石木川に舞うホタル

週刊新潮の今週号(7月2日号)に掲載されている写真です。

なんと石木川に棲むホタルです!

この写真を撮ったカメラマン村山嘉昭さんのfacebookで公開されていましたので

シェアさせて頂きます。

 

今日、コンビニで買ってきて読みました。

次のページには、

写真が3枚と解説文がありました。

右上の2枚はほたる祭りの会場と、祭りで出す料理の準備をする公民館の様子。

水田に映る祭りの灯も女性たちの笑顔も、どちらも輝いています。

下の大きな写真は夕暮れに舞い始めたホタル。

蛍火の帯の向こうに白く浮かぶ看板。

そこには真っ赤な文字で「ダム絶対反対」。

 

最後のページは、また全面に1枚の写真。

真っ暗になった河原でホタルの乱舞に見入る地元川原地区の人々。

その中の1人T子さんは、こう呟いたそうです。

嫁に来た時から、いつも頭にダムのことがあるとたい。

必要なかのに、なして犠牲にならんといけんのか。

一日も早く中止になって、孫たちとこれまで以上に楽しく暮らし、

こん環境ば、いつまでも残したかね。

明るくて涙もろいT子さんの声が写真の中から聞こえてきそうです。

 

中村知事、朝長市長、県土木部長、河川課長、佐世保市水道局長、

皆さん、是非「週刊新潮」今週号を買って、読んで下さい!見てください!

あなた方が、水の底に沈めようとしている川原地区の、命あふれるこの美しい風景を 

 

 

付替え道路工事の中止と署名受け取りを求めて・・・

今日26日、5団体による申し入れを県庁で行いました。

といっても、地権者や支援者の多くは現地での抗議行動で忙しく、長崎市の市民団体である「石木川の清流とホタルを守る市民の会」の皆さんが中心で、川棚町や佐世保市の仲間の分まで頑張ってくださいました。
 
私たちが求めたのは、
 
①石木ダム建設に繋がる付け替え道路工事や強制収用につながる手続きを中止すること。
 
②工事を中止して、まずは地権者との話し合いのテーブルに着くこと。
 
③強制収用に反対する署名を知事本人が直接受け取ること。
 
以上3つのことでしたが、いずれも実質拒否。
 
 
 
①については、
県が買収済みの土地なのに、そこに入ることを妨害するのは違法行為だと裁判所の判断がでている。
工事は進める。
 
②については、
これまでの話し合いは地権者とというよりも弁護団との話し合いという形だった。
我々は直接地権者と話したい。こちらからも話し合いのお願いはしてきたが断られてきた。
 
③については、
その内容は裁決申請の撤回だったと思うが、既に裁決が出された。それでも出すのか?
知事が直接受け取るとそれについての判断を求められるので、河川課で受け取って知事に渡す。
 
と答弁。
①②については、これまでの主張を繰り返していただけで、こちらも、 
・その工事がダム建設に繋がる以上、ダムの必要性をまず議論して合意を得るのが先で、
 その話し合いをせずに、工事を先行させるのはおかしい。
・弁護団は地権者の疑問や意見を前もって聞いて、それをまとめて代弁しているのだから問題はない。
・県が求める話し合いは補償額や生活再建の話で、地権者が聞きたいのはダムの必要性。まずそれをすべき。
と反論しましたが、
 
極めつけの迷答は③についてでした!
なぜ署名を知事が受け取れないのか?それは…
 
 あの署名の内容は、収用裁決申請の撤回を求めるものだった。22日にもう裁決は出された。
 それでも署名を提出するんですか?
 
と、まるで署名を提出するのがおかしいと言わんばかりの発言に、みんな口々に反論しました。
 
 裁決された後でもいいじゃないか!それを撤回すればいいのだから 
 強制収用を止めてほしい、そのための裁決申請撤回なんだから、今からでも検討できるはず
 
 受け取らないとは言っていない。我々が受け取って知事に渡すと言っている。
 
 なぜ知事が直接ではダメなのか?
 
