第20回 水源連総会

昨日に引き続き、朝8:30〜水源連の仲間が集い、第20回の総会が開催されました。

豊富な知識と経験を溜め込んだツワモノぞろい…

風邪でぼーっとした私の脳味噌にはインプットされることなく、右から左へ流れていったものも数有り…

後日、動画にしてユーチューブにアップされるはずなので、

それを是非ご覧ください。

アップされたらお知らせします。

 

そんな中で私の記憶に残っているのは、

☆将来の人口減少は誰もが解っているのに、水需要の減少に結びついていない。どう伝えるか。

☆ダムができてしまったらどうなるか、ビフォーアフターを知らせることが大事。

 例えば、ダムができた後、海苔の色落ちで漁民が困っているとか。

☆とにかく世論を作り広げることが大事。

 

今本先生のお話は、ボーっとした頭にもしっかり響いてきました。

☆皆さん方はしぶとい。

 折れずに頑張っておられる。

☆これまでの反対運動は自己満足的なところがあった。

 それではだめだ。

☆石木ダムを止められなかったら、何のためにやってきたのか。

☆論理的にはダム反対論は圧倒的に優っている。

 が、その論理が通らない。

と、科学者としての忸怩たる思いを率直に語られ、ジーンとくるものがありました。

 

しかし、地権者 I さんの言葉は皆に元気を与えました。

4世帯の田んぼが1年以内に収用されようとしている。

私たちは1人でも脱落者は出すわけにはいかない。

しかし、私たちはあまり深刻にならず、笑いながら闘っていく。

楽しく運動を進めていく。

 

そうだ。

私たちも楽しくやろう。

笑いながらやろう。

こーんなに大勢の仲間と共に、笑って笑って、

長崎県と佐世保市の最悪ななダム計画を笑い飛ばしてやりましょう〜

 

石木ダム建設阻止へ 全国から結集!

いよいよ、この日がやってきました。

「石木ダムを止めさせよう!」と全国の仲間が県都長崎市に結集です。

オープニングは「We Love こうばる合唱団」による「こうばるのうた」です。

川原には、13世帯、小さな子どもたちからジジババまで60人の人が住んでいて、

みんな心ひとつに、愛する「こうばる」の歌を歌います。

 

350人収容の長崎原爆資料館ホールは、ほぼ満席です。

 

来賓挨拶、トップバッターは、衆議院議員赤嶺政賢氏。

 

赤嶺さんのお話で特に心に残ったのは、

前参議院議員で「公共事業チェック議員の会」事務局長の大河原雅子氏が、

先の選挙で負けてお辞めになる引き継ぎのときに、

「石木ダムだけは何としても止めてください」とおっしゃったとのこと。

 

2年前、佐世保で全国集会をやったときは、

松野信夫氏や中島隆俊氏など、大河原さんを含め3人の国会議員の皆さんが

応援に来てくださいました。

その時のエールが心からの言葉だったことを、改めて知り、

とても嬉しく有難く思いました。

 

おなじみ、京都大学名誉教授の今本健博先生。

今回も「ダム検証のあり方を問う科学者の会」共同代表として、来賓挨拶をいただきました。

 

今回はじめて、弁護士の先生のお話しも聴くことができました。

平山先生は、オープニングの「川原のうた」に、ご自分の故郷を思い出されたそうで、

心のこもったご挨拶に、地権者のk子さんは「嬉しかったー!」と、とても喜んでいました。

 

さて、さっそくメインスピーチとして現地からの特別報告が始まりました。

私たちにとってはおなじみの、ほーちゃんの電子紙芝居です。

ほーちゃんの語りは、回を重ねるごとにレベルアップ!

今日は本当にバッチリ!

耳たこの私たちでも思わず画面にくぎ付けです。

 

続いて登場されたのは、水源連の嶋津先生。

例の毅然とした口調で、佐世保市の水需要予測を、

「極めつけの架空予測」と、バッサリ!

 

休憩を挟んで、後半は、

地権者のMYさんからの訴え、

佐世保市民の声、

に続いて、全国からの声として、北は秋田県から南は熊本県までの仲間が登壇、

各地から熱いエールが寄せられました。

 

 

集会終了後は、いざ、パレードへ出発!

Gさんの力強い掛け声に、皆も元気いっぱいの声でこたえました。

この後、川棚町の川原公民館で、楽しい楽しい懇親会が待っています。

が…

風邪でダウンの私はこれにて失礼させていただきました。

残念!! 

