この時期、国も地方も、どこでも来年度予算の審議がなされていますね。
佐世保市でも同じく。
その中で、「石木ダム建設促進市民の会」に100万円の助成金を支出することについて、
昨日、総務委員会で審議されました。
この団体に市は毎年150万円ずつ助成してきましたが、2010年度から130万円に減額、
さらに2012年度からは100万円にしようというのです。
減らすのは大いに結構ですが、でも、この助成金そのものに問題があるのではないでしょうか。
この資料をご覧ください。
今年度予算の資料です。
収入の部をご覧ください。
繰越金以外はすべて市の助成金です。
「市民の会」と言いながら、市民である会員は1円も会費を出していないのです。
すべて市から出たお金、つまり税金で賄われています。
私たち、石木ダムは要らないと思っている市民の税金も入っているわけです。
それっておかしくないですか?
そのお金が何に使われているか見てみると、
「石木ダムは市民の願い」などと書かれた幟や横断幕、チラシなどの作成費。
一番大きな支出はバス車体の広告費72万円ですね。
他県の人から大いに顰蹙を買っているあのバスに書かれた「お願いしよう石木ダム」の文字です。
次に多いのが、バス・タクシーの賃借料30万円です。
市民ならマイカーで行きなさい!
バスやタクシーで行くなら、自分で出しなさい!
と、声を大にして言いたいですね。
私たち「石木川まもり隊」も、れっきとした市民の会です。
チラシも幟も自分たちのお金を出し合って作ります。
県庁に申し入れに行く時も、会議や調査で遠方に行く時も、全て自分で出します。
当たり前のことです。
どこからも助成金など出ませんから。
なぜ、ダム促進派には、助成というより、その活動費の全てを市が面倒みるのでしょう?
それは、市がダムを造りたいからでしょう?
佐世保市長はじめ市のお役人が造りたい(なぜだか知らないけど)、
でも、それをあたかも佐世保市民が願っているように見せかけたい、
それには石木ダム建設を促進する市民の会が必要・・・
だけど、市民の中からそんなものは自発的に生まれてこなかった、
それで、すべて市がお膳立てをして、お金も全額出しますから、名前だけ連ねて下さい!
それが実態なのではないでしょうか?
佐世保市民の皆さんはどう思われますか?
偽装「市民の会」
まさに、偽装「市民の会」または、御用「市民の会」、もしくはダミー「市民の会」といったところでしょうか。
実質的な会長は佐世保市長。のぼり、横断幕、チラシ、バス広告などの発注も市の職員がやっているんでしょうね。
「石木川まもり隊」もれっきとした佐世保市民の会なのですからバスの車体広告やってみたらどうでしょう。「みんなで反対しよう、石木ダム!」てな感じで・・。12ヶ月、36万は無理でも2〜3ヶ月ならカンパを募ればなんとかなるかも・・・。
市バスは無理でも、西肥バスは民間だから断る理由はないはず・・と思うのですが。
もしくは、ヤラセ「市民の会」?
偽装、御用、ダミー、もしくはヤラセ?
いずれもぴったりな枕詞ですね。
車体広告の契約は、たぶん1年か短くても半年くらいではないでしょうか。
車体に描くのは時間がかかるので、しょっちゅうは変更しないみたいですよ。
いずれにしても、私たちには高額過ぎますし…