7月19日、県議会本会議において、石木ダム建設推進に関する決議が採択された時、
堀江ひとみ県議の反対討論がTVニュースで流れました。
とてもわかりやすい、説得力のある発言だったのでマスコミも注目したのだと思いますが、
それを見た佐世保市民の中にも、「えーっ!そうだったの?知らなかった〜」
との反響があがっています。
一番市民の関心を集めたのは、次のポイント。
佐世保には、現在供給可能な水資源が9万2千トンはある。
それに加えて、新たに4万トンの水がなぜ必要なのか。
合わせると、13万2千トンということになるが、
それは、長崎市が毎日使用している水の量と同じ。
佐世保市の人口は長崎市の半分しかないのに、使う水の量は長崎市と同じだけ必要?
それはあまりにも過大な需要設定で、とうてい認められない。
というご意見。
誰でもそれはおかしい!と思いますよね。
佐世保市民はなんと強欲なんだろう・・・と。
ところが、当局の言い分は違うのです。
佐世保市水道局は、13万トンも必要だとは言ってないのです。
11万7千トンが必要な水量だと言っています。
というのも、当局は、
毎日同じように取水している水を「安定水源」だの「不安定水源」だのと名付けて差別し、
安定水源の77,000トンしか水源として認めようとしません。
「いま取水している不安定水源は、石木ダムができたら取水を止めます」と言うのです。
それこそおかしな話ではありませんか!
いまそこにある水資源を捨て去って、隣町の川にダムを造って、その水で暮らす?
わざわざ遠くからコストをかけて水を引っ張ってくる?
隣町の自然を壊し、隣町に住む人の暮らしを奪って、自分たちの水源を無くすの?
こんな不合理な計画、佐世保市民が歓迎するはずはありません!