石木ダム問題の今

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無言の抵抗4日目

 

    あなたがほっとする そんな処でありたい

 

なんて素敵なメッセージでしょう!

いま、石木ダム建設のための付替え道路工事現場では、

このお揃いの法被を着た集団が工事現場入口に立って、無言の抗議を続けています。

この写真は、この現場で毎日地権者と共に行動している「石木川まもり隊」隊員Y子さんが撮った写真です。

現場の行動の様子はY子さんのブログで毎日報告されています。http://blog.goo.ne.jp/bhdsy27

 

県の職員は毎日ここへ来て

道をあけてください。通してください。ここは県有地です。

あなた方の行為は妨害行為です。

司法の判断が示され既に16人が仮処分を受けました。

と言い続けています。

しかし、それは妨害ではなく、あくまでも

  工事の前に話し合いをしましょう。話し合いに応じて下さい!

という要請であり、その要請に応じず一方的に工事を強行しようとする県への抗議の意思表示なのです。

ここはみんなのふる里

自然豊かなこの地を守り、今もこれからも訪れた人がほっとする場所であり続けたい。

ダムはその場所を水の底に沈めてしまう、付替え道路はそのための工事、

だから始める前にしっかり話し合いましょう

と、背中で語っています。

それはきっと県職員にも伝わっているはずです。

 

その様子を撮影した動画で見ると、職員の方々にも同情したくなります。

何か言ってくださいよ。

顔を見せてくれんですか。

一言でも二言でもいいから、今のお気持ちを聞かせてください

と毎日同じ呼びかけを繰り返し、何も返ってこない。辛いでしょうね。でも・・・

おっとどっこい、その手には乗りません。

その手に乗って顔を出し、口を聞けば、人物を特定して、また裁判所に申し立てをするでしょう。

そうやって、行動する者を一人減らし二人減らしごぼう抜きしていくつもりなのでしょう。

残っている地権者も支援者も、皆さん昨年の経験でちゃんと学習できていますから。

皆さんの気持ちや言いたいことは、そのためにきちんとプラカードに書いて示しているのですから。

 
 
裁判所の判断、第三者の判断がでている。 
ルールには従わねばなりませんよね。 
こういったやりかたでは何も進歩がありません。

ともおっしゃっていましたが、長崎県はルールに従ってきましたか?司法の判断に従いましたか?

諫早湾を開門せよという福岡高裁の確定判決と、それを認めた当時の菅政権の判断にも従わず、

県知事は開門に反対し抗議を繰り返してきたではありませんか。

新たな訴訟を起こして戦っている営農者らを支援し、

彼らが国による開門調査のための工事を阻止するのを応援したではありませんか。

それはあなた方(河川課職員)の意思とは違うかもしれないし、あなた方の責任ではありませんが、

そのような矛盾する組織の指示で動くあなた方の言葉に説得力がないのは当然だと思います。

 

今のままでは何も前に進まない

背中を向けないで、顔を見せて話し合いましょう

その言葉は知事に伝えて下さい。

地権者に背中を向けているのは知事です。

  まず地権者と顔を合わせて、署名を受け取って下さい!

と知事にお伝えください。

 

 

 

 

 

ラッピングバスが新聞に紹介されました!

やっとマスコミがラッピングバスのこと、取り上げてくれました〜

話は聞いてるけど、なかなか出会わなくてねー

ほんとにそんなバスが走ってるのー?

なんて声もよく聞きます。

早くどこかのメディアが紹介してくれないかな〜と思ってたので、嬉しい!

 

ここに書かれているように、私たちが伝えたかったのは、

「いのち育む清流を未来へ」

「ダムはほんとうに必要か皆で考えましょう」

ということで、決して反対を押し付けているわけではありません。

一番問題なのは無関心。

石木ダムは私たちの暮らしに関わりのあることだから、皆で考えましょうよと言いたかったのです。

 

バスを見た川棚町民の方の賛否両論が紹介されていますが、

佐世保市内にも同様の意見や、もっと多種多様な考えもあるはず。

そして、

「さっき、こんなバスを見たよ!石木ダムのことだと思うんだけどさ、あれってどうなの?」

などと、家庭や職場や学校で話題になればいいな〜

市民が無関心から脱するきっかけになればと願っています。

 

