今日は佐世保市議会本会議を傍聴してきました。
一般質問で、山下市議は、こんな質問をしました。
多額の石木ダム建設費は借金に依存している。
長期にわたる利子・利息の支払いと、一方では水需要減少に伴う水道料金の減少。
安易な市民への経済負担転嫁は許されない。
どんな起債条件で借金するのか。元金・利息はどうなるのか。
それに対して水道局長は、こう答えました。
企業債につきましては、現在、地方公共団体金融機構から借入を行っており、
償還期間は30年、現在の利率は1.4%となっています。
石木ダム建設事業で今後発生する水道事業会計負担分は約164億円となりますが、
企業債の支払い利息を含めた場合、約204億円になると試算しております。
一度に負担していただくわけではありませんが、
仮に1世帯あたりに置き換えますと約17万円になり…
何と水道局の負担は今後204億円にもなり、
それは当然水道料金に跳ね返り、
その金額は1世帯あたり約17万円になるそうです。
今年6月議会では約19万円と答えていたのに、
わずか半年で2万円も減っているのは不思議ですが…
いずれにしても、私たち佐世保市民は、石木ダムのために、
1世帯あたり17〜19万円払ってね
と言われてるわけです。
佐世保市民の皆さんはそれでいいの?
市民の世論も二分し、今さらダムなんて必要無し!という人も多いのに、
あなたは、そんな大金払う気あります
佐世保市水道局長は、考えが甘い、と感じる
石木ダム建設を唱え始めた37年前は、高田勇長崎県知事さんが、強制執行をした張本人です。
その当時、江上町の針尾工業団地をつくる為、水の確保を叫ばれて、水が足らなくなるから、と言うことで、石木ダム建設をつくる事案になりました。
が、しかし、針尾工業団地には、企業が全然入らず、失敗しました。
仕方なく、ハウステンボスに10万坪を売却しましたが、これも、赤字が続き、累積赤字が毎年100億円を出すことになり、数回も社長が変わり、ついに倒産しました。
今、HISが営業しています。
このHISは、飲料水を海水から真水に還る装置を持って営業しています。
このことから、もう、石木ダム建設は、必要としません。
佐世保市の人口は、毎年減少を続け、将来、20万人を切ることになっています。
また、現在、佐世保市の水は、足りています。
更に、三川内町のテクノパーク工業団地は、現在1日に4社で450トン使用していますが、当時最初出来た頃には、1日3000トン水を使っていました。だから、十二分に水は、足りています。
この様に37年間には、社会情勢が変化して来ました。
それなのに、佐世保市民に対して、石木ダム建設費の負担を17万円を30年間支払え、と佐世保市水道局長は、言っていますが、将来、金利が1.4%の利率が2倍の2.8%になれば、2倍の34万円の負担になりますが。
考えが甘い、と感じます。
佐世保市は、234億円の債務超過です。
お金がない、と言うことですが。
その上、まだ、佐世保市民に税金の負担を強いるのか。
そんなにしてまで、石木ダム建設が必要なのか。
間違っている、と思います。
これまで、嘘に嘘をつき、こころが汚くなり、佐世保市民が騙されることが、悪い、と言いたいのか。
佐世保市の為政者が、だますことが悪い、と思います。
まだ、遅くはないから、反省をし、懺悔して、石木ダム建設を中止すべきです。
法華経の経文に、還着於本人、と言うことになります。
しっぺ返しがあるでしょう。
佐世保市民は、騙されません。
こころは、赤子のように、清浄でなければ、苦しみ悩むことになります。