勘違いは改め、自然に寄り添った対策に転換すべきです。地形や水の流れを見れば、どこが危険なのか専門家は一目瞭然です。だから、ハザードマップと被害は一致しています。そんな危険なところには昔は人は住まなかったのに、いつのまにか住宅が立ち並び、老人ホームやホテルができたり…そういうことを見直すだけで被害はずいぶん減るはずです。

〇そして、自然と共存する道こそ、自然災害を減らすのです。ダムは山を削り森を破壊して建設されます。里山を守ってきた人々を追い出せば、里山は荒れ、保水力を失います。治水対策としてダムを建設しても、長い目で見れば、水害の要因になってしまうのです。
山形県のホームページには、このような投稿が紹介されていました。http://www.pref.yamagata.jp/pickup/opinion/search/publicfolder201402181771135805/publicfolder201406193848637201/12170001.html

「治山と治水は、非常に大切です。なぜなら、水を守ることは、生命を維持し、農業を営むために欠かせない事業だからです。山の崩壊による土砂災害や川の氾濫を防ぐためには、自然森林の再生しかありません。自然の保水力にかなわないからです。人間は、山と川は生命の源であると一時も忘れてはならないと思います」

小さな小さな石木川ですが、どんなに大雨が降ってもこれまで家屋への被害など一度もなかったそうです。それはきっと川のすぐそばに家を建てなかったこと、そして、先祖代々受け継いだ田んぼを守り大切に耕してこられたからではないでしょうか。

長崎県も、本物の治水対策とはなにか、そろそろ「いしきをかえ」ませんか?
そして、本気で「ダムに寄らない治水」を、こうばる住民や県民と共に考えていきましょう!

土木部長に「帰れ!」コール

11月7日、いつもの座り込みの現場に、岩見洋一土木部長が現れました。

何をしに来たのかな?例の追い風発言の謝罪に来たのかな?と思っていたら、



これから寒くなりますからね。体に気を付けてくださいね」と笑顔で語り掛け、

それなら工事を止めてください!」と地権者の皆さんは即答。

誰のせいで、暑さ寒さを我慢して日々の用事も後回しにして座り込みを続けているのか!
帰れ!コールも怒りの声もモノともせず、約25分間を要して部長さんが伝えようとしたことは、
・知事からの手紙を見て頂けたか?
・話し合いに応じてください。
この2点だったようです。

相変わらず地権者の胸の内などお構いなく、自分たちの計画に沿って前に進めることだけしか考えていないやり方ですね。

何を言われても耐えて笑顔で応じていれば、いつかは理解してもらえるだろう、応じてもらえるだろう、と本気で考えているのでしょうか?

なぜ、住民の皆さんが、これほど怒っているのか。知事や土木部長、河川課長は、そこをまず、理解しようとすべきです。

そもそもは9月19日、全ての土地の所有権が奪われるその日、こうばる住民の皆さんは県庁まで出かけ、中村知事と面会し、直接、思いのたけを訴えました。

92歳のMさんは「この年になってどこに出て行けと言われるのですか。私は殺されてもよか。ここに住み続けます」と言い、 小学生のSちゃんは「川原にダムをつくらないで下さい。私は川原が大好きです」と泣きじゃくり、30代のJさんは「私は家族とコミュニティを守る!絶対に手を触れさせない」と決意を語りました。

そんな面談を終えてすぐの記者会見で、中村知事は、「事業を進めていく必要があると改めて感じた」と述べたのです。

この言葉には私たちも言葉を失うくらい唖然としましたが、地権者の皆さんの落胆と失望は計り知れないほど大きく、それが時と共に大きな怒りへと変わっていったのです。

その上、追い打ちをかけるように、知事は地権者へ手紙を送り、「県民の安全・安心のため、事業へのご協力をお願いしたいと考えております」として面会希望を伝えてきたのです。そのようなお願いを聞くために、住民の方がどうして会う気になれるでしょう。

そして、10月30日、河川課長は石木ダム推進派議員との非公開の会合の中で、「災害は我々にとって追い風」と発言したのです。6団体の抗議を受け、発言を撤回しましたが、謝罪はなかったそうです。