そして、この記事にも書かれているように、ダム推進派のバスは20年以上前から走っています。

市バスと西肥バスの計2台も。

その費用は100%市民の税金から出ています。 

この理不尽さに抗いたかったのも、ラッピングバス実現を願った理由の一つです。

                 

 

無言の抵抗2日目

今朝の長崎新聞。昨日の「阻止」行動2日目の様子が書かれています。

現場に行けない私には有難い記事です。

この日は県側は4回やって来たようです。

 

ダム事務所長は、「生活再建など対応できるものは対応したいので、道を空けてほしい」と言ったそうですが、

それで説得してるおつもりなのでしょうか?

地権者は生活再建の話など誰も望んではいない、ダムの必要性の話をしたいと思っている。

それは百もご承知のはずなのに・・何故そんな無意味な言葉をかけるのでしょう?

それでは説得にも交渉にもなりません。

道を空けてほしいとお願いするなら、相手のお願いもきくべきでしょう?

話し合いがしたいというただそれだけのお願いをどうしてきけないのでしょう?

 

新聞には出ていませんが、ある記者さんと企画監とのやり取りについて、仲間が教えてくれました。

こんな感じの会話だったそうです。

記者:この状況を打開するための一つとして知事が署名を受け取るなどの譲歩はできないんですか?

企画監:できなません。署名とこれは別でしょ。署名は土木部が受け取ります。

記者:別だけど、それじゃあ何も進まないのでは?

企画監:粘り強く説得します。

 

その説得が生活再建の話ですか?

言葉は丁寧でも思考は上から目線、自分たちの理屈や論理で推し進め、決して妥協しない…

決めるのは役人で、民はそれに従うしかないのだ、とでも思っているのでしょうか?

 

でも、納得できません。

知事宛の署名を、なぜ知事ではなく土木部に手渡さねばならないのか?

時間は取らせないと言ってるのに、なぜ知事は受け取ってくれないのか?

ダムに関する署名だから、ダムの管轄は土木部だからですか?

しかし、推進派の団体が陳情等に訪れると、必ず応接室で知事が直接会って文書を受け取ります。

例えば石木ダム建設促進川棚町民の会は、2012年10月5日と2014年8月12日、長崎県庁を訪れ、

石木ダム建設事業の早期着工・早期完成を求める要望書を中村知事に提出しています。

なぜですか?

なぜこの時は土木部ではないのですか?

同じダム問題で、同じ知事宛の文書なのに、なぜ反対派の場合は知事に会えないのですか?

マスコミの皆さんは不思議に思わないのでしょうか? 

 

石木ダム「阻止」行動初日 マスコミはどう伝えたか

昨日、工事再開とあって新聞TV各社一斉に報じました。

地元紙長崎新聞はさすがに詳しくて、1面トップに大きく、

そして、23面にも補足記事を、こちらも大きな扱いです。

こちらは朝日新聞長崎版デジタル版。

石木ダム関連工事、また着工できず 地権者ら抗議

 県は19日、石木ダム(川棚町)の建設に伴う付け替え道路の工事を約10カ月ぶりに着工しようと試みたが、ダムに反対する建設予定地の地権者らの抗議を受け、作業に取りかかることができなかった。県は20日も着工を試みるが、地権者らも抗議を続ける構えだ。

 この道路は、水没予定地から移設された墓地に続く約620メートルの区間に造られる予定で、用地はすでに県が買収。県は昨年7月にも工事に取りかかろうとしたが、地権者らの抗議にあい、見送っていた。

 工事を巡っては、県の申し立てを受けた長崎地裁佐世保支部が3月、地権者ら16人に対して工事の妨害を禁止する仮処分を決定。この日は決定後初めて、着工を試みた。

 午前9時半ごろ、現場に続くゲートに県石木ダム建設事務所の古川章所長らが現れると、地権者や支援者約40人が道をふさいだ。古川所長は「妨害行為が違法だという裁判所の判断が出ている」と説明して退去を求めたが、地権者らは「工事強行より 話し合い!」などと書かれたプラカードを掲げ、無言で立ちはだかった。

