「いしきをかえよう実行委員会」主催の署名活動が、初めて佐世保のアーケード街でおこなわれました!
石木ダムについての公開討論会を求める署名です。
長崎市では若者を中心に何度もおこなわれているのですが、佐世保ではどうなることか…と不安半分?期待半分?
始まってすぐに不安は消えていきました。
あっちでもこっちでも立ち止まる人がでてきたのです。
それも若い人たちが。
高校生だったり大学生だったり、若いパパママだったり。
これまではほとんどシニア世代だけでやっていたので、若者が署名に応じることはとても少なかったのですが…
やはり若者は若者の声に反応するものなのだと実感しました。
私の方にも自ら近づいて来て署名してくれた女の子がいました。
高校生?
いえ、中学です。
石木ダムのことに関心があったの?
学校でちょっと勉強したから。
え!ほんと?授業で?
社会科の時間に少しだけ。
どう思った?
ダムは要らないと思う。
どうして?
町がなくなるのが悲しいから。
もし私の住んでる町がなくなると思うと悲しいから。
他にも数人の方に聞きましたが、傾向としては、
シニア世代~水は足りている、強権的なやり方は良くない
中年世代~お金の無駄遣い、もっと必要なものに使ってほしい
若者世代~よくわからない、ちゃんと悦明してほしい。
という意見が多かったようです。
終わってみれば、なんと379筆も集まりました!
若者パワーはさすが!です。
いえいえ、最も活躍したのは子どもたちだったかも?
今日は佐世保からは3組、長崎から1組、平戸からも1組の親子連れが参加して、子どもの数は5人も!
元気な子どもたちがいると場が明るくなるし、可愛いこどもに「いしきをかえよう」シールを渡されると、ついもらっちゃいますよねー
「いしきをかえよう?ん?何だろう?」と思ってるところへ、キャンペーンや署名の意味を説明すると、気軽に応じてくれる方が多かったんですねー
と私たち大人には見えていたのですが、当の子どもたちの感想はそうではなかったらしい…
「いしきダムっていっただけで、さーってにげていくおとながいた」
「いしきダムさんせいというおとながいてびっくりした」
「みんなおとなはこどもにしんせつだと思っていたけど、ムシするひとがいて頭にきた」
そんな子どもの感想を受け止め、その子のお母さんは、
みんなが自分と同じ考えではないこと、
自分の意見を聞いてもらいたいと思ったらどうしたらいいか。
考えるいい経験になったやろ? といったら、深く頷いていました。
幼いながらにいろんなこと考えたんだなぁと思いました。
とおっしゃっていました。
反省会のときに聞いた、長崎の若者たちの感想は以下の通り。
●向こうから署名をしに来る人がけっこういた。
●長崎に比べて佐世保の人は圧倒的に石木ダムのことを知っている。
●賛成か反対か、はっきり意見を言う人が多かった。
●署名の話をすると「どっち?」と聞かれ「私自身は反対」と言うと、してくれる人がけっこういた。
●賛成でも署名してくれた人たちが数人いた。「県民にわかるように説明はせんといかん」「話し合いは必要」と言っていた。
●映画を観てる人もけっこういた。
そう、映画の力の大きさを私もあらためて知りました。
今日手伝いに来てくれた方なのですが…
映画を観てとても共感し、何かお手伝いをしたいと思いました。
上映後のトークの時に「まずは周りの方に伝えてください」と言われたので、帰宅して家族や、自分の両親や夫の両親に伝えました。
父は「自分が行けるなら現場に行って、代わりに住民の人に休んでほしい。温泉に入ってゆっくりしてもらいたい」と言いました。
私も私にできることをしたいと思っていたので、今日のことを友達に誘われて喜んでやってきました。
とのお話に、思わず胸が熱くなりました。
なんて優しいお父さん!
最後に駆け込んできた女性は、数枚の署名を手にしていました。
映画を見に行って、署名用紙をもらい集めてきました。
ついでに手伝おうと思って。
えー!もう終わりなんですか?残念!
などなど、署名の数だけではない、嬉しいこと大事なことをたくさん見聞きできた半日でした。
「いしきをかえよう」実行委員の皆さん、本当にありがとう!
お疲れ様でした!