確認しに来ました。通してください。お願いします。
古川所長とダム事務所職員は何を確認に来たのでしょう?
横断幕で遮られ、背伸びして道の向こうを見ています。
明渡し期限は過ぎました。
基本的には更地にしてもらわなければなりません。
まだ収穫物が残っていたら速やかに収穫してください。
これから新たに何かを植え付けるようなことはやめてもらいたい。
お願いします。
地権者の皆さんからは何の言葉も返ってこず、
所長たちは早々に引き上げていきました。
NBC記者さんの取材に答えて、
手続の流れの中で今の状況があるのだから、
我々としては、更地にして明け渡してほしいと何回もお願いに来るしかない、と語る所長。
(仕事とはいえ、イヤな役目ですね〜)
地権者を追いつめているのは県だけど、
県こそが追い詰められている感じ・・・。
自分たちが敷いた線路の先には堅固な壁が立ちはだかっているのが、やっと見えてきて、
進めば進むほどその壁が大きく迫って来る。
そんな不安な眼差しを連想させます。
ブレーキを踏めばいいのに、踏む勇気がない。
そんな勇気の無い者が運転している列車の乗務員も可哀想。
一方、座り込みの現場では、こんなメッセージが・・・
ダムより花を・・・・いいなあ〜誰が考えたんだろう?
言葉もいいし、行為がまたいい。
花を愛でる心の余裕、中村知事にはきっとないだろう。