昨日(1月17日)、佐世保市水道局に申し入れに行きました。
何を申し入れたか?
今やろうとしている再評価のための委員会開催を中止すべきと。
なぜ?「石木川まもり隊」は再評価委員会を開催して公開の場で議論すべきと言ってたのに?
そう。真剣に公正に議論して欲しい。今もそう願っています。
でも、そのためには石木ダム事業の再評価のために設置された委員会でなくてはならない。
常設の「佐世保市上下水道事業経営検討委員会」ではダメなのです。
なぜ?
経営検討委員会にはダム事業の識者と言える人はいないし、
この方たちは佐世保市水道局の経営に関して検討してこられた方々で、
その経営方針の中に石木ダム事業はすでに盛り込まれているのだから、
石木ダム事業の存在を前提に議論なさってきたわけです。
石木ダム事業そのものを考える場合に、完全な第三者とは言えないでしょう。
その上、もっと重大な問題があるのです。
重大な問題?
そう。公正な再評価をするには公正中立な委員会が求められますが、
同委員会はとても中立とは言えません。
なぜ?
委員8名中、石木ダム建設促進の立場の人が4名もいるのです。
佐世保市には「石木ダム建設促進佐世保市民の会」という組織がありますが、
その構成団体の代表格の人物が3人と、
川棚町に「石木ダム建設促進川棚町民の会」が結成されたとき、
その設立総会でダム推進の講演を行なった人物もいて、
計4人、つまり半数の人が石木ダム推進派なのです。
これでは結果は見え見えでしょ?
水道局は、あまりにも、再評価の意義を軽んじています。
申し入れ書の全文はこちらです。
申し入れについては、水道局に事前通告していましたが、約束の時間に行くと、
水道局長も部長も会議中で、終了後も予定が詰まっているので、会えないとのこと。
私たちは今回は大事な申し入れなので直接局長に渡したいと粘り、1時間弱待ちましたが、
結局、局長にも部長にも会えず、いつなら会えるという約束もしてもらえず、
事業部副理事に読み上げて手渡しました。
その後、2〜3の要望や質問を口頭で伝えましたが、
何を言っても、「伝えます」「私には答えられません」を繰り返すばかりでした。
申し入れへの返事を、せめて委員会開催予定の前日(21日)までにはとお願いしましたが、
副理事は、それも「伝えます」としか言いませんでした。
こんな不誠実な対応は、佐世保市水道局員らしくありません。
それだけ焦っているということでしょうが・・・