今日は、写真の横断幕が示すように、「石木川の清流とホタルを守る市民の会」の総会でした。
マイクを持って笑顔で語りかけている方は、同会の代表世話人である長崎大学教授の戸田先生です。
続いて「石木ダム建設絶対反対同盟」「清流の会」「石木川まもり隊」から、
それぞれ挨拶と現状報告をしました。
それらに先立って、開会直後に、まずビデオ上映がありました。
「石木ダム反対の闘い(強制収用について考える)」と題されたそのビデオは、
私たち「石木川まもり隊」のIさんが制作したもので、
6月佐世保市議会に請願の際、委員の皆さんにお伝えしたくて作ったものでした。
最後の歌と映像を見ながら、感動の声が後ろから聞こえてきて、私も嬉しくなりました。
さて、総会は午後3時からだったのですが、私たちは浜通り商店街に11時に集合。
それは「石木ダム反対のビラ配り」をするため。
そして、より関心を持ってもらうためにミニ写真展も行いたい、
そのための写真を貸して欲しいと言われ、喜んで持参し、一緒に準備しました。
持っていった甲斐がありました!
多くの市民の方々が、立ち止まり、あるいはわざわざ近づいてきて見てくださいました。
「わー、良かとこやねー」「こがんとこは残さんばねー」
「私は前、川棚に住んどったとですよ。前から反対でした。ぜひ頑張ってください」
「署名はせんとですか?署名しますよ」
「私、天草の出身なんですけど、天草も同じです。無駄なダムのために自然が壊されようとしています」
などなど、たくさん話しかけてくださいました。
特に子どもたちが川で遊んでいる写真が好評で、
ここを子どもたちから取り上げるなんて許されん!と怒るジジババ世代の声が多く聞かれました。
もちろん何の関心も持たず素通りする方もたくさんいます。
「石木ダムのことが書かれています。読んで頂けますか」とチラシを差し出しても、
無言で通り過ぎる人、拒否のポーズをする人、
「あ、全然関心ありませんから」と言い捨てる人、
避けるように通る人などなど。
どこでも同じですね。
でも、佐世保と違うところは、「知らなかった人」が多いこと。
行政による刷り込みがなされていない人々は、写真もデータもありのままに受け取ってくれる。
自分の感覚で感じ、考えてくれる。
県都長崎で伝える意味はとても大きい…と、あらためて思いました。