 知事が受け取ると、その署名の内容に対してそこで何らかの判断を示さなければならない。
 それはできない。
 
 私たちは判断など求めていない。ただ県民の声を受け止めてほしいと言っているだけ。
 地権者を支持する声を地権者が直接手渡したいと言っているだけ。
 どうしてそれができないのか?
 
 
河川課長は結局「そのようなお話があったことは知事に伝えます」と応えて逃げました。
 
いつもそう。答弁に窮すると「伝えます」「お話があったことは伝えます」
 
企画監だったころと全く変わらない官僚答弁です。
 
そのような方と話しても意味がない・・・
 
だからみんな、直接知事に訴えたい、話したいと思うのです。
 
 
 
私たちは7日以内の回答を求めました。
 
それでも知事が逃げるなら、中村法道という方は、
 
自分の考えとは違う県民の意見には耳を傾けない知事だということになるのではないでしょうか?
 
                                      
 
 

農地収用へ 地権者の思い

今朝の長崎新聞の記事を3つ貼り付けます。

いずれも、22日に裁決された農地収用と明渡に関する記事です。

ポイントは、

①農地約5500㎡のうち、畑275㎡は8月24日まで、水田などの5200㎡は10月30日までに明け渡さなければならない。

②県は8月24日までに補償額を各世帯へ届け、地権者が受け取りを拒否した場合は、法務局へ供託し、所有権は国に移転する。

 

 

③地権者が期日までに明け渡しには応じなくても、登記簿の名義変更がなされ、土地は収用される。

④地権者はプレハブ小屋に立てこもってでも、徹底抗戦の構え。

⑤行き着くところは行政代執行か?

⑤法的手段(裁決取り消し訴訟)を取るかどうかは石木ダム対策弁護団と地権者で協議。

 

⑥地権者の思い

「金も何もいらない」「所有権が移っても田んぼを続け、この土地を残したい」

「この40年ダムに翻弄され続けた」「気の休まらない日々で、夢にまで見る」

「裁決を出した収用委員会は、委員は第三者でも事務局は県の職員。結論は初めから決まっている」

「知事はどうするのだろうか。私たちの土地を強制的に取り上げるのだろうか」

 

この思いは川原さんだけではありません。

地権者みんなの思いです。

その同じ思いで、今日も工事現場での抗議行動は続いています。

 

 

 

地権者、支援者ら猛反発 石木ダム土地収用裁決 [長崎県]

西日本新聞 2015年06月25日 01時20分

 

 県と佐世保市が川棚町に計画している石木ダム事業をめぐり、県収用委員会が地権者4世帯に対して農地の明け渡しを求める裁決を出したことに対し、対象となる地権者や、付け替え道路工事現場の入り口付近で抗議活動を続ける住民、支援者たちからは県に対する反発や憤りの声が上がった。

 付け替え道路工事の現場入り口では24日、県が工事再開を表明した5月19日から続けている地権者や支援者による抗議行動が早朝から行われた。県職員や作業員が現場に姿を現すと「今こそ考えよう、石木ダムと強制収用」「『石木ダム』の強制収用は許さない!」などと書いた横断幕を持って無言の抗議。県側は数回訪れては説得を試みたが、この日の作業は見送った。

 裁決対象となった地権者の一人、川原義人さん(74)の農地には、田植えを終えたばかりの約千平方メートルの田んぼが含まれており「収用委員会も結局は県の回し者。県側の都合の良いように何でもつくられてしまう」と言葉少な。水田の明け渡し期限は10月30日とされ「体が持つまでは田んぼを続けたいと思っているが、どうなるか。期限が来て、県がどう出るかだ」と隠せぬ不安を口にした。

