これは、佐世保市水道局が発行している「水道だより」で、
その特集号が、10月16日の新聞折り込みとして、市内全域に配布されました。
何の特集か—それは「事業認定」です。
事業認定とはどういうものか、
今回の事業認定の告示の内容はどういうものであったか、
水道局の目線で都合よくまとめられた全8ページのカラーパンフレットになっています。
我が家の新聞は広告を入れないよう新聞販売店にお願いしてますので、
この「水道だより」も入っていませんでしたが、友人からの電話で知りました。
友人曰く、
「紙質もいいし、オールカラーだし、これはお金かけてるねー」
「水需要予測のグラフもそのまんま載せてるよ。
工場用水も急上昇だし、こんなグラフ載せて、よく恥ずかしくないよね〜」
ふーん、そうなんだ〜
そこで、市役所の帰り、水道局に寄って、話題の「水道だより」をいただいてきました。
友人が言ってた恥ずかしいグラフとは、これのこと。
確かに、この工場用水の激増ぶりがそのまま掲載されています。
でもって、このでたらめな予測を認定庁が認めたとして、認定庁の見解が書かれています。
その見解って、水道局のいつもの説明そんまんまですよね〜
しかも、よくよく見ると、このグラフには嘘が・・・
一番下のグラフですが、一日最大給水量の実績値、ピンクの実線を見ると、直近の数値が90,000m3くらいに見えます。
23年度実績が、約80,000m3ですから、10,000m3もごまかしています。
なぜこんな手を使うんでしょうね〜
ありのままの情報を知らせると、水不足でないことがわかり、石木ダムの必要性がなくなるから。
それを白状してるようなものですよね〜
市も県も国も、造りたいから進める。
必要性など何も真剣に考えてはいない。
お金は税金と水道料金で賄えばいい、としか考えていない。
で、偽りの必要性を伝えるために、市民のお金を使って、こんな上等な資料を配布したってわけ…
でも、多くの市民は、見ないでしょうね〜
他の広告チラシと共に、ごみ箱へポイっ!
署名に応じる市民の多くは、知識ではなく実感で判断しています。
「難しいことはわからんけど、今までも石木ダムがなくても暮らしてきたんだけん、もういらんやろ〜」
「佐世保もこれから人口がどんどん減っていくでしょう?無理に造る必要はなかっちゃないですか〜」
「ダムを造っても想定外の渇水がおきれば同じですよ。そんなに心配なら海水淡水化しかないでしょ?」
などなど。
私もついつい数字で説得しようとしますが、逆に納得させられていまーす。
Unknown
思わず笑ってしまいました。
ほんと、認定庁の見解は水道局の見解そのまま。
ということはまともに検証してないということですね。
グラフもおかしいです。
V字の右肩上がりに見せたくなかったんですね〜。
水道局も姑息に苦労しているようで・・・(笑)。
敵は慌てふためいている
「敵は、本能寺にあり」ではなく、石木ダム建設反対に対して、少し敏感になりつつあるのが、見えます。
佐世保市民の民意が、石木ダム建設反対となりつつあり、今の水道行政は、批判される結果となります。
それが恐ろしいから、その良いわけじみた物を、慌ててつくり、配布した、と思います。
しかし、妄語でない本当の情報開示がなされれば、自ずと、崩れ去ります。
嘘をつくことの影響を知らない、愚かな為政者たちです。
ここ佐世保市は、戦国時代平戸松浦藩の領地でした。
その中に、針尾伊賀守と言う針尾の豪族がいました。
この針尾伊賀守は、ある時は、大村氏に付き、ある時は、武雄市の後藤氏に付き、また、ある時は嘘をつき、平戸松浦氏に付き、貪りの結果、平戸松浦氏の中倉甲衛門に討ちとられました。
また、その孫の浮橋主水と言う家臣が、平戸松浦氏は、キリシタン大名だと幕府に告げ口をし、江月和尚が検分し、その嘘と解かり、処分されました。
因果応報の結果です。
歴史からも言えますが、嘘を付くことは、いけません。
仏教の五戒の戒めの一つにも、嘘をつくべからず、と記してあります。
最後は、本人に還っていきます。
その結果、悩み、苦しむことになる、と言う感じがします。
心が、清浄でない人でしょう。