テレビ朝日の報道によると、
長崎県河川課浦瀬俊郎課長は「その場で思い付きというか、出た言葉で、ついつい出た」と述べ、県土木部は「発言が住民との協議に直接的な影響はない。逆に接点ができたことは良かった
と言っていたようです。https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000168499.html

「ついつい出た」という弁に、やはり誤解ではなく本音だったんだなと感じましたが、失言を反省し謝るどころか、それを「話し合い」するためのきっかけ作りに利用しようという発想には呆れます。
そして、その実現のために、さっそく土木部長がやって来たというわけか…

土木部長と住民の方々のやり取りを、かいつまんで紹介すると、

部長:前回は皆さんからのお話を伺いました。今度はこちらの話も聞いて頂けないでしょうか?

住民:聞いた?何を?面会が終わってすぐ1時間後には「ダム事業を進める」と言ったではないか。それで聞いたと言えるのか?何を聞いたのか?これ以上何を話すと言うのか?

部長: 皆さんの生活のこと、将来のことなども・・

住民; このままでいい!俺たちの生活を破壊しているのは、そっちだ。

部長: 皆さんにはご迷惑をおかけしてますが、この事業は多くの人が必要としています。多くの人が助かるんです。

住民:多くの人って誰?誰が困っているのか?

部長:佐世保の人は水不足で困っています。

佐世保市民:私たちは全然困ってませんよ!水は足りています。漏水の方が心配です。

部長:川棚川下流域の人も洪水被害で困っています。

住民:どんな被害があったと言うのか?河川改修が先ではないか。かつて浸水した地域に県は家を建てさせたじゃないか。被害が出るのを待っているのか?「災害は追い風」という考えだから。

部長:あれは誤解を与える表現だったので撤回しましたが、被害を防ぐために皆で考えていかないと…

住民:ダムを造ったら水害が無くなるのか?

部長:計画規模(の雨量や流量)までは無くなります。それ以上の場合は被害が軽減されます。

住民:最近の災害ではダムがあったために死者が出たりしてるではないか。石木ダムを造って死者が出たらどうする?あんた、責任とれるのか?

部長:出ないように知恵を出し合い、最善を尽くします。

こんなやりとりが続き、途切れたところで聞いてみました。

そんなに話し合いをやりたいのであれば、公開討論会を開いてくださいよ。こういうやりとりを、専門家も交えて、公開の場で。県民の多くがそれを望んでいますよ。

部長:いえ。私たちは住民の皆さんとだけ話し合いたいのです。

ふーん。石木ダム建設事業費を負担する佐世保市民や県民国民は蚊帳の外ってわけですか~

部長は再び笑顔で、
これから寒くなりますから、皆さん、体を大切に。
今日は皆さんに会えてよかった。
また会いましょう!

と言い、やっと帰っていきました。

水道の未来



3月16日(土)午後、アルカスSASEBOにはたくさんの佐世保市民が集まり、水ジャーナリスト橋本淳司さんの講演に耳を傾けました。



講演のタイトルは「佐世保の水事情と水道民営化を考える」で、やや硬いタイトル。にもかかわらず、約130人もの方々が参加されたことは、私たち実行委員(佐世保市民有志)にとって予想以上の結果でした。

中には、嘉田由紀子さん(水行政に詳しい元滋賀県知事)の話が聴きたくてやってきたのに、突然の体調不良(インフルエンザの疑い)によるキャンセルでがっかり!という方もおられましたが、そんな方でさえ、「橋本さんの話は予想以上に素晴らしかった。来て良かった!」と喜んで帰っていかれました。

まぁ!そんなに良い講演だったの?聴けなくて残念!とお思いの皆さん、ご安心ください。近々、実行委員の1人がYouTubeにアップする予定ですので、アップされたら、石木川まもり隊ブログでも公開します!ぜひ、お楽しみに!

こちらの新聞記事が、その内容を的確に伝えていますが、



橋本さんの講演のテーマは、まさに人口減少!