 別の地権者は「知事は昨年7月に現地に来て話し合いを続けると言ったのに約束を守らなかった。県はいつも私たちを裏切ってダムを前に進めてきた。もう脅しには屈しない」と憤りをあらわにしながらも「毎日、必死の思いで抗議を続けている。必要のないダムに反対する支援の輪が広がっていることを心強く思っています」と話した。

 一方、中村法道知事は県庁で記者団の取材に応じ「本来なら、きちんと地権者の理解をいただき、円満な形で土地を譲っていただくのが理想的な形と思っていた。裁決という形で結論が出たのは残念」と語った。ダムの必要性をあらためて強調し「これまでの方針を変えることは考えていない」とした。

 県は補償金を地権者に支払い、収用が決まった土地約5500平方メートルの登記が終わり次第、工事に入る方針。今回対象となった土地に続き、県はダム本体工事のために家屋と土地約3万800平方メートルについても県収用委へ裁決申請する準備を進めている。ダムには地権者13世帯が反対している。

 

石木ダム農地収用 明け渡し期限最長10月30日 県、裁決書の内容明らかに

読売新聞 2015年06月25日

 石木ダムは、治水と利水を目的に1975年に事業採択された多目的ダム。総事業費は285億円で2016年度の完成を目指しているが、建設に反対する13世帯の農地や住宅地など約15万平方メートルが未買収で本体工事に着手できていない。13年度までの進捗(しんちょく)率は事業費ベースで52%。

 県河川課によると、裁決では土地の明け渡し期限について、8月24日と10月30日の二つを設定。一部の農地が耕作中であることに配慮したとみられる。補償額は公表していないが、地権者数が申請時(約4900万円)より4人減り、7人となったため減額されているという。

 今後、県などは土地取得日の8月24日までに地権者に補償金を支払い、速やかに所有権の移転登記を行う。

 記者会見した木村伸次郎・土木部政策監は、完成時期がずれ込む見通しを示し、今後、事業計画を見直す考えを明らかにした。

 また、中村知事も報道陣の取材に応じ、「地権者の同意が得られるように努力したが、裁決という形になったのは大変残念」とした上で、「ダム建設は安全安心の確保の上で必要不可欠。事業推進に向け全力で取り組んでいきたい」と語った。

 裁決の対象となった農地の地権者たちは、明け渡しに応じない姿勢を崩していない。

 地権者の石丸勇さん(66)は「必要のないダムのために先祖代々の土地が一方的に奪われる。まさに暴挙だ」と批判。対象となった水田で稲作をしており「県が何をしようと、これからもコメを作っていく」と話した。

 同じく地権者の川原義人さん(74)も「納得のいく話し合いもできていないのに、勝手に土地を取っていくのは許せない。最終的には家も収用の対象になるだろうが絶対にここを動かない」と語気を強めた。今後、弁護団と対応について検討するという。

 川棚町のダム建設予定地では、反対派が付け替え道路工事の現場入り口で、「強制収用は許さない」と書かれた横断幕などを掲げて、県職員とにらみ合った。

 

石木ダム建設:収用裁決に反発 地権者「事業ありきで進めた」 

毎日新聞 2015年06月24日 


 県と佐世保市が川棚町で進める石木ダム建設に向け用地の強制収用を可能とする裁決書がまとまったことを受け、反対派地権者は23日、県収用委員会を批判し「ダム事業ありきで進めた」と怒りの声を上げた。【梅田啓祐】 


 収用委は4世帯が所有する農地約5500平方メートルの補償額などに関する裁決書をまとめた。県の昨年9月の申請では、明け渡し期限は「裁決から60日以内」となっている。

 対象の農地を所有する川原義人さん(74)は取材に「これからも変わらずに抗議し、土地を渡すつもりは毛頭ない」と述べ、明け渡しに応じない考えを示した。

 ダム建設に関連して、現地では先月19日以来、反対派による県道付け替え工事の阻止行動が続いている。県は今月12日、反対派不在の早朝に重機を搬入したが、作業員の現場入りは度々阻まれている。23日午前も、県職員約15人が正面ゲートや脇道からの進入を試みたが、反対派約15人が無言で「石木ダム強制収用反対」などの横断幕を掲げて阻止した。

 県石木ダム建設事務所の担当者は「今日はどの通路にも反対派が待ち受けていて阻まれた。これからも状況を見て、入れるときには入るつもりだ」と話している。

 

海外メディア、石木ダムを取材!

