今朝の長崎新聞です。
先日に続いて本明川ダムの規模縮小について、
今回はQ&A方式で、わかりやすく書かれています。
この中で、利水が撤退した理由は、
想定していた水の需要が見込めなくなったから、と伝えています。
そして、利水の見直しに至った背景について、
記者は「もともと過大だった感は否めない」と見ており、
なぜ今修正したのかについては、
「将来つじつまが合わなくなるのが目に見えていた」ので、
「今撤退しておくのがぎりぎりのタイミングだと判断したんじゃないかな」と推測しています。
同感です。
そして、それは、佐世保市にも当てはまることです。
もともと水需要予測は過大だった。
このままでは将来つじつまが合わなくなる。
しかし!佐世保市は今回も修正しなかった。
撤退するタイミングも逃してしまった。
なぜでしょう?
なぜ佐世保市は修正する勇気を持たないのでしょう?
今も将来も不要なものを莫大な費用をかけて造ることのツケは、
必ず市と市民に降りかかってくるのに・・
一般企業の場合は、予測の誤りに気づけばすぐに修正します。
SSKがそうです。
佐世保市は、今回の水需要予測で、工場用水を激増させました。
「科学者の会」からは「極めつけの虚構」とまで酷評されましたが、
その虚構をひねり出したのは、SSKの経営方針でした。
昨年10月にSSKが発表した「向こう3ヵ年の経営方針」では、
修繕船の売り上げを、13%から25%に倍増するということでした。
そこに水道局は目を付け、SSKの工場用水の需要を大幅にアップさせ、
工場用水全体を急増させたのですが、
ところが、そのSSKが、昨年度の予測は甘かった、そんなに売り上げは伸ばせそうもない
と、先月見直しをしたのです。
そして、5月17日「新中期経営計画」を発表しました。
ご覧下さい。
新たな計画では、修繕船の売上は、昨年度の23%から3年後には27%にする、
つまりわずか4%のアップということです。
今年1月、佐世保市が示したSSKの工場用水の予測では、
3年後にはなんと現状の5倍!にまで水増ししていました。。
SSKが売上の下方修正をしたのですから、
佐世保市も、その修正を受けて水需要予測を見直すべきではないでしょうか?
売り上げはわずか4%しか増えないのに、
水の使用量は5倍にもなるという予測を、まさかそのまま…ってことはありませんよね〜
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