先月、1月19日、長崎新聞に1面(1ページ)全部を使った全面広告が出され、
その内容が、石木ダムの必要性を強くアピールするものであり、
今、本当に必要かどうか予断を持たずに再検証しようとしているこの時期に、それはおかしいだろう
ということを当ブログ上で訴えました。
https://ishikigawa.jp/blog/cat13/456/
多くの人が同様の感想を持ち、
ブログの読者の中には、長崎新聞に広告料の問い合わせをした方もいました。
長崎新聞は「個人情報なのでお答えできません」と言ったそうです。
私たち「石木ダム事業の真の検証を求める連絡会議」では、重要な問題だと捉え、
県や佐世保市に再三抗議しましたが、その非を認めようとはしませんでした。
新聞広告だけでなく、TVでは5週間にわたって放映されました。
今もインターネット上で、その番組を見ることができます。
それらの広告料はすべて私たちの税金から支払われているものです。
いったい、どのくらいの税金が使われているのでしょう?
仲間の一人が、情報公開請求をし、その結果がつい昨日手に入りましたので、公開いたします。
以下の金額は「なるほど!県政チャンネル」に係る契約書の数字です。
つまり、「諫早湾干拓」「県庁舎」「新幹線」「石木ダム」の4事業の広告宣伝を一括した契約になっています。
したがって、個別事業ごとの支出金額は合計の4分の1ということになります。
(民放4社関係)
NBC 2,940,000円
NCC 2,940,000円
NIB 2,940,000円
KTN 2,058,000円
計 10,878,000円
(テレビ番組制作会社関係)
3,150,000円
(長崎新聞社関係)
5,775,000円
以上合計 19,803,000円
県政チャンネルに関する4事業の広告宣伝費の合計は約2000万円、
そして、石木ダム事業に関してはその4分の1で、約500万円ということです。
この税金支出の名目は「県の主要事業をわかりやすく県民に広報し、県民の疑問に応えるため」だそうです。
県には「県民だより」「水のわ」、佐世保市には「広報させぼ」「水道だより」などがあり、
その中で、これまでも十分に石木ダムの必要性を説明してきました。
また、市役所の電光掲示板、水道局の垂れ幕、商店街の立て看板、
挙句の果ては、バスの車体広告などなど、あらゆる手段と税金を投じて、石木ダムを訴えてきました。
他県の人は皆驚いています。
川辺川ダムや八ッ場ダムで長年脱ダムに取り組んできた人々も、
こんなに盛大な広告は見たことがないと驚いています。
しかし県は、それでも足りないと、今回のTV放映と新聞広告を実施したのでしょう。
私たちがダム建設をストップさせたいと思う理由の一つは税金の無駄遣いです。
他にも対策はあるのに、莫大な金額を投じて建設し、
いずれまた、それを上回るような莫大なお金をかけて破壊しなければならないダムを造るのはムダだ
と思うからです。
しかし、その建設を実現させるために、こんなにも多くの広告宣伝費を使うとは…
造りたい人たちの金銭感覚がよ〜くわかりますね。
真実を隠す自治体
公共工事広告宣伝費を2000万円も使うなんて
長崎県では 初めてのことだと思います。
県庁移転について申しますと、県庁舎予定地(長崎駅周辺)の高さは 最大潮位と僅か 1cmの余裕しかありません。それも県民に知らせず強硬! 委員会ではこの話は出ましたので、委員の方は確信犯です。移転予定地の低地対策として、自分の土地だけは2mの嵩上げを行い、周りの市民には ”知らない、知らせない”新幹線駅を作るまでは・・・なのでしょう。県民市民より公共事業優先の長崎県政。他県では長崎県より古い庁舎を「現在の経済状況を考え、耐震補強を行い残りの財源を経済対策に使う」と言う自治体が多いのに・・・しかし我々が選んだ政治家、県民市民に読む力が無いのでしょうな!
広告費
税金をこんなに使って、行政に都合のいい宣伝だけをやる、本当に腹が立ちますよね。
佐世保市の性質が悪いのは、島瀬公園前の盾看板、バスの車体広告、バスの車中でのアナウンス広告等は、佐世保市が補助金を出した「石木ダム建設促進市民の会」の名前でやられていることです。
いかにも佐世保市の水事情を心配している「市民の有志」によって、宣伝をしているように見せかけているところが頭にきますね。
県・市の広告
全くそぶんさんのご意見に同感です。ゆるせません。