 

毎回増えています、署名の数♡

昨日もアーケード街で署名活動を実施しました。

4回目です。

1回目=9月8日、2時間で89筆。

       この時の署名は「石木ダム計画の中止を求めます」

2回目=10月13日、2時間で238筆。

       「石木ダム計画の中止を求めます」=114筆

       「石木ダム建設の強制収用は断念してください」=124筆

3回目=11月2日、1時間半で142筆

       「石木ダム建設の強制収用は断念してください」のみ。

4回目=11月6日、1時間半で178筆

       「石木ダム建設の強制収用は断念してください」のみ。

 

ご覧のように、毎回増えています。

 

どんどん反応がよくなっています。

 

メンバーの一人から、こんな感想メールが届きました。

   人通りは 2日より少なかったのに、前回を上回る署名数でした。

   署名しながら意見を言う人、すっと寄ってきて署名する人が多かったです。

   関心の高まりを感じました。

たいへん嬉しい感想です。

このように感じた人は多かったようです。

 

私が感じたのは、以前よりも関心を示す人の年代が若くなったような・・

以前は石木ダムへの関心は中高年ばかりだったような気がしていましたが、

最近は30代以下の人も、たまに足を止めてくれるようになりました。

そして、そんな人は、ダム賛成であっても、こちらの意見をきいてくれる柔軟性のある人が多いようです。

 

また、そのうち、アーケード街でやりますよ〜

 

 

やめさせよう石木ダム建設!全国集会

 

石木ダムに反対する全国集会のお知らせです。

2年前の今頃、佐世保市のコミュニティセンターで開催しました。

500人以上の県民+他県からの参加者でホールがいっぱいになった感動は、

今も忘れることができないし、思い出すたび元気が湧いてきます。

 

今回は県都長崎市での開催です。

前回以上の熱気で、「許すな強制収用!守ろう自然とふるさと!」の声を響かせましょう。

 

日時:11月9日13:30〜16:00(13:00開場)

場所:長崎原爆資料館ホール

※ 入場無料(資料代500円)

※ 集会終了後、強制収用反対のパレード

 

ダム建設予定地に住む「いしまるほずみさん」からの特別報告や、

水源開発問題全国連絡会の嶋津暉之氏の講演、

来賓としてご参加の「ダム検証のあり方を問う科学者の会」の今本博健京都大名誉教授

のお話も聴けます。

 

翌10日は、全国から来てくださった皆さんに、石木ダムについてより理解して頂くために、

午後から現地見学会を予定しています。

 

全国集会は、どなたでも参加できます。

現地見学会の方は事前連絡が必要です。

参加ご希望の方は、このブログのコメント欄にメールアドレスをご記入の上お申し込みください。

今回のコメント欄は管理人以外には非公開としますので、ご安心ください。

 

皆さんと共に、全国集会を成功させて、

中村県知事に公約(強制収用はしない)を守るよう強く訴えましょう〜  

 

「石木ダム建設促進佐世保市民の会」 構成団体一覧

昨夜の記事のコメント欄に、このような書き込みがありました。

 

佐世保市はいったいどうなってるんですか〜?

私も民生児童委員を長年やってますが、信じられないような事です。

私の町では考えられません。

民児協が組織的に政治活動に参加するのは絶対におかしいです。

佐世保市の民生委員さんたちは何も声を上げないのでしょうか。

それともほとんどの民生委員さんは佐世保市民児協が「市民の会」に入っていることすら知らないのでは?

それにしても市とつながりのある団体をなりふりかまわずかき集めたという感じですね。

ほかにもPTA連合会とか、???と思うような団体があったような気がするのですが

一覧を教えて頂けませんか。

 

そうですか。

やっぱりねー。

フッチーさんの町では考えられないようなことを、佐世保の民児協は20年以上やってきたってことですね。

では、ご質問に答えてご紹介いたします。

石木ダム建設促進佐世保市民の会の一覧です。

 

佐世保市医師会

佐世保市歯科医師会

佐世保市連合町内連絡協議会

佐世保市薬剤師会

佐世保市民生委員児童委員協議会連合会

佐世保市商工会議所 会頭

佐世保市生活学校連絡協議会

佐世保市連合町内連絡協議会婦人部

佐世保市森林組合

佐世保市中部地区町内協議会

佐世保市東部地区連合町内会連絡協議会

佐世保市相浦地区連合町内会

佐世保市西地区町内連絡協議会

佐世保市北地区町内協議会

佐世保市九十九地区町内連合会

佐世保市商工会議所女性会

JAながさき西海させぼ地区女性部

佐世保青年会議所

佐世保市老人クラブ連合会

佐世保市PTA連合会

佐世保市水産振興協議会

JAながさき西海農業協同組合

佐世保管工事協同組合

佐世保観光コンベンション協会

長崎県建設業協会佐世保支部

佐世保市食品衛生協会

佐世保市商店街連合会

佐世保市保健環境連合会

 

