県 事前協議拒否 なぜ?

5月19日の長崎県との面談を踏まえて、地権者を含む5団体と弁護団は、

やはりどうしても知事と会って直接話をしたいとの文書を5月23日に県に提出しました。

6月6日、回答が長崎県土木部河川課長から届きました。その内容は、

もう十分に話し合ったし、説明もしたけれど、あらためて説明を求められたので、

説明の場を設けるとして、日時と場所が提案されていました。

しかしそれは、たった1時間の設定

「やればいいんでしょ」という県の思いが見え見えです。

そして、説明は知事ではなく土木部がおこなうと書かれていました。

 

そこで弁護団は重ねて知事に来て頂きたいことを記し、

説明会の具体的な持ち方について事前協議の申し入れ をおこないました。

 

それに対する回答が今日示されました。

まだ回答書は入手していませんが、長崎新聞によると、

説明会については「土木部長をはじめ河川課長が出席し説明させていただく」

内容については「河川管理者として治水面についての説明を予定している」として、

事前協議を開く必要はないとの考えを示したそうです。

 

なぜ土木部はこれほど知事を私たちから遠ざけるのか?

なぜ事前協議さえ拒むのか?

 

自信がないから?としか私には思えません。

知事が話し合いに応じたら、反対派の正論に負けてしまう。

国交省からやってきた「有能な官僚」なら、どんな正論もはぐらかす術を身につけている。

事前協議などしたら話し合いの時間を引き延ばしてくるだろうし、

他にもどんな注文をつけられるかわからない。

とにかく逃げるが勝ち!とでも思っているのでしょうか?

 

一度決まったことはやり抜くだけ。

敷かれたレールの上をただ走るだけ。

公共事業の意味も、目的も、一度決まったら決して省みない。考えない。

社会がどんなに変化しようと、県民がどんなに損をしようと、

先輩から引き継いだ任務を全うし、次の人に手渡すだけ。

何も考えてはいけない。立ち止まってはいけない。

県民の声を聴いてはいけない。

住民の思いを受け止めてはいけない。

 

と、目や耳を必死に塞いでいるようにみえます。

それでいいのですか?

土木部長さん、河川課長さん、河川課職員の皆さん、

本当にそれでいいのですか?

                

 

オンライン署名にぜひご協力ください!

石木ダム建設は説明不足。長崎県は一度立ち止まり、
公開討論会を開いてください。(Change.org)

ほかにも、こうばるを守るためやっていただけることがあります。

→あなたにできること

「県 事前協議拒否 なぜ?」への3件のフィードバック

  1. Unknown
    バレンシアオレンジさんは公務員の方ですか?
    私は公務員の皆さんをバカにしたつもりはありませんが、そのように感じられたのなら、私の書き方がまずかったのですね。謝ります。

    私はバカにしたのではなく怒っていたのです。
    もちろん河川課の皆さん全員にではありません。河川課でも土木部でも県職員全体でも、誠実な職員の方はたくさんいらっしゃると思っています。

    ごく一部のいわゆる官僚と言われる方々への怒りをブログにぶつけてしまいました。

    バレンシアオレンジさんも想像してみてください。
    貴方の大切にしている暮らし、先祖から受け継ぎ丹精込めて耕してきた豊かな田畑、家族同様に深い絆で結ばれてきた隣人たち、それらがみんな破壊され奪われるとしたら・・・

    それがどうしても必要な、かけがえのない事業のためだと理解できたら諦めもつくでしょうが、どう考えても必要不可欠な事業には思えない、だから納得できるように説明してほしいと何度もお願いしているのに、質問に答えてもくれない、知事と直接話がしたいと申し入れても決して説明の場には出てこない、補償の話をするために個別に会うことしか考えていない・・・そんな対応がここ半年ずっと続いてきたのです。

    なぜ説明責任を果たさないのか?と疑問にも思いますし、怒りも湧いてきます。
    それでつい、あのような表現になってしまいました。

    それに対してバレンシアオレンジさんが「バカにしすぎや」と思われたのは、きっと貴方が誠実な公務員だからだと思います。
    その誠実さは是非大切に持ち続けてください。

    一般職員の方は上司の指示によって与えられた職務をただ全うすることしかできないのかもしれませんが、でも、心の中では公務員としてのプライドをしっかり持って、私たち県民と接してくださいますようお願い致します。

  2. 驕る平家は久しからず
    驕る平家は久しからず、と言う感じがします。

    憎上慢や有頂天の人は、長続きしない、と言うことです。

    ちゃんと、石木ダム建設反対地権者に寄り添い、話し合いをするのが、長崎県民の長たるものの責任者だ、と思います。

    つまり、長崎県知事とは、県民の親です。

    弱い立場の人たちの意見を聞くぐらいの人格者じゃなければ、いけません。逃げたら駄目です。

    立場を変えれば、どういう気持ちになるのか。

    石木ダム建設事業は、間違いです。

    税金の無駄遣いです。

    佐世保市民は、厚生労働省の国庫補助金150億円の借入金を、1世帯年間4,000円を30年間、払わなければいけません。

    子供や孫の時代まで、続きます。更に、五年後に見直しをするので、佐世保市の人口は、20万人を将来、切ることになる、と言うことですので、水道料金の負担金が、増大します。

    長崎県、佐世保市の為政者たちは、これ以上の税金の負担をさせるのです。

    今でも、平成6年の運搬費50億円の負担金を3割負担を2割負担して支払っていますが、ぶつぶつ言って、払っているのを、知らない連中がいるから、困ったもんです。
    これから、佐世保市民、特に年金生活者は、更に、生活困窮になる人たちが増えます。

    法律は専門では、ありませんが、おかしいと思います。

    「公共の利益」なら土地収用法で、強制収容できる、と言いますが、本来、公共の利益ではなく、公共の損金だ、と思います。

    負担金、つまり、県市民税や水道料金の値上げがあるので、「公共の利益」と言わない、と思います。

    この石木ダム建設事業は、本来、長崎県が、佐世保市の針尾工業団地の誘致で、水が必要になる、と言うことが、始まりです。

    しかし、この団地には、企業は入りませんでした。失敗しました。税金の無駄遣いでした。

    そこで、その当時、西彼町のオランダ村が繁盛していたから、工業団地に誘致したのが、平成4年で、バブルがはじけて、不景気に成り始めたころでした。

    ご存じのとおり、誘致したハウステンボスは、毎年100億円の赤字で、累積赤字が増え、倒産しました。

    これも失敗しました。長崎県や佐世保市は、多額の税金を投資しました。無駄でした。

    それにも懲りず、石木ダム建設事業をしよう、としています。歴史から学ばなければ、知恵がありません。

    それが、諫早湾の干拓事業です。

    開門派と反対派と、どちらにしろ、失敗です。

    なぜ、長崎県、佐世保市は、公共事業をして、無駄遣いをするのか、解かりません。

    それも、多額の借り入れをしてまでです。

    支払い利息を払わなければなりません。

    人のお金だから、認識が甘い、と思います。

    しかし、長崎県、佐世保市は、石木ダム建設をすれば、結論は、佐世保市民の負担金、つまり、県市民税、水道料金の値上げを支払うことになれば、どうなるか、予想がつくと思います。

    佐世保市制だよりの2009年10月号に「石木ダム建設代替え可能なダムとして、南部水系下の原ダムかさ上げ」と元佐世保市水道局長Y氏が記載しているにも関わらず、2倍の水道料金を科すことをしようとしているから、残念です。

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