昨夜の衆議院予算委員会第八分科会[国土交通省)。
赤嶺政賢議員による石木ダム問題の追及に、多くの共感の声やメールが届いています。
なんと、「八ッ場ダムをストップさせる埼玉の会」のブログ管理人の方は、
半日もかけて!文字起こしして下さいました。
ぜひ覗いてみてください。
一部始終が書かれています。「えー」とか「あー」とかも。臨場感たっぷりです。
聴いただけではわからなかったことも見えてきます。
私が感じたことは・・・
1.官僚の得意技〜はぐらかし答弁や責任転嫁
2.民主党の弱点〜記憶力減退や信念欠如
おや?と思ったのは、津川政務官の発言
元々出来るだけダムによらない治水というものを希求する中で…
まさにこれまで建設を進めて来たかどうかと言った予断を持たずに、
一切の予断を持たずに検証していただくというのが大原則であります。
有識者会議の中でチェックをしていただく予定になっておりますが、
これはまさに共通的な考え方に基づいて検証がされたがどうかということであります。
その中には多くの幅広い方々のご意見を聞かなければならない…
聞いたけれどそれでお終いでは、そもそもこの検証の考え方に則っていない…
まさに次回改めて今後の治水利水のあり方に関する有識者会議を開いていただく中で、
そういった検証がなされたかどうか見ていただくことになります
そして、質疑の最期に赤嶺議員はこう結んでいます。
この有識者委員会のあり方という中で、結局国の整備計画に基づいて検証していくことになったら、
ダム建設に辿り着かざるを得ない、ということになっていると思うんですよ。
本当に県からの報告書もまともな内容ではない。ダム建設の事業がそもそも地権者の住民を
だまし討ちにするような形で始められた計画、50年反対して来ています。
そして県が主体となって検証するといいながら、実はその県の検討主体の中には国交省からの
出向者によって占められている、こういうあり方を根本から見直さない限り、
「ダムによらない治水計画」という民主党の公約、これは本当に国民に嘘をついた、国民を騙した、
と言われかねない。
そういうことを強く指摘して質問を終わりたいと思います。