以上、28団体です。

PTAも明らかにおかしいですよね。

町内会関係だけで8団体もありますが、

各団体でそのような決議をやったとすると、反対派はその町に住めないことになります。

住んでも肩身の狭い思いをして、村八分的な中で生活することになるでしょう。

でも、現実は違うはずです。

その町内会の住民のほとんどは、

自分たちが石木ダム建設促進市民団体の構成員であることすら知らないでしょう。

 

各団体のトップの人たちだけの意思で、

行政との癒着の中で発足した「市民団体」の匂いプンプンです。  

 

 

 

民生委員法第16条

9月6日に告示された石木ダムの事業認定において、その理由の中に、このような一文があります。

また、佐世保市、川棚町、石木ダム建設促進佐世保市民の会等から

本件事業の早期完成に関する強い要望がある。

 

「石木ダム建設促進佐世保市民の会」とは、何度も紹介しているヤラセ市民団体のこと。

運営費は全部市から出ており、事務局も市役所の中にある。

つまり、石木ダム共同事業者である佐世保市の出先機関ということ。

どこが「市民団体」じゃ!?

 

しかも、私たち「石木川まもり隊」はじめ県内の石木ダム反対派市民団体は、

同促進市民の会よりも、よほど熱心に「要らない!」と訴えてきました。

認定庁である九州地方整備局(福岡)へ、長崎県内から何度も足を運び、

もっと何度もたくさんの資料を送り…

しかし、そんなことは一文字も書かれていません。

何もなかったことになっています。

国は、「本当の市民」の声など、聴く耳は持たないようです。

市民のお面をかぶった役所の声にしか関心がないようです。

 

ところで、

そのヤラセ市民団体「石木ダム建設促進佐世保市民の会」は28の団体から構成されていますが、

その一つに「佐世保市民生委員児童委員協議会連合会」というものがあります。

なんかひっかかるな〜

民生委員さんが「石木ダムを早く造れー、地権者を追い出してでも造ってくれー」って言うんですか?

それって許されるの?

 

で、調べてみると、

民生委員法第16条には、このように書かれています。

民生委員は、その職務上の地位を政党又は政治的目的のために利用してはならない。
2  前項の規程に違反した民生委員は、第十一条及び第十二条の規程に従い解嘱せられるものとする。

で、この条文について次のような解説が付されています。

民生委員が職務遂行上の地位を政治的利用することを禁止し、これに違反したものを解職することを規定したものです。なお、本規定は、民生委員の職務を離れて、一個人として政治活動を行うことまで禁止しているものではありませんが、担当区域内での政治活動については、職務上の地位を利用したか否かの判断が非常に困難です(誤解を受けやすい)ので、それだけに民生委員としては、担当区域内における政治活動は、できる限り避けるべきでしょう。

 

やはり…

石木ダム建設という政治目的のために促進の声をあげるのは、どうみても16条違反ではないでしょうか?

民生委員さんが個人的に入会するのはまだ許せるとしても、

「佐世保市民生委員児童委員協議会連合会」として入会し活動するのは絶対おかしい!

そう思いませんか?

もしかしたら、佐世保の民生委員さんは全員解雇?されるかもしれませんよ〜

今のうちに、こんな会からは脱退しておくべきではないでしょうか?

 

地縁血縁を通じての交渉は法令違反!

21日午後、長崎県議会本会議において、石木ダムについての質疑がありました。

 

いつも切れ味のいい堀江ひとみ県議ですが、

昨日は一段と鋭く知事や土木部長を追いつめ、核心を突いた討論となりました。

(質疑応答を簡単にご紹介するとこんな感じ)

 

まず知事に「強制収用」についての見解を質すと、 

知事:強制収用には新たな手続きが必要。現時点では直ちにその手続きを取ることは考えていない

    今は対話の機会が得られるよう誠心誠意取り組む

堀江:知事は選挙公約で「強制収用はしない」と言っている

    「現時点では考えていない」ということは、しかるべき時点では決断するということか?

知事は前述同様の見解を繰り返したので、質問の表現を変えて、

堀江:収用裁決申請の手続きをしないと明言できるか?

知事:「将来にわたって収用裁決申請の手続きはやらない」という答えはできかねる

堀江:それは強制収用の可能性があるということで、それは決して許されない。 

とバッサリ!

 

続いて土木部長に、

地権者の「地縁血縁を通じて交渉を進める」と語った河川課企画監の言葉の真意を質すと、 

部長:いろんな機会を通して話し合うための努力をしていきたいということ

堀江:地縁血縁を通しての交渉は、不適切であり違法。

    県民の人格と基本的人権を踏みにじるもの。公権力を乱用して、

       人民の意思決定に圧力をかけてはいけない。

    さらに、長崎県個人情報保護条例「職員は職務上知り得た情報を他人に知らせ、

       不当な目的に使用してはならない」に違反するのでは?

