今年の3・14団結大会は、3月13日でした。
この地にダム計画が持ち上がって49年。
地元住民は1974年「石木ダム建設反対同盟」を結成し、県や町に抗議してきましたが、
県によるあの手この手の切り崩しにあい、同盟の結束は崩れ…
1980年3月14日、「石木ダム建設絶対反対同盟」を新たに結成。
この日記念して毎年、団結集会が開催されています。
今年で32年目です。
長い長い年月です。
同盟の皆さんの思いの深さ、団結の強さが、今年もまたしっかりと伝わってきました。
支援者から、次々に応援メッセージが語られます。
参加できなかった人からは、心のこもった手紙が届き、読み上げられました。
上の写真は、佐世保市議の山下さん。
まるで委員会の時の説明のように、フリップを用意しての熱弁です。
最近は若者の活躍も目立ってきました。
団結を守ることに必死だった親の世代と異なって、
若者たちは、自ら外に向かって発信し、アンテナを張って仲間を求めています。
今日は、上関原発に反対し、祝島の島民と一緒に運動している「虹のカヤック隊」のらんぼう君も参加です。
決議文が朗読され、大きな拍手。
そして「ガンバロー」の元気な声が、狭くて古い川原公民館に響き渡りました。
最後は「We Love こうばる」合唱団による『川原のうた』
いつも小さな体で精一杯歌うHちゃんとK君が、とても頼もしく見えました。
お待ちかねの親睦会。
川原の主婦たちの、腕によりをかけた美味しい美味しいお料理がテーブルいっぱいに並びます。
おにぎり、唐揚げ、サラダ、煮物、和えもの、汁もの、お萩に団子…
どれもこれもとても美味しいのですが、やはり、山菜料理とシシ肉の旨煮が絶品でした。
この心からのもてなしは、川原の自然が生んだ食の幸と、
その自然を愛する人々の団結の中で伝えられてきた技の宝によるものです。
この幸と宝が、どうか永遠に続きますよう・・・