今日は「石木ダム建設絶対反対同盟」による県への抗議の申し入れ行動に同行しました。
Sさんが読み上げ手渡した文書を貼付します。
要点をまとめると、
●住民が望まないもの・住民の同意が得られないものは公共事業ではない
●それを強行するのは、税金の無駄遣い
●県はかつて住民と交わした覚書(調査の結果建設の必要が生じた時は協議の上、書面による同意を受けた後着手する)を無視して工事を強行しようとしている
●これは県民を「だまくらす」行為であり許されない
●知事はただちに付替え道路工事と収用裁決手続きを中止し、話し合いを再開すべき
などです。
対応したのは石木ダム建設事務所の古川所長。
地権者の皆さんや私たち支援者も、県の強硬姿勢について抗議しましたが、
所長はあくまでも「石木ダムは必要な事業であり、国からも認定を受けている。
我々は法的手続きに従ってやっている。それを妨害するあなた達こそ違法であり、やめてほしい」
などと述べ、いつものように平行線のまま終わりました。
最後に地権者の皆さんはこの申し入れ(手続きの中断と話し合い再開)に対する知事からの明確な返答を求め、その返事が届くまでは工事を中断するよう要請しましたが、
「知事に必ず伝えます」という約束しか得られませんでした。
そして、「知事こそ13世帯地権者の皆さんとの話し合いを望んでいる。応じて下さい」と逆に頼まれ、
「工事と手続きを中断したら、いつでも会おう」と地権者の皆さんも応じ、申し入れを終えました。
外に出ると、ダム事務所の向かい側では、支援者の仲間が、
「止めよう!石木ダム建設」「許さない!強制収用」などと書かれた横断幕や幟、プラカードなどを掲げ、
通行人や車のドライバーにアピールしていました。
暑い中、みんな頑張ってます!
古川所長もダム事務所の職員の皆さんも、毎日このメッセージが目に入っているはず。
住民、町民、県民が望まない事業を進めようとするのはキツイものがあるでしょうね。
仕事とはいえ、公僕とはいえ、民から感謝されず恨まれるような役目は辛いでしょうね。
だからこそ、ぜひ、この民の思いを知事に伝えて下さい。
長崎新聞の論説で、こう書かれていました。
「県民にこれほど理解されない不幸な県事業をほかに知らない」と。
それは新聞記者として控えめにおっしゃったのかも・・・
本当は「県民にこれほど反対されている不幸な県事業」では?
職員の皆さんのためにも、そして知事自身のためにも、
所長の口から、今日の地権者の声を知事にしっかり届けてください