今朝の長崎新聞です。
35の県営ダムのうち、強制収用されて造られたダムは1件もない。
石木ダムで強制収用を実施すれば、初めてのケースになると書かれています。
しかもその初めてのケースが、13軒の家を壊して撤去するとなれば・・・
そのようなことが現実にできると、知事や土木部は思っているのでしょうか?
そして、13軒もの家を壊しての強制収用など、県内はおろか日本中でも初めてでしょう。
聞いたことはありません。
ダムに限らず、これまでのすべての公共事業において、
人が暮らしている家を壊し、その土地を奪って完成させた事業がいくつあったのか?
その時犠牲になった軒数や人数はどれほどだったのか?
正確な情報知りたい。
長崎新聞さん、その他のメディアの皆さん、
いえ、どなたでもけっこうです。
ご存知の方は教えて下さい。
あるいは、調べる方法、どこに訊けばいいのかなど教えてください。
以前県の河川課や九地整に尋ねましたが、それぞれの管轄の中でのことしかわからないとのことで、
どちらも、「ダム事業において、その事例はない」とのことでした。
最近では、こんなニュースをネットで見ました。
「スーパー堤防」建設、初の強制撤去(東京都)
日本テレビ2014.7.7
東京・江戸川区の「スーパー堤防」建設にあわせた土地の区画整理事業で、7日、立ち退きに応じない民家を重機を使って取り壊す作業が行われた。
区画整理が行われているのは江戸川区北小岩1丁目の江戸川の右岸に広がる地域で、この場所では、大規模な水害を防ぐための120メートルにわたるスーパー堤防の建設が計画されている。
区はこの地域の住民と移転交渉を行ってきたが、移転に反対する6軒が現在も残っており、7日、このうち、空き家になっている1軒を重機で取り壊した。
移転対象の住民「江戸川区よ。一刻も早く考え直し、真摯(しんし)な行政を進めてくれるように、心から要求する」 スーパー堤防建設に伴う区画整理で民家を強制撤去するのは初めてで、区は残る5軒についても取り壊す方針。
ここでは、はじめに取り壊された1軒は空家だということですが、あとの5軒はどうなのか?
6軒全部取り壊されたのか?などもわかりません。
かなり探したけれど、この後の記事が見つからない・・・
いずれにしても、石木ダムの場合、13軒です!
そして約60人の人々の豊かで楽しい、元気な暮らしが、今まさに続いている場所です!
それを代執行する覚悟が中村知事には本当にあるのでしょうか?
佐世保市長にあるのでしょうか?
何度でも問い続けたいです。