 県側はこの後も断続的にゲート内に立ち入ろうとしたが、入れなかった。古川所長は取材に、「状況を確認して、入れるようであればいつでも入る」と話した。追加の仮処分申請については「(現時点では)全く白紙」とした。

 家族が仮処分決定を受けたという地権者の女性は「私たちはただ、ここに住みたいと思う、それだけなんです。この道路工事を許してしまえば、ダム本体の工事まで止まらなくなってしまう」と話した。

 道路の工期は8カ月程度とみられる。関連予算の執行期限は今年度までで、県は着工を急いでいる。

 ダム建設の予定地には、移転を拒む13世帯が暮らす。住民らは「県・佐世保市の水需要予測は過大」などとしてダムは不要だと主張。県や佐世保市側は「安定的な水の供給にはダムが必要」と反論し、用地の強制収用を可能にする手続きを進めている。

 民主党政権下でのダム事業の見直しで、国は12年、「地元の理解を得る努力」を求めたうえで事業継続を認めた。中村法道知事が昨年、説明に赴くなどしたが、地権者らの理解を得られなかった。

県は未買収の土地の一部について、明け渡し期限などの裁決を県収用委員会に申請し、収用委が検討している。(小野太郎)

 

 

石木ダム道路工事再開できず 反対派が阻止行動

(読売新聞長崎版 2015年05月20日)http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20150519-OYTNT50226.html

 県と佐世保市が川棚町に進めている石木ダム建設事業で、県は19日、2010年に中断した付け替え道路工事の再開を試みた。しかし、反対派の阻止行動を受け、この日の着手を断念。県は20日以降も試みる方針。

 午前9時半頃、県職員や業者の関係者ら約10人が工事現場に到着。現場入りしようとしたが、人物が特定されないよう顔を隠した反対派約40人が行く手を遮った。

県石木ダム建設事務所の古川章所長が「ここは県が管理する土地です。道を空けてください。(妨害禁止の)仮処分決定が出ている」と呼びかけたが、反対派は無言で「工事強行より話し合い!」「地元の理解は得ましたか?」などと書いたプラカードを掲げ続けた。

 現場入り出来なかった県側はいったん引き返し、その後、2回にわたって再開を試みたが、いずれも阻止された。

 古川所長は報道陣の取材に対し「ダムの必要性についてはすでに結論が出ており、これ以上の話し合いは平行線。何とか理解をお願いしたい」とした。一方、反対派の地権者は「長期戦は覚悟の上だ。ダムは必要なく、工事の強行は絶対に阻止する」と語った。

 
 
 
石木ダム 道路工事再開できず
 
 
 
川棚町に計画されている石木ダムの建設をめぐり、県は、19日、地権者の反対運動によって延期されていた道路工事に取りかかろうと試みましたが、再び地権者らの抵抗にあい着工できない状態が続いています。
 
長崎県は石木ダムの建設によって水没する県道の代わりに新たな道路建設する計画ですが、地権者などの反対運動によって着工が延期されました。
 
ことし3月には、長崎地方裁判所佐世保支部が地権者など16人について妨害活動を禁じる決定を出したことから、県は再び着工を試みることになり、19日は午前9時半すぎに担当者20人が現場を訪れ、抗議のために集まった地権者などおよそ40人と向き合いました。
 
県側が、「工事を再開しますので道を開けてください」などと協力を求めたのに対し、地権者側は「工事強行より話し合い」や「地元の理解は得ましたか」と書かれたプラカードを掲げ、無言で抵抗し、10分あまりにらみあったあと、県側が工事を断念して出直すことになりました。
 
建設に反対する地権者の1人は、「話し合いができていないのに強行する工事ではない。この土地を残したいのでいつまでも抗議する覚悟を決めている」と話していました。
 
長崎県の石木ダム建設事務所の古川章所長は、「裁判所から工事を妨害してはいけないという決定があったので今回はスムーズに工事できると考えていた。今後も現場の状況を見ながら説得を進めて着工できるようしていきたい」と話しています。
 
 
 
石木ダム工事再開着手も…無言の阻止行動(長崎県)
 
