先日7月6日(月)の九州北部を襲った大雨では、全国ニュースで長崎県内の被害の様子が流れておりました。
「石木は大丈夫ですか?」という問い合わせも多かったので簡単ですがご報告いたします。
結果的には、石木ダム建設計画のある川棚川水系にはまったく被害はなかったようです。
長崎県河川砂防情報システムをチェックしましたが、氾濫するような流量はなく、河川の水位も最高で2メートル程度。
上流域の波佐見町の方が水位が高いです。
河床浚渫を放置しているためでしょう。
写真は次の日の7月7日午後2時ごろの川棚川下流域の基準点、山道橋堰と山道橋の様子、最後の一枚は、石木川と本流川棚川の合流地点です。
山道橋堰の可動堰はたおれていましたが、特に問題はありません。
問題点。
・上流域(波佐見町)ではもっと河床浚渫をしないと、下流に到達する前に河川氾濫が起こるのではないかということ。
・川棚川最下流域(港湾が管理している区間)には堤防がありませんから、早く何か対策を取らないと氾濫が起こってから石木ダムのせいにされても地元は迷惑です。
・川棚川下流域は、一部で河床掘削し河川整備を完了させれば、過去に起きた洪水被害は防げると長崎県が認めているのですから、早く河川整備を進めてほしいです。
・堤防も、前回の工事からだいぶ時間が経過しているので、補強してほしいですね。
#石木ダム建設計画の見直しを求めます