昨日の長崎新聞にはこんな記事もありました。

海外記者が石木ダムを取材?Why?

と思った方も多いでしょうが、ここに書かれているように、

きっかけは4月6日、パタゴニアが外国特派員協会でダム問題についての記者会見をおこなったこと。

石木ダム建設予定地の住民お2人が出席して、ふる里が水の底に沈められようとしていると訴え、

そこにいたスイスの特派員記者パトリックさんの心を動かしたようです。

そして、通訳を兼ねて日本語が堪能なドイツ人フリージャーナリストのソニアさんと共に、

20日から現地入りなさっていたのです。

(余談ですがスイス語ってないそうです。スイスドイツ語、スイスフランス語、スイスイタリア語が公用語だそうで、お二人の会話はすべてドイツ語。な〜んにもわかりませんでした(*_*;)

 

20日は日曜日。

この日は、川原公民館で2人の若いお父さんにインタビュー。

 

 

その後、もう1人の男性には自宅でインタビュー。

室内でのインタビューが終わって、外でも続きを・・

田植えを終えたばかりの美しい水田の前で、ふる里への思いを熱く語って・・・

これは70年ほど前、この地域が海軍によって接収された時のもの。

ここはもう海軍のものですよと示すために、コンクリートのような棒に掘られた文字。

川原の皆さんにとっては、強制収用は経験済みのこと。

かつては国策により、今は県の都合で、二度も強制収用されるなんて…、

受け入れられるはずがありません。

 

22日。月曜日。

小雨降る中、いつものスタイルで並んでいる地権者や支援者。

そこに県の職員や業者がやってきて・・・

近づいて写真を撮るソニアさんやパトリックさん。

 

進入を諦めて帰って行く県の職員に、二人は突撃インタビュー。

二人の質問に答える石木ダム建設事務所長など。

どんなやりとりだったのか知りたいですよね〜

どうぞご覧ください。

 

いかがですか?

佐世保市の水需要がなぜ急激に伸びると予測するのか?

一生懸命説明する古川所長ですが・・・

これで二人は納得できたでしょうか?

 

県が帰った後は、S子さんのご自宅にお邪魔して、インタビュー。

強制測量の時の写真をたくさん見せてもらい、二人の記者は、

こんなに小さかった子どもたちが、いま親になって、

ここに住み、ここで働き、ここで子どもを育て、ダム反対運動を続けているなんて・・・

と、ただただ驚いていました。

 

お二人に同行した二日間の中で、印象的だったのは、ある質問に対する皆さんの答。

性別年代の違う4人の方に取材協力して頂きましたが、必ずどなたにも向けられた質問がありました。

どんなに反対しても、もしもダムが来たら、それから先あなたはどうしますか?

それに対する答は、皆さん、見事に一緒でした。

そんなことは考えたこともない。絶対にダムは造らせない。できないと思っている。」

その日までただ反対を続けていくだけ」 

それぞれの言葉は違います。

即答した人もいるし、言葉を選ぶように考え考え話した人もいるし。

でも、出てきた答えの中身はみな同じでした。

 

川原がダムの底に沈むなんて、13世帯の皆さんは誰一人想像もしていない!

それが心から実感できた2日間でした。

 

4世帯の農地、明け渡し裁決!

ついに裁決が出ました。

昨年9月5日、県が収用委員会に提出した4世帯の農地の収用と明渡しの裁決申請。

その広さは約5,500㎡。

補償額は、総額4,900万円。

明渡し期限は60日以内と書かれているので、8月21日でしょうか?

