9月19日の面談から20日ほど後、今度は知事から住民に面会を求めていました。
記事にもあるように、「ダム建設を前提とした話し合い」には住民の皆さんが応じるわけがありません。
この書簡が届いてまもなく、住民の方から怒りとともに、その書簡が写メールで送られてきました。
言葉は丁寧で長々と並んでいますが、結論は、「事業へのご協力をお願いしたい」「そのための話し合いがしたい」「次の面会が早期に実現できますよう」お願いしたい、というものです。
9月19日の2時間半、あれは何だったのでしょうか?知事の耳にも、脳裏にも、心にも、何も残っていないようですね。これでは話し合いが実現するはずがありません。
知事が本当にもう一度、いえ、何度でも会って話し合いたい、話し合う中で互いに理解し合い、合意点を見出していきたい、と思うなら、ダム計画そのものについてしっかり議論することです。住民側の疑問や意見にまず耳を傾けて、その1つ1つに丁寧に説明する、納得がいくまで説明する、そこが何より求められていることです。
その積み重ねへの努力を怠ったツケが今の事態を招いているということに、早く気づいてほしいものです。