これは、ライフさせぼ月刊情報誌「99」(ナインティナインビュー)1月号の14ページの写真と記事。
「Sasebo 時の地層」の今月号の写真は古びたマンホールでした。
『排気弁』と浮き彫りされたこの蓋は旧海軍によって造られたもので、110年以上前の物だとか。
その歴史的価値は佐世保市民としては大いに自慢したいところですが、
これら超古い施設を使い続けているがゆえに漏水率が高い佐世保市の水事情、
これはいただけません。
なんとか早急に改善してほしいものです。
ダム建設よりも前に、まず漏水を止めるべきだろう。
消費税をあげる前に、議員定数削減など行政の無駄をなくすべき!と同じ論理ですね。
そう思う市民は多いと思います。
その市民の声を代弁して、この記事は書かれたように感じました。
また、私が共感を覚えたのは、
「ここで大胆な提案だが、この60年間に大きな断水は二度あったわけで、一世代(30年)に一度の断水は、水を大切にするという教育のために、むしろあっていいのではないか。
まずは市民も行政も海軍の水道施設に甘えず、漏水率の減少に勤めれば、石木ダムは必要ない」
というくだり。
私たち人間は本当に不遜な存在です。
人間だけが地球の住人であるかのように我が物顔で生きています。
あらゆる資源を使い尽くし、あらゆる自然を破壊して生きています。
その自然の源であり貴重な資源の最たるものである水、
この恩恵と威力を忘れないためにも、
たまーにおきる渇水や洪水は必要だと私も思うのです。
決して死者だけは出さないようハザードマップや救援体制の備えは万全にし、
その被害はみんなで受け止め、共に復興に努める対策はたてておく。
その上で、自然の威力は甘んじて受け止め、自然との共生をめざす、
そんな世界になればいいな・・・
と思う今日この頃です。