 

ところが、期限については、まだよくわかりません。

この裁決についての記事は長崎新聞のスクープで、

(他紙やTV局はどこも知らなかったようで、記者さんたちは大慌て…)

ある議員が県の用地課をよんで、記事の真意を質したところ、

「個人情報だから答えられない。本人に通知が届いてからだ」とのこと。

そこで県議が一般論として収用期日はどうなるのかと聞くと、

「更地は60日以内で、家屋とか作物があるところは半年以内」と、答えたそうです。

 

今回は農地で、皆さんお米や野菜を作っていらっしゃるので、作物がありますよね。

つまり期限は半年以内と考えるべきなのではないでしょうか?

でも、TVニュースでも60日以内の明渡しを求めるとなっていますね・・

 

いずれにしても、これで県はやっと反対地権者の土地を手に入れることができる。

時間さえ経過すれば、自動的に県のものになる。

そう思っていることでしょう。

実際、土地収用法の上ではそうです。

しかし、その法の上の憲法に照らしたらどうでしょう?

60人もの人権を蔑ろにする法の運用を、軽々しく実行して良いはずはありません。

ところが県は、

残りの用地も準備ができ次第裁決申請する方針だそうで・・・

そこには人が住んでいるのに、平気で手に入れるんだと宣言する、この感覚・・

理解できませんね〜

しかも、

「今まで十分話し合いはしました」なんてウソを平気でつけるとは!

しかも「こちらから」!

開いた口が塞がらない、とはこのこと。

 

例えば、昨年9月26日付で地権者等が提出した公開質問状と説明会開催の要請に対し、

県は11月17日付で、「説明会のご提案をいただきましたが、文書にて回答させて頂きます」と返信。

例えば、今年3月4日付で地権者等が提出した公開質問状と説明会開催の要請に対し、

県は3月31日付で、「これまでどおり書面にて回答させていただきます」と返信したではありませんか?

つまり、何回説明を求めても、昨年夏以来、話し合いを拒んできたという事実がありながら、

よくもそのような言葉が吐けるものだと、つくづく感心してしまいます。

 

現土木部長さんは、初めの2回ほどは、とても穏やかな温かみのある方という印象を受けたので、

これからは話し合いに応じて頂けるに違いないと期待していたのに・・・

みごとに裏切られてしまいました〜

 

手続を前に進めることだけしか考えない優秀な官僚に恵まれて、

私たち長崎県民は、大切なものをこれからどんどん失っていくのかも…。

それでいいの? 

 

 

 

どっちのバスに乗りたい?

佐世保で一番読まれている情報誌「ライフさせぼ」。

たぶん読売や朝日よりも・・・?

そのライフの今週号の中ほどのページにこんな記事が・・・

どんな記事って?

見えないかな?

こんな記事ですよ。

ライフの記者さんもやっと出会えたようですね、ラッピングバス「石木川まもり隊」号に。

「私たち市民にはなんとも不思議な字面です」って?

「賛成と反対の両意見が市民にオープンにされるということは健全なことにも思えます」って・・

そして最後に、

「市民ははたしてどっちのバスに乗りたいのでしょうか?」と結ばれています。

ですよねー

私も聞いてみたいです〜

 

「こうばるのうた」聴けません!

懐かしいこの写真は、2010年10月16日、「日本のうたごえ祭典in長崎」の一場面。

川原の皆さんによる「こうばるの歌」の合唱シーンです。

K君もHちゃんも、あんなにちっちゃかったんだねー

Hちゃんなんか今は私よりすっかり大きくなっちゃってるし、月日の経つのは早いもんです。

 

3日前のブログでお知らせしたように、7月4日の佐世保集会で、

再び「こうばるの歌」の合唱が聴けるはずでした。

来場者の皆さんに、ふる里を守りたいという思いを込めた生の歌声を届けたい・・と、

川原の皆さんも張り切っていました。

 

でも、それが叶わなくなりました。

ブログを見た県の職員が、

7月4日は、佐世保で集会があるそうだ。

阻止行動は休みにするか、ごく少数でやるか・・

大型重機を入れるならこの日だな!