人口減少→水道料金収入の減少→施設の維持管理費の不足→施設の老朽化→自治体にとってはお荷物。

そんな中で出てきた水道の民営化案。



政府はコンセッション方式なるものを推奨していますが、それにはデメリットも多いんですよね。

これまでの業務委託の場合、私たちの水道料金は市水道局に支払ってきましたので、それは100%水道事業のために使われましたが、コンセッションの場合、契約した民間企業に支払うので、その料金収入から役員報酬や株主への配当金、法人税などが支払われます。その分、当然、水道事業の質やサービスの低下が予想されるし、経営状態も民間は不透明になるので心配です。

そのようなことから、民営化した海外のケースでは、水道料金の高騰や水質の悪化を招き、再公営化がどんどん進んでいます。

そこで、橋本さんは、水道を持続させるには、ダウンサイジングこそ大事だと力説。



人口減少社会において水道事業を持続させるには、発想の転換が必要。

新たな施設を造って投資する時代の考え方から脱却し、今あるものを補修し更新して持続させる。大規模化ではなく、縮小化、ダウンサイジングこそ大事。

水道から水点へ。遠くから導水するのではなく、地元の地下水、伏流水、雨水を活用。山間地域など。

そのような話を、第2部のトークセッション(橋本淳司×辻井隆行パタゴニア日本支社長)では、さらに広げたり、深めたり。



中でも、会場の関心を集めたのは、水道料金の話。

前述のような老朽化対策やダウンサイジングをせずに、旧態依然のままの運営を続けていると、2040年には水道料金をこんなにも上げざるを得なくなるという予測の表が紹介されました。



これは橋本さんが作られた資料ではありません。「新日本有限責任監査法人 水の安全保障戦略機構事務局」の作成によるものです。新日本有限責任監査法人とは、国内4大大手監査法人の1つです。

そこがまとめた資料「人口減少時代の水道料金  全国推計 推計結果」(2018年3月29日)https://www.shinnihon.or.jp/about-us/news-releases/2018/pdf/2018-03-29-02.pdfの中の1ページを取り出したものが上の写真です。

この推計によると、2040年の時点では、長崎市よりも佐世保市の方が水道料金は高くなっています。(20㎥あたり)

2015年=佐世保市4,119円、長崎市4,433

2040年=佐世保市5,827円、長崎市5,770

何故でしょう?それは老朽化対策にどれだけ取り組んでいるか、将来のツケを減らす努力をどのくらいしているかの差と言えるでしょう?

ところで、この表を見て皆がギョッとしたのは、川棚町のデータでした。
値上げ率248%!?全国トップ9位の値上げという予測。
う~ん、この要因は何でしょうねー
人口減少だけではなさそうです。

最後に会場からの質問を受け付けると沢山の手が上がりました。

Q:雨水や再生水の利用が大事だと思う。それを広めるにはどうしたらいいか?

A:雨水を溜めることは水源確保だけでなく、下水の負荷を軽くしオーバーフローを防ぐ。また、ヒートアイランド現象対策にもなり、温暖化への対応としても有効。個人と行政の間に水道サポーターのようなものを作ったらどうか?水道局と市民がもっと近づいて意見交換できるような仕組みが必要。岩手県矢巾町のような。

Q:周りには石木ダムが必要と言う人もいるが、人口減少社会への危機感が足りないと思う。私は不便を感じていない。足りないと思うなら工夫して暮せば良い。ナンバーワンではなくオンリーワンの佐世保を目指すような社会にするには、どうしたらいいのか?

