21日朝、出勤する市役所職員&水道局職員の方々に、
チラシ(市民の税金で「やらせ促進大会」は止めてください)を配布したと書きました。
すると、なんと!ホントに止めてくれたのです
ありがとう 佐世保市企画部長さん 水道局長さん
私たちの思いを受け止めてくださって…
などと考えるほどお目出度くはありませんが、
(というのも、チラシ配りをしたその数時間後に中止を決定なさったそうですから
何か他の理由があってのことでしょう)
それでも、私たちは嬉しいです。
「うるおう水で くらしの安心 明るい未来」
ダム予定地に住む人の心を逆撫でしてしまったこの言葉、
我々の土地を奪い暮らしを壊して得た水で、自分たちだけ明るい未来を望むのか!
佐世保市民はそれほど利己的な人たちなのか…
そう言われても返す言葉がありません。
佐世保市民みんながそういう無神経な人たちではないことを証明したい、
そう思っていました。
だから、この促進大会が中止になって本当にホッとしています。
ところが、
石木ダム建設促進パレードはやるというのです。
一昨年までやっていた、9月6日の「水を大切にする日」のイベントとして。
http://blog.goo.ne.jp/michie39/d/20100904
もうこんなことは止めましょうよ。
「水を大切にする」と「石木ダム」がどうして結びつくのですか?
「水を大切にする日」にやるべきことは、節水の呼びかけや、
川を汚さないようにしようなどと訴えること。
そして、市民に訴えるだけでなく、
水道局自身が水を無駄にしている漏水をいかに減らしていくか、
再生水の利用を普及させるにはどうしたらいいか、
そういうことを真剣に考え対策を打ち出すべきではないですか。
仮に石木ダムができたらどうなると思いますか?
4万トンもの新たな水源を得たら、
佐世保市の水は十分すぎる量となり、
水道局はどんどん市民に水を使ってもらって、水道料金収入を増やしたいと思うでしょう。
市民はせっかく身につけた節水意識を忘れてしまって、
ジャブジャブ、まさに「湯水のごとく」といった使い方をするようになるでしょう。
「水を大切にする」こととは逆方向に向かうことになるのです。
「水を大切にする日」は、あの平成6年の大渇水の経験を教訓とし、
水は限りある資源だということを肝に銘じよう、
水の有効活用に努めよう、
という趣旨で設けられたはず。
水道局の皆さん、
その趣旨に沿ったイベントを考えてください。
趣旨を捻じ曲げ、すり替えるのは止めてください。
「水を大切にする日」が泣いています。
きっと、誰よりも水の大切さを知っている皆さんですから、
本当は気づいていらっしゃるはずです。
そして、楽隊を先頭に「石木ダム建設は市民の願い」という横断幕を掲げてのパレード、
これもおかしいですよね。
パレードに参加してるのは、一般市民じゃないもの。。
知事や市長をはじめとする行政職員や
国会議員や県議、市議などの政治家、
そして「石木ダム建設促進市民の会」という名の「ヤラセ市民の会」の加盟団体、
その団体から動員された人々が歩いているだけ。
その派手なパレードを市民は外から眺めているだけなのです。
石木ダムを願ってるはずの市民がそこにはいない、
石木ダム建設を願っている政・官・民のダムムラの住民が
パフォーマンスをして市民に見せつけているだけなのです。
皆さんがパフォーマンスを頑張れば頑張るほど、
市民は白けています。
もう、こんなパレードは止めましょう〜