緊急声明:選挙を通じて石木ダム見直しへ

これは強制的な「行政代執行」という暴力的事態を避ける最後のチャンス!?

市民有志による緊急声明をご紹介します。街によってはトリプルとなった選挙戦も残りあとわずかな期間ですね。候補者の皆様、後援会、応援の皆様、寒い中大変ご苦労様です。有権者だけでなく、もちろん候補者の皆さんにも、この思いが届いて欲しいと切に願っています。2月8日以降にもあらためてこの緊急声明に目を通していただければ幸いです。


緊急声明:選挙を通じて石木ダム見直しへ

これは強制的な「行政代執行」という暴力的事態を避ける最後のチャンス!?

私たちは、公正な石木ダム計画の再検証を求める長崎県内外の市民有志の集まりです。来る2月8日に投開票が行われる長崎県知事選に際し、長崎県の有権者のみなさんに向けて、この緊急声明を発しています。それは、この選挙が石木ダム計画を見直す最後のチャンスになるかもしれないからです。
地元住民のダムの必要性が納得できないとの声に対して、長崎県はダムの必要性についてはすでに結論が出ているとし、新年度中にダム本体工事に突き進むことを事実上表明しており、そのために支障となる小屋や家屋等については強制的に排除することを示唆しています。ただただ、愛しい故郷で暮らし続けたいという無辜の市民を家から引きずり出し、家を破壊し、田畑もろとも水底に沈める、そんな暴挙が行われようというのです。

私たちは、さまざまな意見や見解をもつ市民の集まりです。ダムについても意見が一致しているわけではありません。今回の長崎県知事選挙で、特定の候補を応援するものではありません。ただ、候補者の皆さんには、ダム建設の是非や賛否に関わらず、この選挙の前に石木ダム計画の再検証を約束していただきたいのです。そして有権者の方々には、仮にダム建設賛成という意見をもつ方々であっても、行政代執行という暴力的な異常事態を避けるというその一点で、候補者が計画の再検証に前向きかどうかの判断をしていただきたいのです。

もう決まったことに今頃文句を言うべきではない、と思われる方もいるかもしれません。しかし、どうか忘れないでいただきたい。市民も知らないところで60年も前に始まり、しっかりとした検証もないままに進んできたこのダム計画に対しては、水没が予定されるのどかな里山で暮らす13世帯の四世代にわたる老若男女が、半世紀以上にわたって献身的な抗議活動を続けてきましたし、それを全国各地で支援する多数の個人、企業、団体が、度々、アートや音楽、講演などのイベントを催して計画の再検証を求めてきました。

現地を訪れて、13世帯の方々と親しく交流された著名人の中には、坂本龍一、加藤登紀子、小林武史、いとうせいこうといった方々も含まれています。ダムや河川に詳しい専門家や学者たちからも、石木ダムの洪水対策や水道用水開発の必要性と効果には科学的合理性がないとの声が上がっています。
このように、見直しを求める声は、もう半世紀も絶えず発信され続けてきたのです。私たちが求めるのは、その声に耳を傾けるという、民主主義社会ならごく当たり前のことをしようという知事なのです。
これは長崎県だけの問題ではありません。私たちが求めるのは、今一度立ち止まって、戦後ずっと進められてきた開発のやり方を見直してみることではないでしょうか。その意味で、これは日本という社会全体にとっての一つの試金石なのだと、私たちは思います。
もし、この声明に共感してくださるなら、ぜひ、口コミ、SNSなどを通じて、これを拡散してください。


2026年1月27日

「選挙を通じて石木ダム見直しへ」市民有志一同

呼びかけ人代表:
深草誓弥(長崎県川棚町福浄寺住職)
辻 信一(明治学院大学名誉教授)

呼びかけ人:
小林武史(音楽家)
坂田昌子(一般社団法人コモンフォレストジャパン理事)
重松壮一郎(ピアニスト、佐世保市在住)
竹田真理・竜太(雲仙市「竹田かたつむり農園」)
田中万里子(「妖怪がみてきたこうばるパンフレット委員会」代表、佐世保市在住)
中井 淳(イエズス会神父)
中村隆市(ウインドファーム代表、ナマケモノ倶楽部世話人)
野島泉里(彫刻家、島原市在住)
林 はなえ・拓生(佐世保市「味菜自然村」)
牟田千代(Food Nora店主、川棚町在住)
山田正彦(弁護士、元農水大臣、長崎県出身)

オンライン署名にぜひご協力ください!

石木ダム建設は説明不足。長崎県は一度立ち止まり、
公開討論会を開いてください。(Change.org)

ほかにも、こうばるを守るためやっていただけることがあります。

→あなたにできること

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