A:水についての教育も大事。こどもたちに情報を発信し、考えさせる。先生が教えるのではなく、子どもに考えさせる。子どもは未来を切り開く力を持っている。

その他にも、漏水率についてや、地域格差をなくすには、水道事業はなぜ独立採算制を取るのか等々の質問が出されました。

最後に、辻井さんが「昭和」という言葉を投げかけ、それがキーワードとなって、橋本さんは素晴らしいメッセージで締めてくださいました。

辻井:最近、高校生が「昭和時代」と言ってるのを耳にした。僕らが明治時代と言うように、若者にとっては過去の時代なんですね。この春には新しい年号が生まれる。1ヶ所に大きなものを造って遠くに届けるという昭和の発想は、もう古い。切り替えなければならないですよね。

橋本:過去を振り返るタイミングは年号が2つ変わった時のようです。江戸時代を振り返れたのは大正時代。明治時代を振り返ったのは昭和のとき。私たちもまもなく昭和の呪縛を俯瞰して見られる時代に突入しようとしています。

橋本:これから我々は気候変動に悩まされるだろう。それは水となって表れる。水が無くなったり、大雨が降ったり。そのとき人間の力には限界がある。生きものや、森や土に守ってもらうしかない。新しい時代を機に、これからは水の循環に目を向けてみませんか?川の流れを追いかけたり、さかのぼったり。水版ブラタモリをやって、自然を大切にしてもらいたいと思います。

という提案に、笑いや拍手が巻き起こり、皆さん、笑顔で会場を後にしていかれました。

難しい話を分かりやすく語って頂いただけでなく、佐世保水道に関する私たちの悩み(漏水や石木ダム)に風穴を開けて頂いたような気がします。

佐世保市民の皆さん、佐世保市水道の未来のために、私たちにできることは何か?発想を切り替え、新たな視点で、一緒に考えていきませんか~

    (^^)/

 

ダムに頼る治水が被害を拡大



9月23日の長崎新聞の記事です。

22日に長崎市内で開催された講演会「西日本水害にみる治水対策の欠陥」について報じています。

講師の今本博健京都大学名誉教授は、翌日23日には川棚町でも同じ演題の講演をおこない、川棚町民が真剣に耳を傾けました。

なぜなら、川棚川の治水対策として石木ダムがどうしても必要だと言う県の説明に疑問を感じる町民も少なくないからです。

本当に石木ダムができれば川棚川流域は安全なのか?
愛媛県ではダムの放流により8人も死者が出ているではないか?
ダムはかえって危険ではないのか?

そのような疑念がじわじわと広がってきたからです。

その疑念に今本先生はズバリ答えていました。



貴重なお話です。ぜひ多くの方に見て頂きたいと思います。

岡山県の真備地区や愛媛県の肱川流域の被害を検証した結果として、今本先生はこのようにまとめておられます。



つまり、ダム優先の治水対策は間違っていたということです。

戦後、国はダム神話を広め、ダム建設を推し進めてきました。その結果、堤防補強や河道掘削などの河川整備はなおざりにされたまま、ダムができたので安全だとして、危険地域に住宅が建てられていきました。

しかし、ダムは想定内の雨量しか堰き止められない。想定外の大雨には対応できないばかりか、むしろ被害を激甚化させることが明らかとなったのです。

「川棚川の河川整備はかなり進んでいる。嵩上げが必要な部分はあと少し。そのコストはダムを造るよりもはるかに少ない」

「石木ダムができても川棚町の浸水被害はなくならない。なぜなら、内水氾濫だから」

「今後、佐世保市の水需要が増えることは考えられない。利水の面からも石木ダムを建設する意味はない」

「中村知事に言いたい。石木ダム推進派の学者と反対派の学者の討論会を開いてほしい。それを聴いて判断してほしい」

その言葉に会場の多くの人々が頷いていました。

中村知事、貴方自身のためにも、私たち県民のためにも、それを実現して頂けませんか?共に先入観を捨てて、科学的な論争を聴いてみましょうよ!

                (‘◇’)ゞ

5分でわかる?石木ダム問題

びっくり!

こんな動画を見つけました!

 

佐世保の水のこと、石木ダムのことが、とてもよくわかります。

これまで私たちが集会などでお伝えした情報がてんこ盛り!

なので、石木川まもり隊が制作したのかと勘違いされる方もいるかもしれませんが、

私たちではありません。

私たちには、このような技術も力もありません。

 

?ドーコノ ダーレダカ シーラナイケレド ? 

(このメロディが何十年ぶりかで脳裏を駆け巡りました)

月光仮面のような制作者に心から感謝しつつ、共有させて頂きます。

 

5分でわかる!

