昨日、「水問題を考える市民の会」と「石木川まもり隊」のメンバー6人で佐世保市水道局にお邪魔しました。
お忙しい中、一瀬司副理事ら5人の職員の方が対応して下さいました。
いつもながら、水道局職員の皆さんの市民に対する姿勢には感謝しています。
しかし、立場の違いは、ものの見方の違いであり、その溝が埋まることはありませんでした。
私たちの最大の疑問は、「あと4万トンの水が必要」ということについてでした。
昨年度の配水量は1日平均で約74,300トン。
一年間で一番たくさん水を使った日でも約82,400トン。
それに対して、佐世保の水源量は全部で105,500トンもあるのです。
おつりがくるじゃないですか。
どうしてこれ以上40,000トンも必要ですか?
水道局は、いえいえ、105,500トンのうち28,500トンは不安定水源だからあてにできない水です。
本当に水源として頼れるのは安定水源の77,000トンだけだと言い続けます。
過去5年間のデータを示して(それは水道局自身が作成した統計年報によるものですが)、
その不安定な水源から1日約15,000トンも取り続けている実績があるじゃないですか。
77,000+15,000で 92,000トンの水が取れるわけですよ。
どうしてその数字はカウントしないのですか?と何度質問しても、
それは平均値であって、渇水の時にはあてにならないのだと言い続けます。
でも、渇水の年と言われる平成19年と17年には、
「あてにできない不安定水源」から平均以上のたくさんの水を取水していますよ。
それはどうしてですか?と質問しても、
「それは、その1年の中でも渇水の日ばかりではないので云々」と続き、決して主張を変えることはありませんでした。
今朝の長崎新聞にも、「意見かみ合わず」と出ていました。
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/ishiki/2011/02/11102233.shtml
約束の1時間はあっという間に経ってしまいました。
私が数字に拘わりすぎたためにたくさんの時間を消費してしまい、
皆さんにたいへんご迷惑をかけてしまったことが悔やまれてなりません。