今日は、地権者や弁護団、支援者など約50人が九州地方整備局に集合。
石木ダムの事業認定をした認定庁の方々に、大事な報告をするためです。
しかし、入室できたのはわずか8名(弁護士5名+地権者1名+共有地権者1名+記録係)
その他大勢はロビーで待機。
でもね、この録画を見れば、どういうやりとりがあったのか全部わかります。
大事な報告とは、事業認定の判断根拠となった資料(長崎県や佐世保市が提出したもの)について、
間違いや恣意的な分析がなされていた、また、こちらの質問にほとんど答えなかった、
それは答えないというより、答えられなかったのではないかという感想も含めた報告でした。
そして、これらの点について、もう一度再調査をするよう県市に要請をし、
その結果についてもう一度再検証してほしいと要請しました。
このような資料に基づいて「事業認定」されたのだから、
御庁は長崎県と佐世保市に騙されたと言ってもいいかもしれない。
是非しっかり調べて、その結果を我々に報告してほしいとも付け加えました。
しかし、対応した職員(計画建設産業課の課長補佐以下4人)は「上司に報告します」と答えるのみ。
回答時期はおろか、回答するともしないとも、県市に再調査を要請するともしないとも、
いっさいノーコメント。
対応職員にその権限がないのはわかりますが、
44ページからなるこの報告書は、22日付で送付され、担当者も既に読んでいるとのこと。
ならば、この要請にどう答えるか、すでに上司に尋ねておくべき。
せめて「検討中」とか、この要請を受け入れるか否かの返事は「〇月〇日までに返事する」とか、
そのくらいの返答はできたでしょうに・・
地権者を代表して岩下さんは鋭く指摘しました。
県や市の資料がどんなにいい加減なものであるか、私たちは何度もここへ来て訴えた。
しかし、あなた方は私たちの言うことには耳を貸さず、認定してしまった。
あの時きちんと話をきいてもらっていたら・・・
でも、今からでも遅くない。
今度はきちんと精査してほしい。
それでも返事は「報告します」のみ!
終了後、近くのビルの会議室で、報告集会。
何があっても絶対に気持ちは変わらないと言う地権者。
これだけの数の地権者が残っているということは計画が間違っていたという証、と語る弁護団。
真剣に耳を傾ける仲間たち。
過労で昨日は点滴まで受けていたのに、やはり気になるからと参加したYさん。
福岡在住なのに、いつも石木ダム反対運動を応援してくれるTちゃん。
お疲れ様でした。
何よりも、往復3時間、マイクロバスに揺られてやってくる川原のおばあちゃんたち、
本当にお疲れ様でした。