昨日お伝えした「第33回 3.14団結大会」の決議文は、文字が小さ過ぎました。
きっと読みづらかったと思います。
作成者から原稿を送って頂きましたので、横書きにして以下に貼り付けます。
どうぞ、じっくりお読みください。
決 議 文
今年度はいいことがいくつかあった。
一つ、「おまえの面(つら)は見とうもなか」と嫌われた朝長佐世保市長も、
動けない日々が続いている。私たちにとって、今年の正月は静かで良か正月
だった。
二つ、付け替え道路工事ストップ続く。山は動かなかった。おそらく長崎県は、
平成二十一年度の補助金を国へ返還することになろう。無駄な予算消化にな
らずよかった、よかった。
三つ、川棚、佐世保に続いて県庁所在地の長崎市でも石木ダム反対の拳
(こぶし)があがった。「石木川の清流とホタルを守る市民の会」が八月二〇日
に設立された。そして大きな成果をあげようとしている。私たちの運動を側面
から支えてくれる頼もしい仲間である。
四つ、「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」大成功。市民が少し
ずつ反対を表明しはじめた。石木ダム建設反対全国集会の盛り上がりは、
普段の活動が全国の仲間に「励ましと勇気」を与えたということだろう。
「心を籠(こ)めれば人は振り向いてくれる」ことを強く感じた一年だった。
五つ、国の有識者会議が流会した。傍聴は当然の権利だ。国交省の思い
どおりにさせてはならないと、楔(くさび)を打ち込んで、いよいよ石木ダム反対
運動も全国区だ。
思うに、今まで私たちの闘いは、県や国の動きに合わせて行動してきた。
それは、後手後手の運動であり行動であった。これでは、石木ダム推進の動
きがいつまでも止まらない。先手、先回りの知恵と行動が必要だ。
「策(さく)無き者は少兵にも負ける」歴史が伝える戒めである。
一人一人の力は小さいが、知恵と策で必ず勝てる。この一年余りの間に感じた
「本当は石木ダムはいらない」という世論の拡大に自信を持とう。石木ダムは
建設の必要がないのだ。私たちが犠牲になる必要は全くないのだ。
「人口減少社会」が到来し、佐世保市の人口も確実に激減する。
今のままでも、水は十分足りることになる。しかも借金財政にあえぐ日本、特
に長崎県はダム建設どころではないはずだ。
反対運動の輪は広がり続けている。この輪を更に強固なものにするのは、
「決してこの土地を渡さない、この地を離れない」という信念である。
全国の闘う仲間と共に住民無視の石木ダム建設計画にしぶとく抵抗していこう。
「石木ダム建設計画白紙撤回」、明るい明日に向かって
右決議する。
2012年3月11日
石木ダム建設絶対反対同盟 第33回3.14団結大会