これは、8月25日、西日本新聞の記事です。
私たちが行った街頭市民アンケートの結果についての報道です。
アンケートを行ったのは5日で、すぐに集計し、結果はまとめていたのですが、
あらためてマスコミへのお知らせなどはしていませんでした。
96人ほどのデータでは、あまり信ぴょう性がないと無視されるだろうと思っていたからです。
しかし、21日の市役所前チラシ配布活動の後、そのチラシを記者クラブへも配布しました。
その際、チラシの中に書いていたアンケートについての資料として添付していたのですが、
それをしっかり見てくださった記者さんがいたというわけです。
そして、その数日後の30日には、読売新聞が伝えてくれました。
こちらは、記事を見た方が、わざわざワードに転記して送ってくれましたので、それを貼り付けます。
2012年8月30日 読売新聞 佐世保版
石木ダム建設 6割「必要ない」
佐世保で市民団体アンケート
県や佐世保市が計画している石木ダム(川棚町)の建設を巡り、反対派地権者を支援する市民団体「石木川まもり隊」(松本美智恵代表)は、佐世保市民を対象に行ったアンケートの調査結果をまとめた。ダム建設については6割近くが「必要ない」と答えた。今後も調査を続けて民意を集約し、計画見直しを求める考えだ。
調査は5日、同市中心部の四ヶ町商店街で実施。まもり隊のメンバーらが通行人に協力を求め、96人から回答を得た。
ダム建設の是非を問う質問では、「必要ない」が57.3%(55人)を占め、「必要」は27.1%(26人)、「わからない」は15.6%(15人)だった。
地権者の土地を強制収用してでも建設すべきとの意見は11人で、全体の11.5%だった。
建設理由の柱に挙げられている佐世保市の渇水問題に関しては、「水不足だと思わない」が59.4%(57人)で、「思う」の33.3%(32人)を大きく上回った。水不足の解消策として、雨水利用や漏水対策、節水などを挙げる声が多かった。
松本代表は「どうしてもダムがほしいという市民は少ないと思う。今後も調査で市民の意向を把握して、活動の参考にしたい」と話している。
マスコミの皆さんも、きっと市民の本音に関心があるのでしょう。
佐世保市民は本当にダムを必要としているのか?
本気でそれを望んでいるのか?
私たちもそうでした。
でも、行政側の凄まじい宣伝力(新聞、テレビ、広報紙、バスの車体広告、推進パレード等)に気圧されて
洗脳されている市民も多いはず、必要の声が不必要を上回っていたらヤバイ・・・
そんな弱気が働いて、なかなか実施できずにいました。
でも、思い切ってやってみて良かった。
お上の宣伝に惑わされず、現実をしっかり見ている市民は意外に多かった…
それがわかって嬉しかったし、正直なところ少し驚いてもいます。
記者さんたちもきっと同じように驚かれたのでしょう。
だから、興味を持って取り上げてくださったのでしょう。
またいつか、時期を見てやりたいと思います。
佐世保市民の皆さん、今度はあなたに尋ねるかもしれませんよ。
その時は、ホントの気持ちを教えてくださいね。