[長崎国際テレビ 5/19 17:32 ]http://news24.jp/nnn/news8744284.html
 
 
川棚町の石木ダムの建設事業で、県は工事を再開しようと試みたが着手できなかった。
 
午前9時半。石木ダムの建設予定地を訪れたのは県の職員約10人が向かった先には石木ダムの建設に反対する地権者ら40人余り。プラカードを持ち、無言で工事再開を阻止した。
 
県が工事を再開しようとしているのはダムの完成に伴い水没する県道に代えて建設する付け替え道路。県は5年前、工事に着手したが反対地権者との面談を経て、中村知事が中断を決定。
 
国がダムの事業認定を行った後の去年7月、再開を試みたが反対地権者らが道をふさぐなどしたため、再び、中断した。
 
裁判所が今年3月、顔を確認できた反対地権者ら16人に妨害行為を禁止するよう命じる仮処分を決定したことを受け、県が踏み切った工事再開。反対地権者らは仮処分そのものへの抗議も含め顔をかくし、声をあげず「無言」で抗議した。
 
「裁判所の判断に従うよう」呼びかけた県。いったん、現場を離れ、約2時間後、再び訪れたが着手できず。結局、工事再開を断念した。県は20日も現地を訪れる予定だが、地権者側は阻止する意向を示していて、両者の対立は続きそうだ。
 
 

県、付替え道路工事再開できず!

今日、5月19日、予告通り、県は付替え道路工事を再開しようとやってきました。

職員9名、業者11名、ガードマン3名、総勢23名でやってきたそうです。

そうですと言うのは、私はその場にいませんでしたから。

私たち仮処分を受けた16名は、現場に近づくこともできませんが、

第2陣の皆さんが頑張っていたと、昼休みに教えてくださる方がありました。

 

その方も現場の様子が気になって、遠くから眺めていたそうです。

人影があまりにも小さくて、何が何やらさっぱり・・・

で、ズームインしても、これが精いっぱいだったとか。

よほど遠くから見てらしたんですね。

 

でも、見えるでしょ?

青い法被の後ろ姿。

ほたる祭りのはっぴです。

下はモンペで、帽子の下に手ぬぐいを被り、帽子には黒いネット、そしてマスク。

これでは誰が誰だかわかりません。

しかも皆さん無言の抗議。声も発しないので、ますます不明。

そのかわり、手にはこんなプラカードを持って意思表示。

素晴らしいですね!

ガンジースタイル。非暴力の抗議です。

いえ、抗議ではなく、話し合いを求めているだけ。

 

知事はなぜ話し合いに応じないのでしょう?

答えは一つ。

話し合えば負けるから。

ダムの必要性の根拠がきちんと示せないから。

そうとしか考えられません。

なぜなら、諫早湾開門訴訟では、開門の判決が出たにも拘わらず、それを認めず、従わず、

何度も国に話し合いを求め、白紙撤回を求めてきましたよね〜

なのに、石木ダムのことになると、国が判断したことだからもう話し合う必要はないという。

矛盾を通り越して、自分勝手!

負ける相撲はとらない、土俵には乗らない、そんな感じ。

 

それだけではありません。

話し合いどころか、知事は地権者の顔も見たくないと思っているのでしょうか?

地権者が署名を手渡したいと今年に入ってずっと願い続けていることを未だに叶えてくれません。

拒否し続けています。

先週も、見かねた某県議が知事に直接交渉してくれたのですが、

秘書課を通じて届いたお返事は、「検討の結果、知事が直接受け取ることはできない」でした。

 

以前は会わないと突っぱねてた安倍総理も菅官房長官も、先月ようやく翁長知事に会ったのに、

(翁長氏が知事就任後、4ヶ月後のことでした)

中村知事は昨年7月以来逃げ続けています。

 

自分は逃げて、工事だけは強行しようとするなら、あまりにも悲しいです。。

 

付替え道路工事 19日着工か

今日の定例記者会見で中村知事は中断している「付け替え道路」の工事を、早ければ来週にも再開する考えを明らかにしました。

 

着工に向けた調整が進んだ?

どんな調整が進んだというのでしょう?

住民の理解は未だに得られていないのに…

地権者の再三にわたる話し合い要求は蹴り続け、

地権者や私たち支援者が集めた署名、皆さんの思いが詰まった署名の受け取りさえ応じていないのに…!