かどうかは、個人差があると思いますが…。

ナレーションが少し早いので、お時間のある方は、

時々休止しながら、文字やグラフをじっくり見ていくと、ほんとにわかり易いです。

 

グラフと言えば、佐世保地区の取水量の折れ線グラフがでてきますが、

それについて、一言、おせっかいな補足をさせて頂きます。

2017年度の位置に「石木ダム完成予定年度」と書かれていますが、

これは水需要予測がたてられた当時の予定です。

本体工事はおろか付替え道路工事さえ進まない現実に、

県は昨年(2015年)ようやく工期を変更し、佐世保市もそれを認めました。

現在の石木ダム完成予定年度は、2022年度です。

 

半世紀前に持ち上がった石木ダム計画は、

こうやって、ズルズルと先延ばしされてきましたが、どこまで延びることやら。

何十年も先延ばしにしてこられたということは、必要なかったという証では?

必要なかったものに、佐世保市はすでに120億円を費やしてしまいました。

 

あと233億円も費やします?

佐世保市民の皆さん、もう一度、この動画を見て考えてみませんか?

 

 

過剰放流が引き起こした利根川の渇水

東京FMの『タイムライン』という報道番組で興味深い話が発信されました。

7月12日(火)古谷経衡●過剰放水が引き起こす利根川の渇水

 

確かに、首都圏から遠く離れた九州に住む私たちにとっても、湖底が見えるほど貯水量が減ってしまった八木沢ダムの姿は痛々しく、不安を感じるものでした。

ところがそれは、必ずしも雨量が少ないという自然現象だけでなく、人為的要因も大きいという、目から鱗!の貴重な話だったのです。

解説は水源開発問題全国連絡会の嶋津暉之さん。

嶋津さんのお話を短くまとめると、こんな内容でした。

 

確かに今年は雪不足で、また5月の降雨量が少なかったので、ダムの貯水率は低めだったが、 問題は、5月半ばから6月半ばにかけて、一気に貯水量が減少したこと。

わずか1ヵ月で、2億3千万トンも放流してしまった!

利根川の水が少ない時には、下流の都市用水や農業用水を補うために放流する必要があるが、それがあまりにも過剰だった。

2億3千万㌧という数字は毎秒にすると約90トンで、そのうちの80トンは何も使われず海に流されてしまった。

利根川から海に流すべき流量は毎秒30トンでいいのに、50トンも水を無駄にしてしまっていた。

 

そして、古谷経衡さんと嶋津さんの間で交わされた話の中にはこんな指摘も。

・つまり過剰放流が渇水を引き起こす?

・過剰放流に関しては以前から問題になっているんですが、中々改まりませんねー

・八ツ場ダムを造りたい国交省の河川官僚にとっては、たまに渇水がおきたほうがダムの必要性をアピールできるから?

・既に必要なダムは造られてしまいました。これ以上必要なダムはありません。

・ダムの時代は終わったんです。

(おお!東京FMの報道番組ってすごいな〜)

 

最後にこんな質問が・・

・ちなみに(まだ造られようとしているダムの中で)これは酷い!というダムってあります? 

・あります。それは、長崎県の石木ダムです。

 これは県営ダムで、そこには13戸の家族が住んでいるんです。

 その人たちの土地家屋を奪って無理矢理作ろうとしています。・・・・

(おお!こんなところで石木ダムが!)

 

何はともあれ、貴重な話が聞けました。東京FMさんに大感謝! 

