今日、こんなチラシが送られてきました。
来月28日に開催される「石木ダム建設促進大会」の案内チラシです。
FAXなので写りが悪くてすみません。
「石木ダム建設促進市民の会」と佐世保市が共同で、今年は特に大々的にやるそうです。
「市民・議会・行政が一丸となってパレードを行います!」
「どなたでも参加できます!」
などと書かれている。
なぜなら、国のダム検証で石木ダムの重要性が明らかにされた、
実現まであと一歩だ、
地権者の方々に思いを伝えるためにも、多くの皆様のご参加を…と呼びかけている。
石木ダムの重要性が明らかにされた?
実現まであと一歩?
なら、どうしてそんなに必死になってるの?
崖っぷちに立たされているのはまるでそちらのように見えますよ。
政策経営課の企画部長から、各部局へまるでノルマを課すような文書が出されていますね。
大会当日に多くの市民を集めねば…
そのためには、多くの団体に声かけせねば…
その団体からどのくらい人を出せるのか回答させて、人数を把握せねば…
そんな焦りが伝わってきます。
どうして?
石木ダムは佐世保市民の悲願なんでしょ?
誰もが望んでいるんでしょ?
それなら、こんなことしなくても市民の方からどんどん集まってくるはず。
脱原発のデモをごらんなさい。
毎週金曜日、仕事帰りの人々や、子連れでわざわざ遠くから集まった人などで官邸前は埋め尽くされているじゃありませんか。
本当に市民が望んでいれば、頼まれなくてもやってきますよ。
まあ!
こんな一覧表まで作って!?
関係団体の例として、「会場自衛隊総監部」「自衛隊協力会」「長崎県立大学」「SSK」ですって!
国の組織であろうが、県立の学校であろうが、大企業であろうが、
とにかく佐世保市に籍を置くものはすべて対象だというんですね。
確かに佐世保の水道水を使っているから?
そして、その団体の会員数や要請可能人数、担当者の名前や電話番号まで書かせる徹底ぶり…
前回の促進大会のときは、勤務時間中の市役所職員を大動員して顰蹙を買ったので、
今回は夕方からのようですが、
佐世保市は、本当に動員がお好きですね。
「動員」って、元々軍隊用語だったそうですね。
広辞苑によると、
①軍隊の平時編成を戦時編成に移すこと。
②戦争目的遂行のため、国内の資源や人間を統一管理のもとに集中すること。
③転じて、ひろくある目的のために人や物を集中すること。
と書かれていました。
基地の街、自衛隊の街「佐世保」は、市政にまで軍隊の体質が浸みこんでいるのでしょうか?
しかし、そこまですると、かえってミエミエですよ。
ああ、そんなに努力しないと促進大会に市民は集まらないのね〜
ということは市民の悲願って…真っ赤なウソだったのね〜
と。
そして、そんなことをすればするほど、
地権者の方々の心は固く閉ざされてしまうでしょう。。
「北風と太陽」の童話を思い出すまでもなく…