 

今朝の長崎新聞は一面でこのことを報じ、「19日にも工事再開」と明記していました。

地権者ら反対派の対応が焦点となるなどと書かれています。

しかし、反対派が看過するわけはありません。

「必要性のない事業を推し進めようとする県に対する抗議行動はおこなう」と以前から宣言しています。

つまり、この道路工事の道路とは、ダムで水没する県道に代わる付替え道路であり、

ダム建設がなければ造る必要のない道路なのです。

 

だから、ダム建設の必要性についてまず徹底的に議論して、

その上で建設すべしとなって初めて工事にかかるべきですが、

そこのところを県は避けて通り、工事だけは熱心に実行しようとするのです。

だから抗議してるのに、知事は、

「妨害行為が違法であるという司法判断が示された。妨害行為がないことを願っている」と主張。

誰も好きで妨害行為なんてやりませんよ。

そんな暇人、こうばるにはいません。支援者も同じです。

でも、時には体を張って止めなければならないこともあります。

沖縄の闘いがそれです。

いま全力で止めないと、未来が危うい。

沖縄県民の人権が危うい、日本の平和主義が危うい、沖縄の海の環境が危うい…

だから何としても止めたいとの思いで全国から抗議行動に人々が集まっています。

 

石木ダムの場合も同じです。

川原住民の人権が危うい、石木川の環境、ひいては川棚川流域の環境、そして大村湾の環境が危うい、

だから地権者だけでなく体を張って止めようとする人々が現れるのです。

仮処分を受けた16人は抗議できなくても、別の人々が抗議行動を起こすでしょう。

 

川棚町の皆さん、県民の皆さん、

川原住民や支援者が、なぜこの道路工事に反対するのか、ご理解ください。

そして、ほんとうに石木ダムが必要か、みんなで考えてみましょう〜

 

クラウドファンディング始動! みんなの寄付で公民館の屋根を修繕しよう〜!

知る人ぞ知る、こうばる公民館。

川棚町で一番古くて、一番オンボロで、一番活用されている公民館です。

いや、きっと長崎県一オンボロで、長崎県一活用されている公民館じゃないかな〜

いえ、もしかしたら、日本一かもしれませんよ。

だってね、この地区の集会や行事で使われるのはもちろんのこと、

ここには、いろんなお客様がいらっしゃるのです。

例えば・・

京都大学名誉教授の今本先生や、

国会議員の赤嶺政賢さん。

バックの横断幕は一緒ですが、全く別の時の写真です。

 

こちらは元衆院議員で現世田谷区長の保坂展人さん(左から2人目)が見えた時のもの。

他にも何人もの国会議員が見えましたよ。

そしてこちらは、長崎県知事の中村法道さんに、佐世保市長の朝長則男さんに、

川棚町長の山口文夫さんが勢ぞろい・・・

 

こちらは、石木ダム対策弁護団の結成集会。

そう、この公民館は、石木ダム問題について、学び、考え、議論し、交渉する大切な場所なのです。

 

反対同盟が結成された3月14日の前後には、毎年団結集会が開かれ、

同盟を支援する多くの仲間が結集するのです。

 

それだけではありませんよ。

地元の女性たちは、そんなふうに支援してくれる政治家、学者だけでなく、

一般市民の支援者をも温かい手料理でもてなします。

団結料理とか、団結弁当とか言われるもので、

それを、この公民館で、みんなでわいわい楽しく手際よく準備するのです。

 

ほたる祭りの日などはたいへん!

こんなにたくさんのガスボンベを持ち込んで、次から次へ、

いろんな料理を仕上げていくのですから。見ているだけで目が回りそうです〜

 

そして、誰もが、笑顔になるのです。

美味しいものをお腹いっぱい食べて語り合えば、あっという間にうちとけます。

この日も、全国から集まった若いパタゴニア社員と、川原のおじちゃん、おばちゃんたちが、よく食べ、よく笑い、意気投合してました。

 

こんなふうに、川原公民館はいろんな人を迎え、たくさんの笑顔と怒号も聞いてきました。

ふる里を水の底に沈めたくない!

ここにダムは造らせない!

