長崎新聞は今日の『論説』で、知事に政治決断を求めている。
行政代執行か、事業断念か。
何故なら、「解決の道筋が見えないまま、県と住民が対峙し続ける現状は不幸でしかない」「現状は過去の県政の積み重ねの結果」だから。
それは多くの県民が同意するところだと思う。
しかし、知事に丸投げであっては無責任だ。私たち県民の無関心が、歴代の知事たちの決断を先送りさせてきたことも反省すべきだ。
「問題の本質から目をそらしている」
問題の本質とは何か?やはり、今、そしてこれから、この石木ダムが本当に必要なのかという見極めだろう。
「長年にわたり事業継続の理屈を重ねれば重ねるほど、その信憑性は揺らぐ一方だ」
半世紀経っても、ダム堤はまだ1mmもできていない。その現実が事業の意義の乏しさを証明しているのではないだろうか。
いずれにしても、今回の石木ダム再評価は、ますます重要となってきた。科学的で公正な審議を行なって、知事の判断を助けることができるかどうか、注目したい。