と言ったかどうかは定かではありませんが、

とにかく、この日が狙われているらしいとの噂があちこちから聞こえてきました。

 

そこで、泣く泣く、地権者の皆さんの多くは不参加とすることに決めました。

「地権者からの訴え」をおこなう人など、ごく一部は参加しますが、

他は、残って抗議行動です。

もう、歌どころではありません。

 

実行委員の主要メンバーも抗議行動に参加します。

たいへん残念ななりゆきに、がっくりきましたが、しかし、これが現実です。

地権者の皆さんは、家族や友人と楽しい約束をしていても、ダム問題で何かあると、いざ鎌倉!

すべてを犠牲にしてダム反対運動に身を投じてこられました。

 

こうなったら、残ったわずかのメンバーで頑張ります。

現地で頑張る地権者や支援者の分まで、その思いが伝わるような集会にします。

だから、皆さん、ぜひ一人でも多くの方がアルカスに足を運んでくださって、

地権者からの訴えに耳を傾けてくださいますよう、

そして、地権者に勇気を与えてくださいますよう、お願いいたします。  

 

まもなく2回目の裁決申請へ!           そこには4世帯の家屋が・・

昨日6月16日、川棚町は、県が要請していた土地・物件調書に署名押印し提出しました。

県は準備が整い次第、2回目の収用裁決申請をする意向です。

それがいつなのか・・

1回目の場合を振り返ると、8月28日に川棚町が提出し、9月5日に裁決申請されました。

その間8日ありますが、この間に知事は訪米しており、その帰国を待ってということだったならば、

今回はもっと早く1週間以内に提出されるかもしれません。

 

その1回目の申請についての裁決の可否もまもなく決定するとのこと。

否となる可能性はとても少ないと聞いています。

 

県は今、付替え道路工事を強行し、

新たに4世帯の家屋を含む土地を裁決申請し、

昨年申請した4世帯の農地を強制収用しようとしています。

躊躇なくどこまでもダム建設に突進する県。

住民の理解を得ようとするパフォーマンスさえ最早ありません。

自ら住民との対話を求めた5年前の知事は、すっかり心変わりしてしまったようです。

住民の人権を無視する県政、何がそこまで彼らを掻き立てているのでしょう。。

 

石木ダム問題の真実

少し先のことですが、忘れないうちにお知らせを・・

関心のある方、カレンダーへのメモ、よろしくお願いしますね〜

7月4日に、またアルカスSASEBOで集会を開きます。

 

もうすぐ石木ダム対策弁護団編集のブックレットが出版されます。

そこに記された「石木ダムの真実」とは?

ブックレットに書ききれなかった真実の真実が聞けるかも・・・?

 

また、パタゴニア日本支社長の辻井さんが今なぜ石木ダムなのか?その想いを語ってくださいます。

 

地権者からは、現地で強行されているダムのための付替え道路工事の実態を伝えていただきます。

 

そして、どんなときにも明るく元気な現地の皆さんの歌声もお届けします。

皆さんが守り抜こうとしているふる里「こうばるのうた」です!

 

集会の後には、出来立てホヤホヤのブックレットの即売会もいたします。

石木ダム対策弁護団長 馬奈木昭雄弁護士に、その場でサインが頂けます。

ほーちゃんグッズのオマケもついてきますよ〜

 

マスコミの皆さんにも紹介しなくちゃと思っていたところ、

なんと既に告知記事が!

