昨日は年に一度の「川原ほたる祭り」
まずまずのホタル日和で、こんなにたくさんの人が集まってきました。
昨年は雨でさんざんでしたからね〜
午後4時頃には、長崎市から大型バスとマイクロバス2台が早々と到着。
そして、お祭り開始時間まで周辺の里山を散策。
そんな皆さんに、心尽くしの手料理を楽しんでもらいたいと、
川原の主婦たちは朝から大忙し。
川原公民館では、いくつものコンロがフル稼働。
大鍋で次々に煮物や炒め物、揚げ物、山菜おこわやお赤飯などが出来上がります。
この黒い玉はチョコボールではありません。
お餅に入れるあんこです。
私たち佐世保からの助っ人も9時前に着いて、
最初に始めたのが、このあんこを丸める作業。
簡単そうに見えて、大きさをそろえるのが結構難しいのです。
2箱分終わりかけた頃、「こんなに大きいのはダメ!」と言われ、
最初からやり直すことに・・・
こちらはヨモギ。
各家庭で蓬の葉を山のように摘んで集め、それを茹でて細かく刻んで絞ったものを持ち寄ります。
だから色や柔らかさなどばらばら。
硬く丸められたものを数人でほぐしながら、混ぜ合わせていきます。
これをお餅の生地に練り込んでいくと、風味の良い蓬餅ができあがります。
こちらは出来上がったぜんまいの煮物を混ぜているところ。
ぜんまいの煮物だけでも、何回も大鍋で煮ますから、
その都度微妙に味が変わります。
それを混ぜ合わせ均一にするのです。
プロの総菜屋ではないけれど、ホタル祭りも25回目ともなると、味はプロ並み?
いえいえ、プロの上をいきます。
1時頃、ようやく皆でお昼を食べて、つかの間の一休み。
川原の主婦たちだけでなく、それぞれの親戚や友人なども手伝いに来ているので、
自己紹介などし合って、楽しいひと時です。
そんな光景をカメラにおさめていたら、ふと、後の黒板の文字に気付きました。
ホタル祭りの準備を、前日の夜7時半から始めていたのがわかります。
それ以前に、会場のやぐらを組むための竹切りを8日にやっていたこと、
その組み立てや清掃活動を20日にやっていたことなどを知りました。
それらはきっと男たちの仕事だったのでしょうが、
女たちもこれだけの料理を作るために、
一ヶ月前から山菜採りを始め、それを天日干したり、
調味料や小麦粉、肉類など買いそろえたり、
数日前から仕込みに入ったり・・・どれほどたいへんだったことでしょう。。。
さて、私たち「石木川まもり隊」も小さなブースを構えました。
用意したのは、これまでアースデーや写真展で使った残り物がほとんどですが、
資料「石木川って知ってる?」と、歌集「こうばるのうた」だけは、新しく作りました。
テーブルに並べたもので真っ先になくなったのが、その歌集「こうばるのうた」で、嬉しかった。。
今年も熱唱してくれた「オトヒトツ」の池ちゃん。
川辺川ダムを止めた熊本のNさんも駆けつけて…
最後は、今年も「ながせん」と、「ふるさと」を歌ってライブを終了。
いよいよ、ホタルさんたちの出番です。
私も今年はしっかり見ることができました。
ふ〜わり、ふ〜わり飛ぶホタル。
「私はここよ」と光って知らせる命たち。
いや〜、よかね〜、来年は孫を連れて来たかね・・・
友人の感動の言葉が嬉しくて、心の中で呟きました。
ホタルさん、今年もありがとう・・・