今日の長崎新聞には、石木ダム建設のための土地収用の裁決申請をするかどうか、
県と佐世保市と川棚町が話し合って26日に判断をすると書かれています。
その結果の見通しについては何も書かれていません。
が、朝日新聞の記事は違います。
ここには、
「県は強制収用の裁決を申請する方針を固めた」とはっきり書かれています。
知事は月内にも佐世保市長、川棚町長と面会し、「申請の方針を伝える」そして、
「両首長の了解が得られれば、申請する考えを明らかにする」と書かれています。
知事が申請したいと言えば、市長や町長が反対する可能性は全くありません。
佐世保市長は知事以上に石木ダム推進と思われますし、
川棚町長も説明会では「推進の立場である」と明言してます。
これまでずっと「話し合いでの解決を目指す」と言い続け、
実際には知事も市長も地権者や私たちを避け続け、
たった1回だけ7月に面談が叶いましたが、
それも帳面消しにすぎないと新聞にも書かれていました。
そうやって、話し合いらしい話し合いはせずに、タイムリミットが近づいたからと、
いとも簡単に強制収用への扉をまた一つ開けるのでしょう。
この1年間、知事がやってきたことは、
地権者の理解を得る努力ではなく、
何もせず、ただひたすら時が経つことを辛抱強く待っていただけ。。
2010年1月、選挙前のアンケートに、
「強制収用はしない」と答えたあの時の思いは、もうすっかり忘れてしまったのでしょうか?
まだあと2週間あります。
もう一度、初めて知事に立候補した時の初心を思い起こして、ようく考えてほしい。
住民にとって、県民にとって、知事にとって、強制収用がどんな意味を持つのか。
末代幼稚に到るまで、悪者として語り継がれます
仏教使として、お答えします。
長崎県知事は、歴史から学ばなければ、偉い人には成れません。
その根拠は、弱い立場の人たちを助けなければ、いけません。
つまり、今から400年前に起こった、忠臣蔵の吉良上野介をご存じだと思います。
悪者として、今でも語り継がれているのは、知っていると思います。
人の執念は、怖いこと、と言うことです。
事実、関ヶ原の戦いで、大谷刑部が小早川秀秋に裏切られ、戦死しました。
その怨みにより、小早川秀秋は、頭が狂い、半年後、自害しました。
つまり、人を裏切れば、自分に戻る、と言うことです。
法華経の経文の観世音菩薩品第25に、書かれています。
よって、長崎県知事、佐世保市長、川棚町長、佐世保市水道局長、及び石木ダム建設推進派等は、末代幼稚まで、色々と、語られることになります。
慈しみのこころで、支えることです。
長崎県庁の職員等は、良く理解していることと思います。
だから、判断出来なかった、と言うことです。
怨みを買うからです。怖いことになるからです。
みなさん、解ったでしょう。