びっくりです。

http://www.data-max.co.jp/0615_dm1718/

2015年06月15日 15:53

長崎県・石木ダム問題 パタゴニア日本支社長が7月4日特別講演

img2 長崎県と佐世保市が計画を進めている長崎県東彼杵郡川棚町の石木ダム建設に反対する市民団体が、7月4日(日)午後1時から、アルカスSASEBOで反対集会を開催する。集会では、今年4月にダム建設反対運動への全面支援を表明した米アウトドア用衣料製造販売のパタゴニア日本支社・辻井隆行支社長が特別講演を行う予定。参加費は無料となっており、より多くの市民へ、ダム建設計画への問題提起を行う。パタゴニアは、米国でも環境保全の観点からダムのあり方を問う活動を行っており、石木ダム反対運動への支援や現地視察を行ってきた。

 石木ダムの建設は、6月12日に、県が中断していた付け替え道路の工事を5年ぶりに再開。反対する地権者らがいない早朝に機材を搬入するかたちで行われた。反対する側からは、不意打ちとも言えるやり方に怒りの声もあがっている。新たに建設されるダムの洪水対策上の必要性や、人口減少が進む佐世保市の水需要など、さまざまな点で疑問の声があがるなか、進められようとしている建設工事。長崎県は、納得してもらうことをあきらめ、強行手段をとっていくのだろうか。

 14日の集会では、石木ダム対策弁護団の講演や、地権者による訴えも行われる。

【山下 康太】

 

データマックスが配信するNETIB-NEWS とは、

「企業経営・企業間取引に必須なビジネスニュース、政治・社会ニュースを配信」とあります。

そんなビジネスニュースを扱うメディアがなぜ石木ダムに注目するのか、不思議です。

たぶん・・・ビジネスや企業の視点から見ても、石木ダムは問題の多い事業なのでしょう。

公共事業というならば、地元住民のためにも地元企業のためにもなるものでなければならないのに、

石木ダム事業は、そのどちらにも資するようには思えませんからね〜

 

データマックスさん、今後とも貴社の視点で石木ダムを追い続けて下さい。

よろしくお願いします。

 

 

川原ファン増殖中・・

14日、日曜日の朝9:00、川棚駅で東京からのお客様5人と待ち合わせ、川原へご案内。

いつもの抗議行動ではなく、のんびり穏やかな里の風景と石木川を見て頂きながら散策していたら、

突然、お花畑からMさんちのおばあちゃんの笑顔に出会いびっくり〜

草取りしてたのかな〜

年々小さくなっていくおばあちゃんは、そばに来るまでお花に隠れて見えませんでした。

若いお客さんたちもおばあちゃんの笑顔に出会えて、とても嬉しそうでした。

いつもの公民館で一休み。

お菓子を食べながらいろんな質問を受けたり答えたり。

この日はいつもの中心メンバーは、佐世保での孫崎享氏の講演会を聞きに行って留守。

ほーちゃんやY君、Mちゃんなど若者が集まってくれました。

きさくにいろいろ語り合っていくうちに、皆さんの最大の関心事が見えてきました。

ダムの必要性とか自然破壊とかそんな問題以上に、

「今の日本社会において、強制収用なんていう人権侵害がおこなわれることが信じられない、

しかも13世帯も!」と、本当にびっくりなさってました。

 

その後、上流の木場地区に行き、

田植えが終わったばかりの田んぼや

田植え中の様子に見とれたり、虚空蔵の水を味わったり、

石木川流域がどんなところなのか、駆け足で、見ていただきました。

 

今日、Sさんから届いたメールには、

「自然はもちろん、蛍もとてもキレイで、なにより住民の方々の温かさが嬉しかったです」
 
とありました。
 

前日の夜、一度川原を訪れ、ホタルを見に来たそうです。

地元の方と出会い、一緒にホタルを楽しんだとか・・・

もうホタルの時期も終わりで、その前の夜は全然いなかったのに、

この夜は、少ないけれど、ホタルが飛んでいたそうで。。

ホタルもきっと歓迎したかったのですね〜

このホタルの里を守って!

ホタルの里を守り続けている川原の人を守って!

とお願いしたかったのかも・・ね