部長:まだ交渉の段階には至っていない。いろんなチャンネルを使って話し合いを呼びかけているところ。

堀江:交渉したら遅いから言っている。

    地縁血縁を通じた交渉は憲法違反で条例にも違反するが、

       あなたはそういう見解は持っていないのか?

部長:いろんな方々とお話することは条例に違反するとは思っていないが、

       違反するようなことは避けたいと思っている。

堀江:話し合うのは当然。地縁血縁を通じての交渉は、少なくとも条例違反。

    また、国家賠償法上の賠償責任を負う。これは弁護士の見解。

部長:条例に違反するようなことはやらない。

堀江:「条例に違反するような行為はしない」つまり「地縁血縁を通じての交渉はしない」と理解します!

 

 

久しぶりに胸のすく質疑応答を聴くことができました。

いつも煙に巻く官僚言葉で逃げるのが上手な行政をしっかり捕まえて離さず質し続けた県議に拍手!

県議会が私たち県民を代表して議論する場であることを、思い出させてもらいました。  

 

 

追伸:昨日の議会の録画がアップされました。次のURLをクリックして、是非ご覧になってください。

http://www.nagasaki-pref.stream.jfit.co.jp/vod_play.php?CNTID=37112&PREVPAGE=%CC%E1%A4%EB

 

 

署名の広がり

毎日、署名用紙の入った封筒が届いています。

 

新しい署名「強制収用は断念してください」を始めてまもなく、

遠くにお住まいのお二人の方(佐賀県と岐阜県)から、たまたま同じ日に、

署名用紙をネット上にアップして、誰もが印刷して自由に署名できるようにしませんか?

とのご提案を受けました。

 

そうしたいのは山々なんですが、恥ずかしながら私の技術力がなく…

と正直に伝えたら、なんと!お二人とも、私に代わってやってくださったのです。

こちら と こちら です。

 

お二人とも、他県にあるダム問題を真剣に考えてくださっている希少生物のような方ですが、

本当は、みんな繋がっていて、

これは長崎県だけの問題じゃない、

ダムに限らず、それぞれの地域にある問題とリンクしてるんだ、

だから自分たちの問題でもある、

と思ってくださっているようです。

 

本当にその通りだと思います。

でも、わかっていても、自分の身近な問題に追われ、なかなか親身になれないのが現実で…

だから、署名のお願いをする時も、ついつい遠慮がちになってしまいます。

 

このブログに立ち寄ってくださったみなさん、

よかったら、上の「こちらとこちら」のどちらかをクリックして、現れた署名用紙を印刷して、

ご署名の上、送付していただけないでしょうか。

よろしくお願いします。

 

昨日は、パタゴニア福岡店の方からもお電話いただきました。

お店に署名用紙を置いてくださるというのです!

嬉しくて、早速、資料と共に郵送しました。

こんなチラシも作って同封しました。

 

 

                STOP!強制収用

 

石木ダムは9月6日、国により事業認定が告示され強制収用の可能性がみえてきました

 

事業認定とは、その事業が公益性の高い事業であると認めることです

 

強制収用とは 、その公益性の高い事業を遂行するために、国または地方公共団体私有財産である土地などを強制的に取得することです

 

つまり、石木ダム建設予定地に住む13世帯約60人の家や田畑が長崎県によって合法的に奪われ、水の底に沈められるかもしれないのです

私たちは、そんな暴挙を許すことはできません。なぜなら・・・

 

1.        公益性などありません

      石木ダムは川棚川の治水対策にも役に立たないし、

      佐世保市の水不足もすでに解消されているので利水対策としての必要性もないからです

 

2.        むしろ不利益をもたらします

      石木川には絶滅危惧種に指定されているヤマトシマドジョウなどが棲息し、

      流域はホタルやサンショウウオ、カワセミなど生き物の宝庫

      その生態系を破壊し、豊かな里山を失い、大村湾の水質悪化をもたらします

 

3.        基本的人権を侵します

      自然豊かなふる里を守り、未来に引き継いでいきたいと願い、そこに暮らし続けている

      13世帯60人の人々の財産権や生活権を奪ってもいいのでしょうか。

      それは、憲法が保障する基本的人権を侵すものです

 

 

私たちは、2011年3月11日の東日本大震災と福島原発事故で多くのことを学びました

ふる里がどんなにかけがえのないものであるか、きれいな水や大地がどんなに大切なものであるか、

都会の経済発展と利便性のためにリスクを地方に押し付けてきた過ち等々

石木ダム問題も根っこは同じです。

同じ過ちを犯さないために強制収用を止めたいのです

皆さんの一筆がその力になります    

署名にご協力をお願いします!