 

洪水被害も渇水被害も、自然現象のせいばかりではないのですね〜

人為的要因も大きいようです。

ミスか故意かにかかわらず・・・

 

 

追記:このブログ記事をFacebookでシェアしたところ、埼玉でアウトドアスポーツ用品店を経営なさっている方から以下のコメントをいただきました。嶋津さんの数字上のご指摘を、事実として裏付ける貴重な証言だと思いますので、ご本人の許可を得て転載させていただきます。

先日来店された水上でカヤックをやっているお客様との会話で、その事実を知りました。

僕らは利根川水系の上流部に降り積もる豊富な雪の恩恵により11月から5月末までを楽しんでいます。この冬の降雪、積雪の少なさはニュースなどで知られていると思いますが、特にこの利根川上流域での積雪量は今までに経験したことが無いほどの少なさでした。僕らはそれを目の当たりにし、冬の半ばくらいから、この夏の水不足を心配していました。

カヤッカーのお客様に、今年は雪解けが早く水量が少ないでしょう?と話すと、
最近まで100%の放水をしていたので楽しめていたんです」と、まさかの事実を知りました。
更に彼の話では、水上エリアから前橋までの水力発電をするために水量を絞ることはやらなかったとのことでした。電力は足りていたでしょう。電力は他から回してもらうこともできるでしょう。

このような水不足となること、いや水不足にすることで、同じ利根川へと流れる八ッ場ダムの正当性を語る人たちも…

住民の命を守る治水とは…

昨日、宮本博司さんの講演会に行ってきました!

国土交通省の元キャリアで、今は家業の樽作りに勤しみつつも、その合間を縫って、真の治水を考える人々に乞われて、講演活動もなさっています。

今回は、長崎自治研定期総会の記念講演会だったのですが、一般市民も参加OKとのことで聴きに行きました。

宮本さんの話がナマで聴ける!ということで、録音だけでなく、写真も何枚も撮ったのですが、うっかりミスで、パソコンへの取り込みが終わらないうちに消去してしまいました!(>_<)

というわけで、上の写真は、石木川まもり隊の記録係IさんがYouTubeにアップしてくれた動画の中の1コマを切り取ったものです。

こんな優しい眼差しで、柔らかな京言葉で、しかし、国や県など行政のやり方のおかしいことはおかしいと、きっぱりと論じる歯切れの良さに1時間半があっという間に感じられました。

是非お聴きください!

約1時間半の講演なので、3回に分けてアップしています。

 

印象的な言葉を少しお伝えすると・・・

30代のころは全国のダム計画の策定をなさっていたという宮本さん、

● 霞が関のテーブルの上で、ダムの事業仕分けをするうちに、「自分はダムについてはすべてわかっている」という錯覚に陥っていた。

● その後、岡山県の苫田ダムに配属され、住民や地域の痛みを初めて知った。隣近所でいがみ合い、家族の中でも不信感、人間関係はドロドロになった。

● ダムがこれだけコミュニティーを破壊する様を目の当たりにして、「私はダムについて全く知らなかった」と思い知った。

● 次に転勤になった長良川河口堰ではあらゆる人々と公開の場で話し合ったが、ダメだった。何故か?それは結論ありきだったから。事業主体が結論を変えないと決めていたから。

● 今もあらゆる委員会は「うん」という人たちで作られている。委員会の意見も実は事務局が書いている。それではダメ。淀川水系流域委員会では委員を公開選定した。事務局も国から独立させた。お墨付き委員会にさせなかった。

● 様々な立場の委員が共に現場を見て情報を共有し、課題を共有する。その結果、委員自身の意見が変わっていった。「ダムのどこが悪いねん」と言っていた学者が「できるだけ造らないほうがいい」と言うようになった。

 

● どんなに偉い学者でも河川官僚でも、川を知り尽くすことは出来ない。だから河川事業は謙虚におずおずと、やり直しがきく範囲でやるしかない。

● 淀川水系流域委員会の委員長になった時、国交省の役人に「これだけは守って」と言ったこと=隠さない・ごまかさない・逃げない・ウソをつかない

● ダムの効果は想定の範囲内においてのみ効果があるが、自然現象はいつ、どこで、どのような規模でおこるかわからない。

● 異常気象?自然現象は常に異常。通常の自然現象などない。異常なことが起きるのが自然現象。

● 治水事業の目的は、住民の命を守ること。

● 洪水により命を失うのは、浸水によってではなく、堤防決壊によって。応急的堤防強化が必要。

 

● 越水しても破堤しないような対策=堤防強化をすればいい。何故しないのか?それはダムを造るため?

