アンケートの集約や会計処理などほぼ片付いたので、昨日、実行委員会事務局会議を開きました。
全員の共通の思いは、なんといっても500席の会場がほぼ満席となったこと、
アンケートの感想もたいへん好評だったし、その上、赤字にならなくて済んだし・・・
つまり、大成功だった!ってことでした。
主な反省点としては、
① 子どもの保育室を用意しておけばよかった
② 席がいっぱいになってきた時の対応の準備をしてなかったので慌てた。
パタゴニアのスタッフさんが空いている席をすばやく見つけて誘導してくれ、助かった。
などがあげられました。
アンケートは83人の方が提出され、その回答から参加者の年代や住んでいる場所などが見えてきました。
主な項目をグラフ化したものを見てみましょう。(集計結果のデータはこちらです)
集会を知ったきっかけとしては予想通り、知人や団体からが最も多いのですが、
新聞・テレビ、チラシを見てというのも今までよりは多かったし、
また、その他の中にはアーケード街での署名時に知ったというのもあって嬉しかったです〜
参加者の年代は、やはり圧倒的に熟年世代が多かったけど、
実際の割合はもう少し若い人も多かったように感じました。
たぶん若い人は忙しくて(家事育児などで急いで帰宅?)アンケートを書く時間がなかったのかな?
参加者の多くは佐世保市民でしたが、石木ダム建設予定地の川棚町からもかなり参加がありました。
2011年秋、やはり佐世保市で500人規模の石木ダム反対集会を開催しましたが、
そのときは全国集会で、県外からもたくさんの参加者があり、盛り上げていただいたのです。
今回はほとんどの参加者が県民ということで、県民の関心の高まりを感じます。
さて、いよいよ参加者の皆さんの率直な感想を見てみましょう。
多くの人に共通していた感想や、印象的だったコメントなどピックアップしてみます。
第1部(映画『ダムネーション』)について
○すごいと思いました。自然の力強さを感じた。
○分かりやすい内容ではありましたが、文字が早く読むのに大変な面もありました。特に私のような高齢者にはもう少し大きくゆっくりが助かります。反対表現もユーモアがあり、それもダムを減らす案に賛同へとつながり易くなったのかもと思いました。
○21世紀は環境復元の世紀と思う。この思いに自信を与えられたと思います。
○見たかった映画だったので、今日見ることができてよかったと思います。アメリカの人たちのすごさを見ました。私たちも声を上げていかなければと思います。
○いい映画だった。面白かった。自然の素晴らしさがたっぷりあり、しかし、暗い空間になると睡魔に負けてうとうとするところもあり、字幕で単調だったせいもあり(ドラマと違い)
○よくぞ見せていただいたと心から感謝しております。中村知事や市長に見てもらいたい。
○現実に撤去されていくダムとその後の自然の再生を見て、とても勇気付けられました。自然と共存していく人間の美しい姿が生き生きと迫り、かくあるべきと訴えてきました。
第2部(石木ダム対策弁護団や地権者からのメッセージ)について
○2年前大阪から帰って来て、正直、諫干、石木ダム、耳にはするがわかりにくい。今日の集会でようやくわかりました。ダム周辺の住民だけの問題ではない。一人の県民として憲法に照らしても反対運動を進め広げたい。
○知らないことばかりだったので、初めて聞きもっと関心を持つ必要性を感じました。
○とても分かりやすく、ダムの無用が明らかだと思った。佐世保市はこの計画を進めるなら、しっかり市民に説明しなくてはいけないと思う。(できないと思うが)
県や市に対しての憤りを感じる。
○公共事業として県が強引に進めている石木ダム建設で得をする者(組織)はどんなところなのか。アベノミクスとの関係は?県が強行する場合の対抗方法は?どのように考えておられるのか?
○石木ダム建設絶対反対の気持ちが更に強くなりました。私自身も行動を起こさないといけないと思います。石丸さんが、佐世保市と川棚町は隣人どうし。仲良くしていきましょうと言われました。石木ダム建設で佐世保市民と川棚町民の間に大きな溝を作ってはいけないと思います。
○わかりやすく説明していただいて良かった。資料をもとにした説明で理路整然としていたので納得できた。
○県、市の動きを法的にストップさせる動きはできないのか?現地からの報告、訴えには感動した。素晴らしい。佐世保市民として恥ずかしい。
○税金の使途、何の為のダム建設か考えさせられた。
○今日の集会に集まった力を見て希望を持った。屈してはならない。一番の敵は無関心であること。層を広げていかなければならない。
まだまだたくさんの感想が寄せられています。
お時間のある方は、こちらに全文があります。ぜひご覧下さい。
以上、集会を振り返って、まとめてみました。
あらためて、1・18佐世保集会に足を運んでくださった皆様に心から感謝いたします。
皆様から頂いた感想を糧に、今後も私たちにできることを頑張っていきたいと思います。
この理不尽な公共事業を一緒に止めましょう〜