というのは言い過ぎかな?
正確には、「水道水源として一度も使われなかったダム」です。
それは、富山県にある熊野川ダム。
1984年に完成した、利水・治水・発電を目的とする多目的ダム。
ところが、この28年間一度も上水道用水として使用されたことはないのです。
経済も人口増加も予想を下回り、浄水場建設は中止、導水の必要がなくなったから。
治水や発電の役目は果たしているようですが、
県民の間にはムダなダムだったという見方が広がっているようです。
それは国への補助金の返済の負担が重くのしかかってきたから・・・
石木ダムも二の舞にならないよう、以下の記事をよ〜く読んでおきましょうー
KNB NEWS
2012 年 02 月 02 日 13:47 現在
熊野川ダム債務処理、県と富山市が合意
富山市の県営熊野川ダムをめぐる債務の処理について県と富山市は2日までにおよそ24億円を3対2の割合で追加負担する方向で合意しました。
富山市の旧大山町にある熊野川ダムは富山市への水道水の供給などを目的に県営のダムとして昭和59年に完成しました。
しかし、経済情勢の変化などから浄水場の建設は見送られ、平成16年に富山市は水道用水の供給事業から撤退すると表明しました。
このため水道水源としては一度も使われることなく、県は治水用に変更する工事を進めています。
ダム機能の変更に伴い、国に返す補助金などの債務処理額はおよそ85億円で、県と富山市はこのうちすでに出資した61億円を除く、およそ24億円についてどう負担するかを協議してきました。
県と富山市によりますと2日までの協議の結果、24億円をそれぞれの出資比率にあたる3対2の割合で追加負担する方向で合意しました。
支払う時期や支払いの方法などについては今後、協議を詰めていくということです.