● 堤防の越水対策に最優先で取りくまないのは、行政の不作為であり、国の怠慢。

● どんな洪水が来ても防ごうと考えるのは人間の傲慢。「防ぐ」ではなく「凌ぐ」が大事。桂川のほとりに建つ桂離宮は洪水による氾濫を想定して造られている。床は高床式で、屋敷の周りには濁流の土砂やゴミをフィルターにかける笹の生垣を施している。だから400年間もってきた。

● 洪水のエネルギーをできるだけ分散するのが治水のあり方だと昔から言われてきたが、明治以降の近代治水事業では、降った雨を川に集めて閉じ込め下流に流すようになった。

● 住民の命は守るには、できるだけ洪水エネルギーを集中させないことが大事。山を整備して山の保水力を高め、水田に水を溜め、霞提や遊水地など水の逃げ場を造るなど穏やかに分散させることが大事。

● 膨大なコスト、自然破壊、住民の犠牲、それ無しにはできないダムが、本当に最優先の施策なのか?それを問うべき。

● 事業主体が、隠したりごまかしたり逃げたり嘘をついたりしたら、どんなに良い事業であっても中止すべき。それを勧告する評価機関が必要。しかし、現在そのようなものはない。それをするのは世論しかない。裁判所にもそれは期待できない。世論のうねり。それが大事。

 

そう。いつも言われるのです。

世論。大事なのは世論。政治家や行政を動かせるのは世論。

わかっちゃいるけど簡単なことではありません・・・ 

簡単なことではないけれど、諦めません・・・ 

 

オオカミと川

ダムには直接関係ありませんが、自然界の営みについて考えさせられる映像でした。

How Wolves Change Rivers

 

「オオカミってやっぱすごい!」

ほんの少数のオオカミの群れが自然に奇跡をもたらすまで
  (米イエローストーン国立公園)

 

ナレーションは英語ですが、この動画を紹介している「カラパイア」のサイトでは、日本語の解説があります。

 http://karapaia.livedoor.biz/archives/52202394.html
 
(画面を少し下に動かすと「オオカミってすごい!」が出てきます)

 

人間によってオオカミが絶滅した自然保護区イエローストーン国立公園、

ここにオオカミが戻ってきてから、公園内の生態系は劇的に変化します。

鹿やコヨーテの数は減ったけど、

鹿に食べられていた植物が芽吹き、森が生まれ、多くの鳥たちが棲息し始めました。

木が増えたので、ビーバーが住みつき、ダムを造り、魚や爬虫類、両生類なども増えていきます。

コヨーテに食べられていたウサギやネズミなどの小動物も増え、

その結果ワシ、イタチ、キツネなども増え・・・豊かな生態系が戻ってきました。

それだけではありません。

驚くことに、オオカミは川の形まで変えてしまったのです!

鹿たちに食尽された谷間の植物たちが再び生い茂り始めたことにより、土壌の浸食を抑えることにつながった。

曲がりくねっていた川は緩やかな蛇行流となり、浅瀬ができるようになった。

川岸はより安定し、崩れることも少なくなった。

そして、川は本来の強さを取り戻した!

ほんの小さなオオカミの群れが、生態系だけでなく、巨大な土地の自然地理学さえ変える力を持っていた!

 

タイトルには「ほんの少数のオオカミの群れが自然に奇跡をもたらすまで」と書かれていますが、

この映像を見た友人は、メールにこう書いています。

自然の中の美しいバランス、そこに生きる無数の生き物が、

それこそ「自然に」つくりあげる実例を見せつけられました。

自然から言わせれば、「奇跡」ではなく、

「これが私たちの自然な営みなんだよ」ということなのでしょう。

 

全く同感です。

まさに自ずから成り立っていく、あるがままの世界、自然界。

それを破壊し続けている私たちは、最も愚かで凶暴な、地上の侵略者。

 

ビーバーが造るダムは、いろんな生きものの住処になるけれど、

人間が造るダムは、生きものの住処を奪うものとなり、

川は、死の川となる・・・

 

オオカミの眼差しに身の縮む思いです。。。