2020年7月21日(水)から突如話題になり出した、石木ダム問題の監視カメラについてダム湖の中に住んでいるほずみより現状の問題についてご報告申し上げます。
わたしは、7月21日にツイッターでこんなつぶやきをしました。
長崎県の石木ダム建設問題では、住民がまだ住んでいるのに関連工事として付け替え道路工事を強行しています。
そこで、地元の住民と支援者のみなさんらが抗議行動を行なっているのですが、
なんのためなのか工事現場のあちらこちらに監視カメラが設置されています。
最近では、工事現場以外の場所にも監視カメラが設置されているので困っています。
これはダム湖の中に住んでいる地元住民のほずみの部屋から撮影したものです。
この相談所の屋根の上の高いところに監視カメラが設置されています。
しかも、わざわざ工事現場から移動してここに持ってきたそうです。
この先に見える景色は、私の家とご近所のIさんの家、奥にKさんの家も見えます。
税金を使って監視カメラをたくさん購入して、ほずみの部屋を覗き見しようとは…
再度主張しますけど、わたしの部屋からカメラが見えるのです。
カメラからわたしの部屋も見えてるに違いない。
だって部屋から撮影した写真に監視カメラが写っているでしょ?
わたしの家の洗濯物もカメラに写っているようです。
税金を使って監視カメラ購入しそれをわざわざ相談所に移動させて、ほずみの下着を盗撮しようとは…
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この他にも、住民側を監視するカメラが他に2箇所あるようです。
みなさんにクイズです。
この山のどこかに監視カメラがあるのですが、どこにあると思いますか?
監視カメラの下では、本体工事に向けてボウリング調査を行なっています。
このカメラのすぐそばに、おばあちゃんたちが通っているダム小屋があり、カメラにはIさんの家、Nさんの家も写っていることでしょう。
みなさんは、こんなプライバシーのない生活をどう思いますか?
よく「洪水防止のためにダムはないよりあったほうがマシ」という人がいますが、
「洪水防止のために地元住民は存在しないのが望ましい」ですか?
「下流の多くの命を守るためにほずみは消えていなくなれ!」と面と向かって言えますか?
監視カメラを使って住民を覗き見することはただの嫌がらせです。
私たち住民がダム事務所や河川課に申し出ても聞きません。
この現状を多くの人に知っていただき、「おかしい」と言ってほしいです。
これらの監視カメラが撤去されることを望んでいます。
みなさんのご協力をよろしくお願いします。
個人の人権を蔑ろにする行為「監視カメラ」を直ちに取り外して下さい。人権侵害、憲法違反です。
行政の立場は、住民の命と暮らしを守る事です。
監視カメラは、傲慢な姿勢「力を行使できる┉上から目線」
行政は、住民の暮らしを、守る義務と責任を、誠実に、誠意を持って行う立場です。
ダム建設計画は、白紙に戻し、治水への対策について、再検討して下さい。
先に「建設」ありきは理解出来ないです。
大きなダム、それ自体が、自然破壊で、被害を倍増させる
危険性を持っています。
自然を壊さない、それを生かす
対策を、護岸「堤防」対策┉今ある自然を生かす方策を検討して下さい。
黒田さん、コメントいただきありがとうございます。
ひとまずはブログで全体公開し、弁護団の先生にも相談してみたいと思っています。
監視される日常に慣れてはいけないと思いますので。
黒澤明の「生きる」を見たとき、あのたらい回しのシーンに「何これ!」って思います。このたらい回しが「変」と思わなければ、この映画はきっと成立しません。香港の抗議行動に対して権力はとんでもない暴力で押さえつけます。その一部始終のほんの一部をテレビで見ます。「公」は何をやってもいい、と言わんばかりです。といううか、世界中「公」は「私」をなんの迷いもなく叩きます。それって、おかしいですよね。「公」は私たちなのですよ。税金を払い、社会を成立させている私たちなのです。監視カメラは明らかに間違っています。
先日、弁護団の先生にも監視カメラのことをお話ししました。
おそらく、工事現場視察で弁護団も見学されたことと思います。
引き続き抗議を続けていくしかなさそうですが、報道陣に情報を流すことも重要かと思いました。
こちらもいろいろやってみます。