推進派県議でつくる「石木ダム建設推進議員協議会」が10月30日、推進派佐世保市議や推進派川棚町議らと初の意見交換会を開いたそうな。
たぶん、1週間前の強制収用を許さない議員連盟の申し入れに慌てて、県側から、反対派議員の動きばかりが目立っている、賛成派議員もアピールしてもらわねば困る!などというお達しが来たのではないかな?(勝手な想像ですが)
田中会長の「県市町議会で連携し、知事に対して責任を持って推進を訴えていく」という言葉が、そんなことを思わせます。
そして、行政代執行について「(判断を)先延ばしにはできない」との考えを示したそうですが、判断をするのは知事ですよね?ということは、知事へ、早く決断してくださいと言いたいのかな?
何のために?
佐世保市議会の長野議員は、「企業誘致には水源確保が不可欠で、県北地域の浮揚のためにも是非お願いしたい」と語ったそうです。
佐世保市への企業誘致のために川棚町民を行政代執行で追い出す、というなんてこと、佐世保市民は望んでいませんよ!勝手にお願いしないでください。
川棚町議会の田口議員は、「川棚町民の安全のために必要なダムと認識してほしい」とおっしゃったそうですが、その必要性の根拠について、ご本人は認識されているのでしょうか?
以前、川棚での石木ダム学習会で数回お目にかかったことがありますが、参加者から「石木ダムは本当に川棚川の治水にとって必要なのか?具体的に説明してほしい」と問われたら、「県の河川課が必要だと言っているから必要なんだ。川棚川のことを一番知っているのは県の河川課だ。河川課に任せておけばいい」という趣旨の発言をなさっていました。
こういう方々が集まって、「機運醸成」を計り、行政代執行?なんてされては、たまったものじゃありません。長崎県政にとって取り返しのつかない傷と汚点を残します。
そんなことを県民が許すはずはありません!