「コア渓谷とシエガベルデの先史時代の岩絵」ってご存知ですか?
世界遺産の1つです。
私は昨日たまたま観ていたNHKのテレビ番組で知ったばかりです。
コア渓谷はポルトガルにあり、シエガベルデはスペインにある、どちらも先史時代の岩壁画です。
特にコア渓谷には、世界最大級の広さで、さまざまな時代の岩絵が1000以上点在するそうで、
最も古いものは、2万5000年も昔のものだと言われています。
馬、鹿、牛などの動物が生き生きと描かれ、人類初期の作品としてとても貴重なものです。
ところが、当初ここは水力発電用のダム建設が計画されていて、
これらの岩絵は水底に沈む運命でした。
しかし、この岩絵の価値をしった地元の高校生たちが立ち上がり、署名運動を展開。
わずか3週間で11万人もの署名を集め、まわりの大人や政府を動かし、
ついにダム計画を止めてしまったのです。
大切なものを守るには、まず知ること、気付くこと。
そして、それを守るために、どれだけ真剣に行動するか・・・ということですね。