本日、県は、県収用委員会に新たな土地の収用裁決を申請し、明渡し裁決の申立てを行いました。
そこには4世帯の家族が今現在暮らしている4軒の家屋も含まれています。
申請がされれば、数か月後には裁決されます。
裁決されれば・・・
それでも地権者の皆さんは、
とか、
などとおっしゃっています。
皆さんの決意は揺るぎないものです。
この決意をまだ県は疑っているのか、見くびっているのか、それとも本気で家を潰すつもりなのか・・
それだけではありません。
県は同時に、手続きを保留していた残りの用地約9万㎡についても手続き開始の申立てを行いました。
手続き開始の告示は7月下旬の見込みだそうです。
そこには残る9軒の家が含まれています。
つまり県は、来年7月末までにすべての土地の収用裁決申請を済ませ、何が何でもダムを造る決意のようです。
私たちには狂気の沙汰に思えます。。
今日は午後から開かれた佐世保市議会本会議を傍聴するために出かけたのですが、
その前に緊急の石木ダム建設促進特別委員会が開かれ、この件についての説明があったことを知りました。
本会議では私たちの請願について、社民党と共産党の2議員が賛成討論を行って下さいましたが、
いつも通り、4名の議員(社民党と共産党)以外は反対で、よって不採択となりました。
佐世保市議会よ、長崎県議会よ、思い出してほしい。
1982年の強制測量の時のことを。
権力の力で強制的に住民を排除して行った測量が、どれほど県民の反発を招いたか!
今回それをやれば、その何十倍、いや何百倍もの非難の声が全国から届くだろう。
議員たちよ、想像力を高めてほしい。
行政代執行を実施して13軒の家を取り壊すシーンを。
それはおそらく、戦後日本で最大規模となる、公共事業のための権力による人権侵害。
長崎=平和のイメージは一夜にして地に落ちるだろう。
私たち長崎県民は、命を貴び、平和を愛する県民ではなかったのか?