8月10日、私たち「石木川まもり隊」と、「石木川の清流を守り川棚川の治水を考える町民の会」「水問題を考える市民の会」「石木川の清流とホタルを守る市民の会」の4団体は、石木ダム建設事務所に申し入れに行きました。
目的は、先日同事務所から送られてきた文書について疑問点を質し、
私たちの考えを伝え、お願いしたいことも有り…
問題の文書については、5日に詳しく紹介しています。
https://ishikigawa.jp/blog/cat13/599/
質問と回答は以下のとおりです。
Q 誰に出したのか?
A 共有地権者全員へ
Q 何の目的で出したのか?
A 一つ目に、国の対応方針が出たことを知らせるため、
二つ目に、ダムの必要性に対する理解をお願いするために
三つ目に、土地譲渡への協力をお願いするために送った
Q なぜ知事名ではなく、ダム建設事務所長名で出したのか?(これまでは知事名だったと思うが)
A 目的の三番目の担当がダム事務所の仕事であるから
Q 「地域の方々の理解が得られるよう努力することを希望する」ことが書かれてないのはなぜか?
A 当然のことなので、あえて触れなかった
Q 「ダム建設は、先祖から受け継がれた自然豊かな土地や長年住み慣れた古里を失うことなど、
心の痛みや苦しみ、悲しみが伴うものであり、このような地権者の皆様の思いがあることを肝
に銘じ、決しておろそかにしてはならないと考えております」と書かれているが、
そうであるなら当然、石木ダム建設を中止すべきではないか?
A 地元の方のそのような思いを十分考えた上でもダムは必要というのが私たちの結論である
所長さんの回答を聴いて、私たちが強く反論したのは、
1.国の方針が出たことを伝えるのが大事な目的ならば、その内容は正確に書いて伝えるべき。
これは付帯意見を全く無視しており、認められない。
2.その国の方針は、「ダムの必要性を客観的に認めた」と書かれているが、実際は客観的ではない。
県の結論をただ追認しただけ。
国がチェックしたのは手続き上のことで、中身については何も議論されていない。
3.「地域の方々の理解が得られるよう努力する」のは当たり前と言うが、どのようにしてやるのか?
ここで、いつものように誠心誠意とか、衷心よりとかの言葉しか出てこない。
具体策は思いつかないのか言えないのかわからないが…
そこで私たちが提案したのは、公開説明会。
所長さんは、「え?説明会?もう何度もやったじゃないですかー」と。
いいえ、県が国に検証結果として報告した内容の説明会です。
それについては、私たちは一度も聴いていません。
石木ダムは私たちの税金を投入して造るのですから、
その私達への説明責任があるでしょう?
私たちは必要性が理解できないと言っているのですから、
国が付帯意見で言っているように、
私たちの理解を得る努力を、貴方がたはしなければならないのではありませんか?
はじめは「説明会をするつもりはない」と言っていた所長さんも、
上に伝えると約束してくださいました。
「上」の方、どうぞよろしくお願い致します。