今日は公開質問状に対する回答についての説明日。
しかし、すでに回答書提出期限(6日)は過ぎ、約束は破られました。
また、文書とは別に、知事の口から直接説明を聴きたいと指定した今日の夜、
「知事は行かない」との告知も受けていました。
だからこうして、私たちが県庁にやってきました、知事の説明を求めて。
地権者13世帯全員がやってきました。
弁護団もはるばる他県からやってきました。
支援者や一般市民もやってきました。
しかし、知事は会おうとせず、代わりにいつもの河川課の川内企画監が対応しました。
企画監の答えは、
①公開質問状への回答文書は現在作成中である。
②いつ渡せるかは今はわからない。17日までに、その返事をする。
③回答書は出すが、それについての説明会はおこなわない。知事は来ません。
でした。
①②についても、皆あきれましたが、
(なぜなら自分たちが作成した石木ダム計画について問われていることに対して
すぐに説明できないなんて、よほど自信がないのでしょうか?)
私たちが一番驚いたのは、③です。
企画監曰く、「知事は川原にお住いの地権者の皆さんとだけなら会う」
馬奈木弁護士「代理人とも会わないのか?弁護人制度を否定するつもりか?」
企画監「いや、まずは13世帯の地権者と会いたいということ」
馬奈木「それなら、地権者と会った次には他の県民とも会うのか、知事に聞いてきなさい」
企画監「いや、そうではなくて、まず13世帯と会って理解を得たいと…」
その理解ができないから、地権者はこうやって質問状を提出している。
その質問に知事はきちんと出て来てこたえるべきだろう。
細かい実務的な問いには河川課の担当者が答えても当然良い。
しかし、事業の責任者として、地権者や代理人や、
そして、この事業費を負担する県民に対して説明責任があるはず。
それは知事自身十分わかっているはずなのに、なぜ出てこない?
なぜ逃げる?
それとも…知事は出てきたいけど、河川官僚がブロックしているのか?
とさえ思いたくなるような状況でした。
そして時間がきたら「もう20分ですので」と立ち上がり、
勝手に話し合いを打ち切り、部屋を出ていこうとしましたが…
地権者が駆け寄り、食い下がりました。
なんで知事に話してこんとか!
あんたたちは(私たちが)納得するように説明するべきやろ!
なんで逃げるとか!
待ってくださいよ
待ってくださいはこっちだろうが。13世帯全部来とっとぞ!
知事が出てくるか来んか、一番大事な話ばしとっとやろが!
だから知事は出てきませんて
なんであんたがそれば決めっとか!
地権者の本気の怒りが企画監を押し戻しました。
そして、「ご意向があったということは伝えます」と言いましたが、
参加者から、
「知事が地権者以外の県民には会わない、説明会も開かないと言われたら、
何故なのか、その理由も合わせて私たちに回答してください」との発言があり、
それに対して「何度も言いますが、基本的に地権者の皆さんとのお話ですので…」
と企画監は答え、参加者の怒りりは爆発。
冗談じゃないよ!
誰の金を使って造るのか!
誰の金だ!
誰がダムの水を飲むのか!
官僚ってこういうものなんですね〜
企画監と知事が同じ思いなら、こんな知事は要りません。
納税者の声も聞かずに自分の思うままに税金を使おうとするなら、
県民の質問になど答えなくてもいいと説明責任を果たそうとしないなら、
そんな人が知事であったら、県民は不幸です。
集会後、県庁の玄関前で「知事、出てこーい!」「石木ダムはんたーい!」
などとシュプレヒコールしました。
中村知事、いましたか?
私たちの声が聞こえましたか?
聞こえていたら、次回は出て来て、正々堂々と地権者を含む県民に、
貴方の思いをしっかり説明してください。
私たちは貴方の「誠意」を知りたいのです。
この抗議に関する報道はこちらのほうにまとめています。
よかったらご覧ください。
https://ishikigawa.jp/blog/cat17/779/