そうやって半世紀も頑張り続ける人々を見守り、

行政の激しい雨風や、世間の冷たい木枯らしから守ってきました。

でも、その公民館の屋根が、もうボロボロで、雨漏りがだんだんひどくなりました。

 

川原より下流の石木郷の公民館も、上流の木場郷の公民館も、県からのお金でピカピカに建て替えられましたが、川原公民館には1円の補助もありません。

どうせダムの底に沈めてしまうんだからお金をかけるのはムダということのようです。

 

その話を聞いたパタゴニアさんが、今はネット上で呼びかけて寄付金を集める方法があってね・・

と教えてくれました。

それが、クラウドファンディングでした。

慣れない私たちは、その準備のほとんどをパタゴニアさんにやっていただきました。

でも、これからは私たちも頑張ります。

多くの人に呼びかけて、寄付を頂ければ有難いですが、

頂けなくても、多くの人に川原について関心を持ってもらうだけでも嬉しいのです。

 

どうか皆さん、このページへのクリックをお願いいたします!

https://www.makuake.com/project/ishikigawa/

 

石木ダム考えようラッピングバス始動!

みなさ〜ん!

ついに登場です!!

「ダムについて考えよ〜ラッピングバス」です。

 

佐世保市内にはこんなバスも走っています。

ずーっと前から、市民の税金を使って、

石木ダムを願っていない、反対している市民の税金も使って、こんなバスが走り続けています。

私たちはそれはおかしい、理不尽だと言い続けてきましたが、市は平気で走らせています。

 

ならば、私たちは私たちの思いを伝えるバスを走らせよう!

その想いに自然保護活動を応援する企業パタゴニアが賛同し、その支援を受けて、

このラッピングバスが実現しました!

 

バス停では、お客さんもびっくり!

じ〜っと見入っています。

 

こちらは、反対側の側面です。 

たった1台のバスですが、このバスが毎日市内を走ります。

1年間走ります。

どれだけの市民の目にとまるか・・・想像するとわくわくします。

 

初めて見た人は「え?」「失うもの?」「美しいもの?」と、たくさんの「?」マークが頭の中で点滅するでしょう。

その「?」が、「私たちは何を失おうとしているのだろう?」「ほんとうに水は足りているんだろうか?」

というような自問自答に結びつけばいいな〜

そして多くの市民が石木ダムについて考えたり話題にしたり・・・そんなきっかけになるといいな〜

無関心でいるのではなく、

避けて口を噤むのでもなく、

大事な身近な問題として、それぞれ自由に考え、語り合う、

そんな佐世保市になればいいな〜

 

佐世保の皆さん、いつかどこかで見かけたら、ぜひ周りの方に伝えてくださいね〜

 

「こうばる ほたる祭り」まで、あとひと月!

ジャーン!

できたてホヤホヤ、今年の「こうばる ほたる祭り」のポスターです。

開催地の川棚町や、お隣の佐世保市などあちこちに掲示します。

見かけたら、ズームインして、場所を確認してくださいね〜

お問い合わせは、こちらです。

メール: ishiki-hotaru@buz.bbiq.jp (石木川まもり隊)

 

ほたる祭りは毎年5月の最終土曜日にやっています。

一昨年の様子はこちらです。

https://ishikigawa.jp/blog/cat19/693/

 

その年の天候によって、ホタルの数も様々。

その日が雨だったら、ホタルさんも雨宿り、全く飛びません。

お天気でも気温が低かったら、やはり、ちらほら・・

蒸し暑い日の晴れた夜に、幻想的な光の乱舞が見られます。

今年もそんな光景が見られますように・・・!  

 

 

パタゴニア、こうばるを全身で体感!

4月27日13:30、パタゴニア社員総勢27名が川原公民館に集結!

北は札幌から南は福岡まで全国21店舗と日本支社環境部のスタッフなどの皆さんで、

社員研修として、石木ダム建設予定地を視察し理解を深めたいとの思いでやって来られました。

こうばる住民を代表して3人の方に話して頂きました。

ダム計画が始まって現在に至るまでの歴史、

土地収用法に則って強制的に土地を手に入れようとしている県のやり方と現状、

こうばるの自然と暮らしの豊かさなどなど・・・

パタゴニアの皆さんは一生懸命メモしたり、ひたすら聴き入ったり・・

 

勉強会が終わると、いよいよ視察にしゅっぱーつ!

