いつものように、ほたる祭りの日は、川原公民館全体が調理場と化します。
こうばる住民13世帯だけでなく、住民の友人や支援者も手伝います。
県外で暮らす子や孫もやってきます。
Uちゃんも毎年大活躍。
子どもとは思えないテキパキとした仕事ぶり。
う〜ん。まさに「こうばる」ウーマンパワーのDNAを受け継いでるな〜と感心するばかり。
一人黙々と山菜おこわを混ぜているのはサカエさん。
年々こうばるのおばあちゃんたちのお手伝いが少なくなり、今年はついに一人です。
私が初めて手伝わせて頂くようになった7年前は5〜6人の方がいらっしゃいました。
お餅の丸め方、あんこの包み方など教えて頂きましたが、私は少しも上達せず…。
ただただおばあちゃんたちの手早くきれいな出来栄えに見とれるばかりでした。
私は今年もアンコを丸めましたが、こうばるでは、この餡も手作りです。
前日に各家庭で作ってきたものを持ち寄ります。
13世帯それぞれの色、味、固さが違います。
軟らかいものもあれば、硬めのものも。
それらを混ぜ合わせて、ちょうど良い硬さにして丸めます。
(こうばるの団結の秘訣はこれかな?)な〜んて思いながら、こねこねしてました。
夕方には雨も止み!祭り会場は例年通りたくさんのお客様!
田植え前の水を張った田んぼにも、祭会場の灯が映っています。
(川棚町出身東京在住のMSさん撮影)
テントの中では食べたり飲んだり、
金魚すくいや、ホタル籠作り、そして、こんなコーナーも。
(同じくMSさん撮影)
また、おやじバンドや和太鼓の演奏、シンガーソングライターのお坊さんの素敵な歌など、
楽しいライブも聴けました。
そして、一番会場が盛り上がったのが、うたごえ。
長崎市からやってきた「うたごえ」のオジサンやオバサンと一緒に歌っている地元の子どもたち。
♪ こーこーはこーおばるー ほーたるのさとー ♪
の「こー」と歌っているところ。
大人顔負けの大きな声で、とても上手に歌ってました。
ここはこうばる 蛍の里
自然を守る 人が住む
この歌に込められた意味など知る由もなく、
でも、一生懸命に歌う姿が、私たちの胸を打ちます。
この子たちのためにも、こうばるを守らなければ…
という気持ちが新たに湧いてきます。
こうばるの人々のおかげで、石木川の清流は守られています。
清流のおかげで、こうばるのゲンジボタルは今年も元気に光っています。
生命を謳歌するように、今年もたくさん舞っています。
東京の高尾山からやってきた友人たちがいいました。
光が大きいねー、高尾山もゲンジボタルだけど、こんなに大きくないよ。
こうばるのホタルは栄養がいいのかな〜?
かもしれない!その栄養はきっとビタミン愛だよ、石木川を愛する人たちの。
また昨夜は、演劇「濁る水」を作り演じてくださったステレオアートの皆さんも来てくださいました。
予期してなかったので、とても嬉しかったです。
友人たちとホタルを見ていたら、劇のラストシーンのように、ホタルが同期していました。
1つ1つの光は小さいけれど、一斉に光ると、とても明るい。
私たちの声も同期すれば、きっと大きく響くでしょう。
せーの!
石木ダムは要りませ〜ん!