2班に分かれて行きました。

まずは石木川。

わー、川底が見える!

澄んでますねー

でも、こんな小さな川にダムが造れるの?

これでも、石木川では一番大きな場所なんですよ。唯一泳げるところですから。

他はみんな歩いて渡れるようなところばかりです。

へー!!

 

続きましては、有名な三猿の櫓。

B班のガイド石丸さんが、ダム反対運動と三猿の関連、赤地に白の日の丸の意味を説明。

 

このあと、左に曲がって、第二ダム小屋や岩屋川、県が設置した使われない生活相談所、

海軍工廠跡地、石橋などを見て、岩屋権現に・・

199の石段を登り、岩に掘られた狭い入口を這って行き、

 

本殿に到着!

 

その後、もと来た道を戻り、今度は付替え道路工事現場を目指します。

途中、いろいろな看板を見たり、県が設置したコンクリートの告示文を読んだり、

土地を売って出て行った人たちの、今は草ぼうぼうの元田んぼを眺めたり、

堰堤建設予定地の前で、高さ55mのコンクリートの壁を想像したり・・・

皆さん、55mってどのくらいかピンときますか?

大阪城の天守閣の高さが55mだそうです。

ビルで言うと、15階建てのマンションがそのくらいみたいですよ。

えー!!ここにそんな大きな壁が…想像できないです〜

 

そして、到着。工事現場入口。

この向こうに何が造られようとしているのか、何故それをとめようとするのか、

5年前の4ヶ月にわたる座り込みのこと、去年の夏のこと、仮処分を受けたこと等々の

説明がなされたことでしょう(離れたところにいたので聞きとれませんでしたが)

 

ダム小屋の前では、どんな話がされたのでしょうか。

皆さん、真剣な表情です。。

 

視察が終わると、みんなお腹ペコペコ!

18:00、待ちに待った交流会の始まりで〜す。

美味しい手料理にお箸も会話も進みます。

テーブルを挟んで左側にパタゴニア、右側に地元の人が座りましたが、あっという間に和気藹藹。

 

お腹が落ち着いたところで、こうばる若者代表Y君の司会進行で、座はますます大盛り上がり。

13世帯の人たちを家族ごとに順次紹介。

あー、この人、〇〇さんだ!似顔絵にそっくり!

ほんとだー!

おばあちゃんもしっかりご挨拶。

J君一家も遅れてやってきて、全員集合!

この後子どもたちは、パタゴニアのお兄さんお姉さんに、ずいぶん遊んでもらいました〜

 

地元の紹介の後は、パタゴニアの自己紹介&今日の感想など。

笑顔とパワーと、時にはウルッとしながら、本当に感動のひとときでした。

その後は、自由に席を移動して、2〜3人で熱い語り合いが続きます。

誰もが時間のこと、すっかり忘れてました。。

そして、21:00、今夜のお宿「くじゃく荘」から迎えの車が来て大慌て!

パタゴニアの皆さんはドタバタと荷物をまとめ、

こうばるの女性たちは残った食べ物を急いでパックに詰めて渡したりして・・・

結局15分遅れで出発。

みんな別れを惜しみながらバスを見送りました。

 

川原の皆さんは、パタゴニアの若さ、パワー、明るさに「本当に元気をもらった!」と嬉しそうでした。

パタゴニアの皆さんは、「川原がほんとに好きになった!この素晴らしさをお店の皆に伝えたい

お客様にも伝えたい」「どうやったら伝えられるか自分自身の課題です」と真剣な表情でした。

 

眩しい緑と澄んだ石木川を自分の目で見て、

小川のせせらぎと鳥の声を自分の耳で聴いて、

初夏のような太陽の下で心地よく吹く風を自分の肌で感じて、

住民の想いを心で受け止めて、

全身で川原を体感なさったのだと思います。

 

今日の日を忘れないでいてほしい。

今日がパタゴニアと川原の本当の出会いの日となったような気がします。 

 

 

くじゃく荘のバスの運転手さん、お待たせして本当にすみませんでしたー! m(__)m

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